天津甘栗

ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫るの天津甘栗のレビュー・感想・評価

1.9
監督自ら撮影したインタビューをぶつ切りにして繋げているのだが、その編集がちぐはぐで下手くそ。時折り関連性のない話題が繋がれるため、話手の主旨がぼやける。
また、文字や映像を挿入する演出もまるでパワーポイントの切り貼りのようで稚拙。
予算に大きな差があるのだろうけど、マイケルムーアってやっぱり見せ方が上手いんだなぁと感じた。

国際捕鯨委員会日本代表の方が一神教と多神教の話をしていたが、ここで言われている欧米社会との価値観の相違とせめぎ合いは『沈黙』を連想させた。
互いの主張は決して交わることがないし、異なる価値観(文化)を持つ相手に対して、自らの価値観(文化)を押し付けることは傲慢。
強引な価値観の押し付けは、侵略や支配にもなり得る。
天津甘栗

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