宮廷一の美貌と謳われ、憧れの存在とされてきたエリザベートは1878年に40歳を迎える
美しさを保つために我慢してきたこと
当たり前のようにこなしてきたことが今ではなんだか違和感
年齢を重ねてから見>>続きを読む
チャンチェンを通して見えるフェティシズム
はじめて触れ合った手の感触が忘れられない
それ以来、彼女を思うあまり
他の男のために着飾る服を縫い続ける
丹精込めて。
採寸する時の手
電話を握る手
ア>>続きを読む
夫への愛は薄れて、冷え切った日々
足りない部分を別の相手に求めるあまり不倫関係になってしまうのはよくある話
ようやく夫と向き合えるようになったのに
話をすればするほど関係の修復どころか
もういなく>>続きを読む
壊すことしかできなかったラルフの作っただめだめ車を宝物のように褒めてくれるヴァネロペが良い
自分がだめなもの。と決めつけたものを
良いもの。だと捉えてくれる人の存在って無敵だから
悪役なのは変わら>>続きを読む
やまゆり園の実際の事件を元にした小説を石井監督が映画化
鑑賞後はなにを言っても言葉が軽くなってしまいそうでむずかしいなと感じていました
同時期に公開された「愛にイナズマ」とはまったく真逆の雰囲気に驚>>続きを読む
夢だった映画監督デビューが目の前に。
こういう感情を表現したいだとか
差し色に赤を入れたいだとか
花子は自分の感性をそのまま伝える
だけど若いから、女だからと
年上の助監督には言いたい放題言われて>>続きを読む
テアトル梅田の閉館はまだ記憶に新しくて、こんなに愛されている劇場がなくなっちゃうなんて…と衝撃だった
結局行けなかった岩波ホールとユジク
ぎりぎりで駆け込んだギンレイホール
コロナ禍で映画館の閉館が>>続きを読む
水道局で長年働いてきたけれど突然解雇されることになったアンリ
友達もいない、恋人もいない
そのうえ仕事も…
となれば生きていることに意味も見出せず自殺を図ろうとする
まったくうまくいかない自殺シーン>>続きを読む
熱帯魚、1秒先の彼女を作った人だとわかる感じ…ポップで似てる。
レンタル取り寄せチャレンジをしながらやっと借りれた喜び
透明人間に攫われたのか、
あの夜一瞬寝てしまった間に消えた君に再び会えるなん>>続きを読む
生きづらい世の中で恋愛感情もないふたりが擬態して生活していくことって
当たり前とされている社会のレールに表面上だけでも乗れたような気がして少しは生きること、つらくなくなるのかも
同じ悩みを共有でき>>続きを読む
順風満帆、うまくいってそうに見えて実はそんなこともなかったり。
取材にいくのに下調べもせずぶっつけ本番!
やる気のない記者の光太郎がウイスキー作りに奮闘する人たちとの出会いによって心が揺さぶられて>>続きを読む
東京国際映画祭にて
マフィアの一員であるアータイ
追っ手から逃れるために辿り着いたのは美容院だった
そこで出会ったのはオン眉にインナーカラーが印象的なビビアンソンちゃん演じるアーフェン
まだ見習>>続きを読む
天才だともてはやされていたけれどもう過去の話になっている
順風満帆で幸せな日々を過ごしているように見えて
人と馴染めず、近所の人たちとも仲良くできない
気づいたら適応障害、と言われるし。
少しの掛>>続きを読む
「朝鮮人なら殺してもいいのか?」の叫びがすべて
集団心理だと言ってしまえばそうかもしれないけれど
夫が帰ってこないことや
震災後だということも相まって
個人の背景が大いに影響していると思う
結果は>>続きを読む
東京国際映画祭にて
プロポーズを受けた翌日、川辺市子は消えた
恋人の長谷川をはじめとする彼女をとりまく人たちの目線で市子という人物を知っていく
好きな食べものって何?という会話で「お味噌汁>>続きを読む
東京国際映画祭にて
すれ違ったり近づいたりするふたりの心は
ゆっくり進むゴンドラみたい
セリフは一切ないので注意深く観察しながら
ゴンドラが行ったり来たりする時
次は何が起きるんだろう?とわくわく>>続きを読む
丸の内映画祭にて
盲目の義母の
「かわりに世界を見てきてほしい」
という願いを叶えるため
はじめはひとりだったけれど、いつしかふたりで。
世界の音、を作っていく過程は素敵だった
はじめから惹かれて>>続きを読む
生きづらい世の中で、だいぶズレている自分にも
少しだけ元気をもらえた気がする
結局、おかえりとただいまを言える場所があればそれでいいのです
そしてそれはこいびとでも、ともだちでも、なんだっていい。>>続きを読む
転落死を遂げた新垣と彼をとりまく少年少女たち
話よりも雰囲気重視なところはありながらも
楽しそうな瞬間なんてほとんどなくてひりひりした
仲がよかったはずなのに、どうしていなくなってからじゃないと思>>続きを読む
はじめとおわりでは心情も変わっていくので自然と笑顔が溢れる。
トラヴィスとハンターの心の距離が縮まっていき、大事なシーンのふたりの服の色が赤なのはやっぱり血の色、家族のつながりを表しているのかなと>>続きを読む
東京国際映画祭にて。
どうにもダンガルと近しいものを感じたので
インド初、唯一の女性力士へタルさんの実話に基づいた話
柔道に打ち込んではいるが体重は増える一方
容姿をばかにされ、自分が引き立て役>>続きを読む
折りたたんでは広げる そんな繰り返し
ぼろぼろになったポスターみたいに
ところどころ途切れては繋がって、
ひとつの話になっているような作品だった
父とのトルコ旅行は楽しかったのだろうと思う
ところ>>続きを読む
体長2.5センチのマルセルはいつも明るくて元気
暇さえあればずっとしゃべっている
自分の体調にも気づかず、いつも通りしゃべり続けるから
車酔いして吐いちゃうところなんてかわいかった
便利だけど>>続きを読む
酒屋を継いだ兄はおとなしくて真面目で
東京で暮らす弟はいまどきっぽい
正反対なふたりなのに
ふと、釣りに行こうと提案されればなんでまたと笑いながらも一緒に行く
歳を重ねても変わらない部分はあって>>続きを読む
適度にゆるいけれど差し込まれるグロさに目を覆った
森の中から聞こえる不気味な唸り声
それは上から降ってきたコカインを食べて狂暴化したクマ、つまりはコカインベアだった
逃げる子供達、子供を探す>>続きを読む
μ'sはここで終わるって選択をしたことがすごすぎて当時のファンの心情を考えると気が気ではない。
三次の女の子アイドルって誰かが抜けたら新メンバー加入させたり、センターを変えたりして形を変えていくイ>>続きを読む
長年競争関係にあった恋人が脚光を浴び始めた途端、激しい嫉妬心が生まれる
はじめはまあ、分からなくもないか。と思いながらも
とにかく注目されたい一心でどんどんエスカレートしていく主人公シグネの行動には>>続きを読む
上映権が切れる影響で配信も見れなくなると去年の今頃焦って見た記憶
再鑑賞でついに劇場で見れてうれしい。
きっとはじめて見た時はレスリーチャンの危機迫った演技ばかりに目が入ってしまったけれど、はじま>>続きを読む
人を分かるってどういうこと?
という問いかけがけっこう沁みた
突然の夫の失踪によって知らなかった一面が見えてくる
自分の可能な範囲でならば、
人を「知る」ことはわりと簡単。
だけど人を「分かる」と>>続きを読む
途中から話を追うのはやめてただこの世界観に浸ってみた
"助け合って幸せに"をモットーにしている教団から逃げ出したマリアだけど
刷り込まれた教え、から抜けきれず、結局自分がされたことを無意識に強要し>>続きを読む
オオカミの家と同時上映
完全なじゃなくとも柱で代用したりするのでおままごとにしか思えず、いいように利用されるからだの一部。不憫。
途切れ途切れの劇伴が気持ち悪さを倍増させているけれどこのテイストき>>続きを読む
幼馴染のレオとレミ
一緒に駆け回ったり、寝そべったり
小さい頃からずっと一緒だったふたりは兄弟みたいな関係
ずっとそれが当たり前だったから
中学に入りいつも通りのスキンシップを見たクラスメイトか>>続きを読む
3つの時代の物語からなるこの映画は
極力無駄な線をなくした最低限の線に鮮やかな色遣い
次は何が見れるんだろうって絵本のページをめくるみたいにわくわくした
抑圧されてきたこと、それでもなんとか状況を>>続きを読む
目に見える全てのものには知らない一面がある
不倫、浮気に対してナチュラルな時代
悪びれることもない軽いテンポに
恋と仕事と友情が入り乱れて
怒りの感情が溢れていく
ほんとうは正直でありたい。
…>>続きを読む
わたしなんて蚊帳の外で
第三者にもなれないような感じ。
けれどなぜか人ごとではないような
そんな気にさせられるこの映画は、ふたりの食事中に窓の外から眺めている女の子の立ち位置が自分かのように思えた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
現実と虚構が交錯する話がテーマなだけに
自分も未麻ちゃん同様、夢なのか現実なのか分からないままをいったりきたり。
この時代はまだ少し、アイドルというものがどこか遠い存在で崇められていた印象。
で>>続きを読む