みどりさんの映画レビュー・感想・評価

みどり

みどり

銀魂オンシアター2D 一国傾城篇(2024年製作の映画)

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この手法で何回でも何十回でも映画としてやってくれそうでうれしくなってしまうし、一生終わらない気さえする

できない約束はするな。ということで、ぜったいに約束を守るみんながすき。

連れて行かれました
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WALK UP(2022年製作の映画)

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監督なら家賃半額、ただでもいいですよ
なんて気前のいいことを言っていたのに
あの日会わせたふたりがまさかそういう関係になるなんて思わなかっただろうし
大家のヘオクはジョンスに好意を寄せているとはいえ
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ルックバック(2024年製作の映画)

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大勢に褒められたいわけじゃなくて、自分が求めているたった1人から欲しい言葉をもらえることが何よりもうれしいよね〜って

むちゃくちゃ絵がうまくてリスペクトどころか嫉妬しまくっていた相手と創作していた
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

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英語でごめんなさいはなんて言うの?



ともだちなんていらないし、私を理解してくれる永遠の親友はトミーだけ。
それでいいじゃないかと満喫していたら
彼の恋人、スティーヴの出現によってエッラの日々は
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ムーンライト(2016年製作の映画)

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リトル、シャロン、ブラックと3部に分けて語られる。見終わるとこのポスターはそんな3つの年代をつぎはぎして作られたものなんだと分かる。

邪魔者扱いしたり、暴言を吐いたりするのにたまに顔を出す血のつな
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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先住民であるオセージ族と彼らを下に見ていた白人たち。そして人種差別が色濃かった時に発見された油層
お金が絡んでくると人はどんどん見境がなくなっていくというのが分かりやすくてこわい

自分の意思すら怪
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.0


ライブがはじまる前のどきどき感は影が見えた瞬間から。
一曲披露するごとにひとりずつメンバーが増えていく演出、とてもわくわくしたので
これは自分の好きな人たちにやられたらたまらないだろうな〜と思った
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.0


ゼンデイヤ演じるタシを巡っての三角関係なのかなと思いきや結局違っていたけれど
取り合いにもなりそうなシーンでふたりを見つめるタシの構図がラストを物語っていました。
ふたりしか分からない合図をあの場面
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ハッシュ!(2001年製作の映画)

4.5


小さい頃に一回でもいいから誰かにしぬほど抱きしめられていたら…こんなふうになってなかったと思うんだよね

家具の間にはさまって自分の存在意義を確かめるみたいに少し安心してやり過ごしてきた朝子のことを
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ミッシング(2024年製作の映画)

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娘が失踪した事実をメディアに取り上げられたことにより
事件当時にライブに行っていたことから母親は育児放棄だと言われ、最後に一緒にいたという弟は疑いの目を向けられる
日々のさまざまな報道によって時間が
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からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


高木さんにとって西片をからかうことは好き以上の表現でふたりをつなぐものなのだと分かり、愛とか恋とかに収められる関係ではなさすぎて頭を抱えた
からかうイメージがついてしまったら真剣に告白しても伝わらな
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.0


キューバからフロリダにかけて泳いで横断するという偉業を成し遂げたダイアナナイアド
20代で達成できなかったこと、長年のブランクを経て60代でやってのけたこと
突発的な衝動とぜったいにやり遂げるんだと
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.9


花ちゃんの迎えにいつも間に合わない
そして悪びれる様子もない
ずっと違和感を感じていたけれど巧の思考が自然側に寄りすぎて人間ではないなにか、のような存在になっている気がした

均衡を保つためには…自
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劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来(2010年製作の映画)

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勇気があれば未来だって変えられる!

友達と見てたけど久しぶりに見てもちゃんとおもしろい〜

途中までは忙しい人のための総集編っぽい作りなのでますますアニメが見たくなってしまうのでした。
デススピア
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

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ミニシアターというものがなかった時代に名古屋に立ち上げた若松さん
ピンク映画で盛り上がってきたものの、それでいいのかと疑問を持ち、舵を切ろうとした木全さん
そして監督の元で自らも監督へと進んでいく井
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異人たち(2023年製作の映画)

4.5


ゲイよりクィアのほうがいい も
クィアだから孤独なんじゃなくて孤独は元々あるもの、なんて言葉がもうずっと心に残っている


ロンドンのタワーマンションに住んでいるアダムが出会ったのは不思議な魅力を持
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

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ありのままの自分を見てくれる、見つけてくれる人との出会いでもあり、友達との関係の話でもある
何よりもわたしは自分がプリンセスであり、選んでもらいたいんだと願うシャーロットの存在がすきだった
よくある
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0


元AWA世界ベビー級王者の父に育てられた兄弟たちはプロレスの世界へと足を踏み出す

兄弟の絆が大事だとしつこいくらいに父は言う
だけど兄弟に何かあったとき、どうしたらいいと思う?
いつも投げかけては
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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

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尺の関係でどうしてもダイジェストになるし凪くん目線で描いているので本編をなぞる復習感はある
正直映画にする必要はないと思うけれど、本編ではできないだろうことを考えると映画なのかなというもやもや。
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

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なるべく目立たないようにして生きてきたラッセルと自分を主張して生きてきたグレン
ふたりが出会って、離れるまでの濃密な2日間


生き方が対照的だから惹かれるけれど、徐々に見えてくる価値観の違いからぶ
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

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人のあとをつけたがる男と
人の家に忍び込んで私生活を覗きたい男
お互い異常行動を繰り返すからこそ目についてしまう
追ってしまう、覗いてしまうのかと思いきや…

さすが本物の泥棒は一枚も二枚も上手
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.0


楽しいバカンスのはずが自体は思わぬ方向へ


テルマの軽はずみな行動から起きてしまったといっても過言ではないのに彼女の自由さは計り知れない
めげずに新しい出会いにうきうきしたり、怖いものなんてない。
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

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前だけ見て、今やれることを、必死に
最低限の服と裸足でなんとか乗り切る姿勢が愛おしくてしょうがない。

ルカに広い世界を教えたのはアルベルトなのに
なにもかもふたり、ではなくて
もっとその先を想像し
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5


お互いに思い合っているのに言葉にするのは気恥ずかしくて、もう会えなくなるなんて思っていなかったあの日
分かれ道はとてつもなく長くて気づけば12年

ふと、どうしているだろうかとfacebookで検索
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7


女性関係は派手、でも研究は一筋
実験が苦手で理論を詰めることが好きなひとりの男性が原爆の父と呼ばれるようになるまでの話

ひとり、またひとりと彼の話を聞きたいと集い、大勢の科学者たちの努力が身を結ん
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波紋(2023年製作の映画)

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耐え続けてきた人がついに耐えきれず、なにかにのめり込む
この映画では宗教だったけれど、他にもなんでも。まわりが見えなくなるくらいののめり込みには注意。これは自分にも特大ブーメラン
宗教に救われてきた
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

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声を出してもどうにもならないから
ある日ふと話すことを諦めて
エイダの気持ちはすべてピアノにのせる

父から決められた相手との結婚とはいえ
夫はピアノを海岸に置き去りにしたり、知らぬ間に土地と交換し
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5


雪山で男が転落死した
第一発見者は視覚障がいのある息子
そして疑いの目は妻へと。

まわりが理解した気になっている部分ってほんの一部。
裁判で録音されていた音声が再生されてからはじめてこの夫婦の輪郭
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

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序盤、いくら親といえどされたくないことのオンパレードすぎたのであんなことされたら心閉ざしてしまいそう

過干渉で毒親気質だけど、母にも代々受け継がれてきた家の伝統があって、と思うとやっぱり血は争えな
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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ある日突然親友から絶交だと言われたら…

いつかもう少し歳を重ねたら
一緒にいることすら時間の無駄に思えてしまうのかな
価値観も感情も変わっていく中で変わらないものってあるのかな、なんて考えながら
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劇場版アイカツ!(2014年製作の映画)

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トップアイドルは譲るわけじゃない。あなたに奪われたいの。って( i _ i )

こだまさおり神を花音さんとして登場させる采配に頭が上がらないし、輝きのエチュードにはこんなエピソードが!とよりすきな
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ベイマックス(2014年製作の映画)

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お兄ちゃんが残したロボットに自分の意志も反映させて生まれ変わってからはよりすてきな存在に。

さみしさだったりお別れだったり
どうやっても勝てなくて
いつもいつもぶつかってばかりなのでとなりにベイマ
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神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

3.5


秘密クラブの掟はたくさんある
まずは、靴下は履かないこと。

親と学校が世界のすべてだった頃は自分の気持ちなんて声に出さないほうが身のためだと思っていたことやへんに背伸びをしていたことを思い出し、心
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エル・スール(1982年製作の映画)

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エルスールはスペインの南の意味

家族だからとはいえ近いようで遠くて結局のところ他人で
見えている部分も一部で
その人の知らない部分ってたくさんあるなあと思った

あの時見つけてくれなかったこと
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5


まずは食べなきゃ。それから怒って。

2001年ワールドカップ予選
史上最悪とも言われた0-31の大敗
それ以来1ゴールもできていない米領サモアの元へやってきたのは破天荒な性格のトーマスだった

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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.5


定期的に行われている街の上映会で映画を見て笑ったり目を逸らしたりする様子を眺めながら
あれはどうなったの?なんで?とすべてのことに疑問をもっている純粋な子供の視線がまっすぐでいて時に哀しい

足で踏
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