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好みな系統の作品。
個人的に、アリ・アスター監督の映画は、そこまでのグロテスク要素がなくとも十分なサイコ感を演出できると期待していたけど、まさしくそのような作品だった。
映画はおそらく、極めて意識が>>続きを読む
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コモンセンスを会得できなかったベラが、
既存社会でどうにか生きようとする。
ただ、こういったテーマの中でも本作がすこし異色を放っているのは、ベラ自身が、適応できないことに対して強く苦悩していないこと>>続きを読む
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ゴジラシリーズの中でも、「命」の捉え方に極めてクローズアップされた作品。特攻隊という立場の主人公の、命に関して揺れ動く心が、うまく表現されていた。
『シンゴジラ』と比べると、哲学的なベースは系譜しつ>>続きを読む
前作に負けじ劣らずの、ネタの宝庫...!
ノンフィクション...としながらも、妙に核心をつく芸風はそのまま。関東、近畿地方にゆかりがある人ほど楽しめそう。
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内容はわりとスタンダードなホラー。邦題からして、少し思想が強く難解な分野に足を踏み入れたのかと思ったけれど、あんまりそういう要素はないかも。
同じ死霊館のシリーズと比べると、『死霊館のシスター』など>>続きを読む
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ゴシックな雰囲気がとても魅力的。演技や演出がオーバー過ぎないのも良い!
ホラーとしてみると、恐怖演出は控えめなのだけど、設定や人間関係の、異様でドロドロした感じが徐々に寒気を誘うようで、楽しめた。>>続きを読む
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『宗教に疎いお前には分からないぞ』と、先に警告してくれているかのようなジャケット。実際、分かったようで理解できなかったと思う。
全体はとても綿密で丁寧で、無駄なシーンが少ない。セリフが、特徴的と言え>>続きを読む
はじめてのインド映画。「ああ、やっぱインド映画って踊るんだ!」と実感させてくれた。とても王道的な展開は多いものの、あまりにパワフルで全力でやりきってくれるため、何のためらいもなく感情移入できてしまう。>>続きを読む
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人工知能が暴走する作品は、そこまで珍しいわけではないけど、今作は、母性に焦点が当たっている点が特徴的。
今作の人工知能は、他の作品のものと較べると本能的で、母性本能から、まるで人の理性の進化の歴史を急>>続きを読む
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ノリやテンション感、ところどころでユーモラスな雰囲気など、そこを見るとわりと定番的な邦画。
と思いきや、そのテンションで視聴を続けると、ジワジワとテーマが見えなくなり置いていかれる。
意外にもこの作>>続きを読む
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コミック版と比べると、すこし意外なほど変更が加えられてて驚いた。個人的には、画業や画家といったところへの焦点が強い今作は、露伴の世界観をより根底に強く当てていて、良いアレンジだと思う。モリス・ルグラン>>続きを読む
『ミッドサマー』と同じ監督と聞いて、納得の気味の悪さ。『死霊館』シリーズが、その場その場のパリッとした瞬間的な怖さだとすれば、こちらは、後々まで尾をひくじんわりとした怖さといった感じ。
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作中の女性たちは各々、一見差別とは無関係に思えるフラストレーションを抱えていて、それらを差別意識に投影していた。この作品は人種差別がテーマかと思いきや、もっと根源的で、「解決できない問題に対し、共通の>>続きを読む
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観ていて、純粋に面白かった。懐かしの音楽をふんだんに使ったり、ファンサービスに富んだファン向けの作品。
ストーリーは、王道アクション映画といった感じ。登場キャラクターは「いつもの奴ら」なので、ハラハ>>続きを読む
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『シン・ウルトラマン』もそうだけど、庵野監督の、特撮独特の(異様さも感じられるような)挙動を美学に落とし込んでしまえるカットは、今までありそうでなかった斬新なセンスを感じる。
ストーリーは、私個人が妄>>続きを読む