麦茶さんの映画レビュー・感想・評価

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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

東京の荒川区、下町の街並みや河川敷の、ザラザラしたフィルムみたいな映像が良かった。セリフがないのに、ケイコのささいな表情だけですべてが表現されていた。

静かで淡々とした映画だけど、ひたむきにケイコは
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

坂本龍一追悼ということで鑑賞。

戦時下の極限の状態で悪く出てしまった日本人の精神性について、自己批判を込めて考え込んでしまった。

無責任で集団に判断を委ねるところ、その上すぐ死んで詫びようとすると
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

伝統として男女共に染みついた男尊女卑、空気のように当たり前のこととして悪気もなく疑問にすら思わなかった一世代前の価値観から考えると、こういった作品が作り出されて一定の支持を得ていることは、少しは時代が>>続きを読む

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.7

「これまで何もできなかった」と言うワンダが、たまたま一緒に逃避行をしているロクでもない男に唯一初めて「よくできた」と褒められることの救い。ワンダは、まるで少女か子供のように無垢だ。
また、たまたま声を
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

テーマは、シスターフッド。
これに尽きる。 

独善的な異性愛の話にはもう食傷気味だから、こういうのを待ってた。
「女の敵は女だよな、怖〜」という確証のない妄言を広めて絆を確かめ合うアホな男たちの虚飾
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人は器用ではないから間違えるし喪失するけれど、受け入れて生きていくというよくあるといえばそういう主題。

映像で魅せるという作品ではなく、会話の台詞中心にストーリーが進み、原作は小説っぽいなと思ったら
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

名作と言われながらずっと見逃しており、やっと鑑賞できた。

ハッピーエンドで、きれいな海でレッドと再会できたラストは心が救われた。

途中で無実のトミーを殺すショッキングなシーンを入れるところ、映画を
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キャロル(2015年製作の映画)

2.5

キャロルというタイトルから、クリスマスの日に鑑賞。

50年代アメリカの雰囲気を感じられる、フィルムカメラのようなレトロでおしゃれな映像。

雨に濡れてソフトフォーカスになったり、おしゃれなMVのよう
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライムで鑑賞。

是枝作品常連のキャストが揃って、全員安定した演技力。
キャッチーなわかりやすいストーリーで、登場人物たちの機敏な心の動きと考えの変化がよく伝わってきた。

是枝氏は、子
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フラガール(2006年製作の映画)

3.8

Amazonプライムで鑑賞。
蒼井優がとにかく美しい。
人間模様がコテコテだけど、泥くさくて泣ける。
しずちゃんの演技に涙しました。

東北出身でもなんでもないけど、お里訛りってすごく懐かしい気がする
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.4

数年前にDVDで見た、大好きな作品。
ポップで可愛い物語。
キャストが全員キャラ立っててチャーミング。
でも切なくて、いとおしくてホロリとします。

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

Amazonプライムで鑑賞。
是枝作品常連のキャストの、安定した作品。
人って情けないけど逞しくて愛おしいな、という気持ちになれる。

真実(2019年製作の映画)

3.5

昨年10月に有楽町TOHOシネマズで鑑賞。
淡々と描かれる家族の映画。
小津映画?という類のほっこり感。
カトリーヌ・ドヌーブが樹木希林に見えて、笑ってしまった。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ありがちなストーリーの恋愛ミュージカル。とくに何かが突出して新しく良い訳でもないけど、なぜこんなにこの作品がウケたんだろう。
単純に、自分が夢とか何とか言ってゴチャつく若者が煩いと感じるような年齢にな
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

昨年12月に新宿ピカデリーで鑑賞。
ホアキン・フェニックスの演技がすごい。ダンスが不気味で中毒性あり。

個人的には社会のガス抜きとして来るべくして来たダークヒーロー感があったが、マス向け作品でここま
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.5

5年ほど前にDVDレンタルして観た。
大好きな作品。

恋愛じゃなくて、親子愛でもない。
そういう分かりやすいものじゃないから、余計に奇跡のように大切に感じる。
だから、最後のほうは切なくてホロリとし
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.5

5年ほど前、確か早稲田松竹かイメージフォーラムで観た傑作。
観終わったあと、しばらく衝撃で動けなかった。

ラスト数分で起きるナンセンスの極致。ラジオから流れ続けるサッカーの実況中継。

激動を生きた
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.4

Amazonプライムで見つけて鑑賞。こんな作品あったんだ〜って、全然知らなかった。
染谷君と伊藤英明が出てきて、ちょうど先日放送の大河ドラマなんかを思い出して可笑しかった。
染谷君はシリアスからコメデ
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.3

草刈民代が儚げで美しく、彼女あってこその映画。
役所広司は、以前に観た「うなぎ」、「ユリイカ」等の怪演をつい連想してしまって、この映画の平凡なサラリーマンの役柄以上の狂気を感じてしまって少し不気味だっ
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.2

Amazonプライムで鑑賞。
古いフィルム映画ってそれだけでおどろおどろしい。
ただ、色々と不気味になるように撮られているはずなのにコメディっぽく見える。
昭和の家父長制的なものってヤダな〜と感じる作
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

2.8

Amazonプライムで鑑賞。
パリのおしゃれな映像、昔のサロンの様子を楽しめる。
気軽に何にも考えずに見られる映画。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライムで鑑賞。
子役の演技がすごく良くて泣いてしまった。
ストーリーは、日本映画あるあるの、家族の死を前に日常の複雑な心模様を描いた系の群像劇。
コテコテしてる内容だけど、最後は気持ちが
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.0

ダヴィンチコード、天使と悪魔、と見続けてきて、急にわかりやすいCG使いはじめたな?と思った。
ストーリーは面白かった。
ウィルス拡散の話なので、ちょうどコロナを連想してしまった。

天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最後の大どんでん返し!!
人を一面的に判断してはいけないと感じた。笑

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.5

Amazonプライムで鑑賞。
トムハンクスがかっこいい。
キリスト教の歴史がストーリーに絡んできて、興味深い。
次の殺人をドキドキハラハラしながら見続けた。

メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

Kの若き日の姿に胸キュンとした。Jの出自のひみつが判明。
現実には絶対ないけど、タイムワープものって切ない展開が多い。あのときああしていれば、って誰もが一度は思うことだからかな。
未来を何度も経験して
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

3.0

Amazonプライムで鑑賞。1を観たから2も観てしまった。痛快なエイリアン・アクションムービー。

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.2

Amazonプライムで観賞。若いウィルスミスが生意気でチャーミング。アメリカっぽい、悪いエイリアン退治のアクション映画。スカッとします。