みむさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 44ページ目

みむさん

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Maixabel(原題)(2021年製作の映画)

4.0

シカゴ国際映画祭にて。

スペインで50年で800人以上を暗殺した武装組織(テロ組織)ETAのメンバーと犠牲者の妻の長きに渡る物語。2000年~2011年を描いていた。

スペインのバスク地方の一角に
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.8

シカゴ国際映画祭にて。

すごいなこのストップモーションアニメ。
ネチョネチョドロドロディストピア映画。キョーレツ。気持ち悪っっ🤮
でも細部まで相当手が込んでて見入ってしまった。
気持ち悪いビジュアル
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Madeleine Collins(原題)(2021年製作の映画)

3.3

シカゴ国際映画祭にて。

「Benedetta」が話題のヴィルジニー・エフィラ主演、二重生活を送る女性のサイコドラマ(スリラーかな)。

「シノムニズ」「アヘドの膝」の監督ナダヴ・ラピドがここでは俳優
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Friends and Strangers(原題)(2021年製作の映画)

2.8

シカゴ国際映画祭にて。

公園でキャンプをしているアリスとレイは会ったばかり。
その二人の物語かと思いきや、わけのわからない展開に途中で集中力切れた😂😂

二人を追うわけでもない、そもそも二人がメイン
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Commitment Hasan(英題)(2021年製作の映画)

4.0

シカゴ国際映画祭にて。

ユスフ三部作や「グレイン」のセミフ・カプランオール監督作。
アカデミー賞国際長編映画トルコ代表。

人間って利己的だし不完全だよねという話に見え、それに気づいて贖罪する男の話
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Cinema Sabaya(原題)(2021年製作の映画)

2.8

シカゴ国際映画祭にて。

アラブ、イスラエルの8人の女性によるビデオ製作ワークショップの様子。

それぞれの背景を語り、和気あいあいになるかと思えば、いきなり使用言語で揉める、宗教で揉める。

人間観
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ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)

2.5

フランス映画祭にて。

セリーヌ・ディオンの人生を基にした「フィクション」であって伝記映画ではない、しかもかなりコメディ寄りじゃん😵
この尺で生まれてから近年までザーッとやるから忙しい。
見終わってち
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アミラ(2021年製作の映画)

4.0

シカゴ国際映画祭にて。

面白かった。精子密輸の話から思わぬ展開に目が離せなかった。

監督脚本のモハメド・ディアブはマーベルの「ムーンナイト」(イーサン・ホーク、オスカー・アイザック共演)に抜擢され
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キアラへ(2021年製作の映画)

3.5

シカゴ国際映画祭にて。

「チャンブラにて」のジョナス・カルビニアーノ監督作。
A Chiaraはイタリア語で「キアラへ」の意味だった。

イタリアのカラブリアを舞台にした「地中海」「チャンブラにて」
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107 Mothers(英題)(2021年製作の映画)

3.3

シカゴ国際映画祭にて。

ウクライナの妊娠中の女性囚を収容するオデッサ刑務所に収監された女性の話をドキュメンタリータッチで描いたもの。

刑務所で出産し子育てし、母子の愛情育んだと思ったら3歳になった
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ヴェラは海の夢を見る(2021年製作の映画)

3.5

テッサロニキ映画祭にて。

ベネチアでも上映し東京国際映画祭では賞取ってたコソボ映画。

作品紹介からしてサスペンスかと思いきや男性優位社会で家庭と仕事の両立をしながら悲しみに耐え外圧に毅然と立ち向か
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僕の世界の中心は(2016年製作の映画)

3.0

よくある青春恋愛モノのメインキャラクターをマイノリティに置き換えたようなドラマだった。

双子の姉妹と母の間に険悪な空気を感じたフィルは、女友達のカットとつるんで夏休みを過ごす。新学期に転校生ニコラス
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エターナルズ(2021年製作の映画)

2.8

一番テンションあがったのがミッドクレジットシーンだったという……

クロエ・ジャオ「ザ・ライダー」や「ノマドランド」はよかったけども。彼女のオタク心つめこもうが、キャストがよかろうが、面白くはなかった
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

黒人の権利についての講演を手掛ける作家の姿と奴隷制度があった頃のアメリカの姿。

平行して描かれる二つの話で差別・不当な扱いを受けた黒人の話…に見えるが…。

この展開は思いつかなかったな。展開が読め
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リスペクト(2021年製作の映画)

3.0

監督が知らない人だなと思ったら長編デビュー作なのね。

アレサ・フランクリンの伝記、アレサのファンや興味がある人には良いですね。
映画としては良くも悪くも無難すぎて記憶に残らないかも。再現ドラマ的。
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ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野(2021年製作の映画)

2.5

西部劇のかっこよさ9割、ドラマ1割って感じだった。

幼い頃に目の前で極悪人ルーファス・バックに両親を殺されたナットが成長して復讐をするという話。

復讐劇なら面白いだろうなと思ってたけど、意外と内容
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Rehab Cabin(原題)(2021年製作の映画)

3.0

ミルバレー映画祭にて。

推しの子役あがりの女優アマンダが現在スキャンダルやドラッグで落ち目、そんな姿を見たジェシカとマンデルは彼女を再度軌道にのせて第一線に復活させようとする。

気持ちはすごくわか
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ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

3.3

実在の複数の武器商人への取材から作られたフィクションなのね。

「ガタカ」アンドリュー・ニコル監督作、イーサン・ホークも出てた。

たまたま遭遇した銃撃戦に商機を見いだしたウクライナ移民、ユダヤ人つな
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鮮血の美学(1972年製作の映画)

3.0

胸糞殺人と鮮やかすぎる復讐劇、やりきっても悲しみと虚しさしか残らないよっていう。

ウェス・グレイヴン監督デビュー作、ベルイマン「処女の泉」を下敷きにしたとあったが全然違う、というか「処女の泉」の胸糞
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モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

2.9

これ製作のルッソ兄弟の名前ばかり前面に出すから新人監督の映画なのかな?と思ったら、脚本家マシュー・マイケル・カーナハンの監督デビュー作なのね。
監督は別の人がやったほうがよかったかもね?と思ってしまっ
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My Dead Dad(原題)(2021年製作の映画)

3.8

ミルバレー映画祭にて。

「マンチェスターバイザシー」「ビューティフルボーイ」などの製作会社が手掛けてる。

疎遠だった父が亡くなる。父が自分にLAのアパート1棟丸々相続していたことに驚き、さっさとア
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クイーン・オブ・グローリー(2021年製作の映画)

3.0

ミルバレー映画祭にて。

ガーナ系アメリカ人の主人公の母の死を機にニューヨークでの母の暮らしを知る話。母の交遊関係を通して見える大都会の片隅に暮らす移民たちの姿。

コロンビア大学博士課程で学ぶガーナ
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Marvelous and the Black Hole(原題)(2021年製作の映画)

3.0

ミルバレー映画祭にて。

何に対しても不機嫌でふてくされた13歳の少女が近所のマジシャン婆さんと出会い奇妙な絆が出来ていくという話。

未熟な十代前半、反抗期、なにかと環境に不満あり、毒を吐きまくるサ
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Center Divide(原題)(2021年製作の映画)

3.0

ミルバレー映画祭にて。

あまり目にしなかったせいもあり、全く知らなかったんだけど、監督のロブ・ニルソンって作品がそこそこ映画祭(カンヌ、サンダンス等)で受賞している監督だったんだな。
この作品は20
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君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

4.0

これよかった。マーク・フォースター監督作。この人も器用にいろんなドラマを撮るなぁ。このあと「慰めの報酬」だもんね。

アフガニスタンからアメリカに亡命した小説家の自伝がもとになっているらしい。

ソ連
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.0

BFIロンドン映画祭にて。

撮影手法ばかり注目されるが、純粋にストーリーも面白い。90分ワンカット=リアルタイム。
(よくある偽ワンカットではなく本当に90分ワンカット、カメラと俳優の動きも一度ミス
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Playground(英題)(2021年製作の映画)

3.5

BFIロンドン映画祭にて。

残酷な子供の世界。地獄のような学校生活。

学校でいじめられる兄アベル、それを知るにつれ内向的になる妹ノラ。

何がきっかけだったのかはわからない。
ノラの視点で描かれる
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True Things(原題)(2021年製作の映画)

3.0

BFIロンドン映画祭にて。

プロデューサーにジュード・ロウの名前があった。どういう経緯なんだろ?
「オンリー・ゴッド」で無惨に殺されるジュリアンの兄を演じたトム・バークがガッツリ出ている。

福祉施
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The Fam(英題)(2021年製作の映画)

3.0

BFIロンドン映画祭にて。

福祉施設に入れられた10代の少女たちと、その施設長の物語。

一人ずつフォーカスした章立ての構成、それぞれの少女が抱えている問題やトラウマ、それに対して大人がどういう対応
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The Feast(原題)(2021年製作の映画)

3.3

BFIロンドン映画祭にて。

ウェールズの人里離れた田舎でディナーパーティを開く裕福な家族がどんどん恐ろしいことになっていくホラー。

ビジネスにしか興味がなく、息子二人が片や中毒で片や完全に無の状態
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シャドー・メーカーズ(1989年製作の映画)

3.5

1989年当時だと日本未公開は仕方ないのかもなぁ。

第二次大戦、原子爆弾を開発するマンハッタン計画のトリニティ実験までを科学者オッペンハイマーとグローヴス将軍を中心に描いたもの。

USタイトルが「
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グランド・ジョー(2013年製作の映画)

4.0

未体験ゾーンで上映されてたおかげで(?)劇場鑑賞スルーしてしまった作品だけど、これ監督がデヴィッド・ゴードン・グリーンで、タイ・シェリダンはベネチアで新人賞とってる良作。

まるでニコラス・ケイジ版「
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クロウ/飛翔伝説(1994年製作の映画)

3.5

婚約者と共に殺されてしまったロックスターがカラスの不思議な力によって一年後に墓から復活、復讐をしにやってくるというお話。
ロックなヴィジランテ映画。
元がコミック、ダークファンタジーの味わいある映像美
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兄が教えてくれた歌(2015年製作の映画)

3.0

クロエ・ジャオ監督デビュー作。

インディアン居留地に住む兄弟妹の話。

静かに描く家族の姿という感じだったが、静かなりにいろいろ起こる。

父が亡くなり犯罪にも手を染めてしまう生活、愛着のある土地で
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

3.0

人里離れた山岳地帯に暮らす少年兵たちを描くスリラー。

少年たちが兵士として戦争(内紛)に駆り出されるドラマかと思っていたがちと違う。
内輪揉めスリラーのようだった。

メッセンジャーと呼ばれる者の指
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

2.0

13歳の少女がネオナチ脱獄犯を殺しまくる。それだけ。

一応、ベッキーには母を亡くし父が再婚、再婚相手が気に入らずという思春期設定はあるけど、もはやそれ関係ない。

森の別荘をひとり飛び出したベッキー
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