BFIロンドン映画祭にて。
福祉施設に入れられた10代の少女たちと、その施設長の物語。
一人ずつフォーカスした章立ての構成、それぞれの少女が抱えている問題やトラウマ、それに対して大人がどういう対応を見せるか。
特に目新しい方法ではないけど、結果的にシンプルなガールズドラマを毎回興味を持続させる作りになっているようで、終わってみれば面白かったやつ。
問題や悩みを抱えているのは子供たちだけとは限らない。施設に入所する大人もいるし、従業員もなにかを抱えている。
そんな人たちがまるで疑似家族のように暖かく過ごして行ければいいが、悲劇は起こるし、様々な思いを内に秘めていたゆえ保っていた均衡はさ些細なきっかけで崩れ始める。不安も緊張も現れる。
見終わってみるとものすごく痛々しい話。
施設のみならず、コミュニティや家族でも起こりうる話かもね…と思いながら見ていた。
そういえばタイトルが「家族」だなぁ