澪標さんの映画レビュー・感想・評価

澪標

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喜劇 怪談旅行(1972年製作の映画)

3.3

フランキーさんはやはり喜劇が1番。
くだらねーなというのが褒め言葉になるのが日本の喜劇かなと。そんなことで笑って泣ける世界はきっと幸せだろうな。

バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.4

B級映画かもしれないが、B級なりにホラーとコメディをまぜているから、みんなでわいわい見たら楽しい作品。
悪魔もまた神の産物だというのが、悪魔祓い映画のルールなんだよね、きっと。

室井慎次 敗れざる者(2024年製作の映画)

3.4

冒頭踊るを映画館で久しぶりに見てジワジワきたが、そこからは室井さんの隠居生活を見てる感じだが、子どもたちがよかった。
いつかって約束はだいたい叶わないんだけど、心の支えになることを多いので、お守りみた
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.3

ミュージカルが異質に感じるが、その異質こそこの作品の本質をつくワードな気もする。
ただ公開が決まって期待が膨らんだ分、その期待とは全く違うものだったので、鑑賞直後ではまだ消化できてない感じ。

キャドー湖の失踪(2024年製作の映画)

3.3

なんか起こるぞーと思ってみてると淡々と展開しながらも、色々伏線はられーの回収されーので一度見た後に頭の中で逆再生して整理してなるほどって分かる。
晴れやかなラストではないけど、ありだなと思えるラスト。

海底軍艦(1963年製作の映画)

3.4

特撮が好きな人には恒例なワクワクと突っ込みたくなる愛おしい仕掛け。
人々の気持ちの揺れ動きはとりあえず置いておいて、特撮を楽しめばよい作品。

宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

3.4

宇宙ネタといってしまえばそれで終わりだが、それは壮大な夢のようで、ただ現実逃避したい人の話のようで、滑稽なだけではない何か…それが何かは表現できないけど。
ただこれは長く感じる人と魅入る人がはっきり分
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スイッチ 人生最高の贈り物(2023年製作の映画)

3.4

泣きの演技といえば!のクォンサンウ、さすがでした。
ストーリーはよくある話だけど、そんな泣きの演技とキャストのよさ、テンポの良さもあって最後まで楽しめた。
クリスマスってホントマジックワードだと痛感。

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.5

事実は小説より奇なり
まさにそれを知るための映画。
それだけではあまりにぶっ飛びすぎてたけど、彼女の私生活がテンポ良くおり混ざっていることで、彼女の話に観客もひきこまれだと思う。
これをみてシェイクス
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.3

色々込み入っているから、ミステリーとホラーの要素がイマイチガツンと響かない。
窪田くんと窪塚くんの兄弟なんて、最高なんだけどなぁ。

ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.3

はじまりであり、終わりの物語。
色褪せない記憶ってないと思うけど、消えない記憶は確かにあるなと思う。
風景にしっくり来るキャスティングがよかった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.4

長い、気力体力が持たない。政治と物理が混在して尚更集中力がもたない。ある意味ノーラン作品らしいんだけど。
一人一人の小さな間違いが積み重なり、人はあまりにも長く争い続けている。そこに科学が手を貸す。
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ブラック・デーモン 絶体絶命(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

サメネタは、こうも人の創作意欲を湧き立てるのかと思いながら、いろんなサメ映画をみるんだが、どこかで創作意欲しぼんだなと思う作品が多い。
最後アルマゲドン的な盛り上がりを見せるが、既視感があるのでそこま
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.3

ぶっ飛び設定をもろともしない韓国映画の力よ。ちゃんと着地させるのはさすがだな。
人の卑しさって万国共通なんだよな、きっと。そしてそれと紙一重の助け合い。
ただこの設定にハマれるかどうかはその人次第と思
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陰陽師0(2024年製作の映画)

3.2

もったいないなぁ、キャスト。
山崎賢人にはCGは不可欠だろうか。陰陽道は、目に見えぬものを相手にするから、そこまでCGで華美にする必要はない気がした。野村萬斎版晴明は、言葉に重みを感じたが、まだエピソ
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.6

森さんらしいなと。
淡々と抉る感じ、明るい答えがない結末。
差別ってつめばいいじゃんと無知な私は思うけど、ホントに根深くすぐに解決できない。でも諦めることもできない。
日本人の差別は明るみに出にくい分
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.5

怖く悲しい話。
見たくないものは見ないでいられたら、幸せなんだろうけど、やっぱりそうはできないから、人生はおもしろく悲しい。
人の話とサスペンスがうまく調和して最後まで魅入った。

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.9

既視感のあるシーン満載で、終始惹きつけられないまま終わった。
平日の疲れた体にはちょっとぬるすぎた。

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.8

一言で言えば赤ずきんちゃんなんだけど、べちゃべちゃに濡れた感じがする映像が独特な世界へご案内。前半はママになれないママへの悲しみに同調するが、後半からあらぬ方向へ。終わりは、母親が絵本を閉じるが如く、>>続きを読む

血ぬられた墓標(1960年製作の映画)

3.5

血塗られたってタイトルは大体B級になってしまうが、これは絵本のようなベーシックなホラーで最初から楽しませてくれる作品。
終わり方もあっさりしてるが、尾を引かないのがこの作品には合う。

風が吹くとき(1986年製作の映画)

3.4

日本の原爆をテーマにした作品とはまた違っていたが、見終わった後の虚しさは同じと思う。こんなものを私たちは作り、落としている、どうしようもない生き物なのだが、それでも捨てることができないんだよな。
個人
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.5

人の怖さを表したホラーかと。
作り方が秀逸だなと思った。嘘くさいと言ってしまえばしまいだが、それを口にするのが憚られるような人の執念。
途中、急に吐きたくなるシーンが出てくるのが要注意。

MARS ただ、君を愛してる(2016年製作の映画)

2.8

ん?消化不良を通り越してまだ原型が口の中にある感じ。
原作未読だが、2時間くらいで収めるには無理がないか。
青春映画にしたかったらこの作品の映画化ではなかったのかな。

イノセント(1975年製作の映画)

3.5

とにかく美しい。
どのシーンを切り取っても絵画のような美しさ。それが愛なのか何なのか、純粋な愛というのはなかなかなくて、濁ったり混ざったりするから、素直に愛と認めたくない気になるんだろうな。まどろんだ
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BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.3

愛とか恋と決めたり呼んだりしなければ、定義がなければ、より多くの人が心のままにいられるんじゃないかなと思う。
ずっとこの道が、時間が続けばいいのにと思った記憶はいつまでも残るんだろうな。

劇場版 アナウンサーたちの戦争(2023年製作の映画)

3.4

テレビ版は見てないがテレビっぽい演出があるものの、戦争関連の作品は映画館でみたいというのもあり、映画館で観れてよかった。
オリンピックは平和の祭典なんだよなと、終わってしみじみ思った。
戦争作品が昨今
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

まず原作が好きな人なら映画も好きだろう。
アニメ原作は本当に二極化してしまうが、この作品は監督やキャストなど絶妙な塩梅でよかった。
中学生、高校生くらいの刹那的な存在価値っていつの時代も変わらないよな
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.4

これだから女はと言われそう。
差別は無くならないが、みんなそれぞれと思うことはできる。帰属意識と優劣感情は、本能的ではあるがコントロールすることができるのが、人間と思いたい。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.3

きっと人が死ぬのって華々しさよりも、段差の低い階段を踏み外すような感覚なんだろうなぁと思う。息子と犬に同情を一心に注いでしまった。タイトルでちょっと勝手にミスリードしてしまった分、長く感じたのかなと思>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.1

人の幸せと不幸はおり重なっているから、誰かを犠牲にする必要があるかって思うと、むしろ風習にこだわってる田舎の人たちってカテゴライズの話に感じた。
ただ振り切りが足りなくて、もどかしい。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.3

淡々としてるので、少し疲労。
大人よりは10代が観た方がいい作品なのかもしれない。
中絶の選択は容認しつつ、望まぬ妊娠をしない環境づくりはもっとできないかと思う。
大人のふりした子どもなんだよね、17
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一等マダムと三等旦那(1954年製作の映画)

3.0

タイトルに惹かれて鑑賞。
昔の映画のほうがタイトルに惹かれることが多いかも。なんかチグハグな愛らしさが昔の作品名にはある。
内容的にはちょっと淡々としてるかなと。
惜しい、なんかもったいない!

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女(2016年製作の映画)

3.5

ソンイェジンさんは物言わぬ、言えぬヒロインがよく合う。ラストエンペラーの時も日本だった。負けた日本にはまだ天皇がいる。
正確な情報を得ることは難しいけど、こうやって歴史に埋もれてしまうことや人を照らす
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.3

大人になった子どもたちの作品。作る側も観る側も。石ノ森章太郎が残した作品の凄さというべきか。
子どもの頃の勧善懲悪だけの世界が、グレーになっていくのが大人の世界。
キャストはホント豪華。結構淡々として
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観相師 かんそうし(2013年製作の映画)

3.4

観終わって大河ドラマを観終わったような疲労感。何者でもあり、何者でもないソンガンホ、その他のキャストもよかった。
昔からどこであろうとまつりごとには、人の陰な部分ほど反映しやすいのは世の常。

はだしのゲン(1983年製作の映画)

3.2

小学生以来のはだしのげん。ストーリーは驚くほど覚えてた。
漫画で見た時の方がもっと恐ろしく引き込まれた気がする。
ナレーターが城さんなのはよかった。