mszさんの映画レビュー・感想・評価

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若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

3.7

悔しくてやるせなくて苦しく、悲しみと絶望と怒りの感情でぐちゃぐちゃになった
彩人の台所での涙にはさすがに揺さぶられて前が見えなくなるほど泣いてしまったし(ずっと優しい声なのがまた…)、気丈に振る舞う日
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

3.8

分かる!の連続で昂揚していく気持ち、クラブの大音量の中で喋るくすぐったいあの感じ、コンビニの駐車場で雑に食べるカップラーメンの美味しさ、タメ口と敬語が入り混じる絶妙な距離感、フィルムカメラの作動音、全>>続きを読む

ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

4.1

とにかくお母さんに会いたくなった。
状況は違えど、自分も今まで自分の若さや弱さ故に、一番近くで見ていてくれている家族を傷つけてきてしまったことがあるかもしれないと思って自己嫌悪に陥った。

それから、
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.6

喰らった。
"自分の機嫌を自分でとれる女であるべき"と、知らず知らずのうちに思い込んでいたことに気がつき、ぶん殴られた気分。

事象だけ見ればカナは確かにだらしないかもしれなく、不誠実かもしれないけど
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.4

素晴らしかった。
雪、光、緑、全ての自然が美しく映し出され、そこに生活する人間たちのナチュラルな姿。
何気ないやり取りの切り取り方や、そのものがお日さまのようなコウセイや五十嵐の存在、キャラクターたち
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

奥山大史ナイトにてデジタルリマスター版を鑑賞。中学生?高校生?ぶりに観た。
まさか映画館で観れる日が来るとは。
当時は炭鉱町独特(なのかな)のムードとか思想、ジェンダーバイアスについては全然意識してい
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時々、私は考える(2023年製作の映画)

3.6

Sometimes I Think About Dying
解らない人の方が幸せなんだと思う
"つまらない人間なの"と口にするのは免罪符だ。自分を見せるのが怖いだけ。がっかりされたりしないように。
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.7

ソーキュート!
不器用で歪な人間たちが心を通わせていく過程の可愛らしさよ。
人間関係を強固にしていくのに有効なのは共体験(秘密の共有も)と相手の視点に立って見ること、考えること。適度な距離感。ドラマテ
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

3.6

トラウマになりそうなくらいズンときた
どんなに福祉が整ってもこぼれ落ちる人間はいるという絶望。
子役の子がしっかりとケアを受けながら演じられたようにと願う…
理由は色々あるだろうが母親がクソ、だがしか
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WALK UP(2022年製作の映画)

3.7

気まずいったらないよ!逃げ出したくなる気まずさ、でもそれが良い。
気まずさを埋めるための無駄な乾杯。
どれだけ時間が経っているのか、どこからどうこうなったのかとかも全然分からなくてずっとハテナマークの
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東京ランドマーク(2019年製作の映画)

3.7

目線が飛び飛びになっていくのでたまに置いていかれるけど、途中からはワンシーンワンシーンの空気感を感じる方向にシフトしたらすごく良かった。
鍋のシーン、バイク乗ってはしゃぐシーン、すごく良かった。特に鍋
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不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.0

C7のエモさと青木柚の素晴らしさで3点。
ずっとガチャガチャしていて疲れてしまった…

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

テッパン涙ネタに落としていくのはもうやめてくれ…がっかりする。
映像はずっと美しく、"トンネルを抜けるとそこは雪国であった"のシーンは美しすぎて涙が出るほどだった。映画館で観てよかったと思えた。
いつ
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.8

世界、すべてこうであれよ、優しくてあったかい
オットーが健気で優しくて自分の世界がきちんとあってめちゃくちゃ魅力的だった

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

果たして自分だったら。会話ではなくて対話ができるか、自問自答し続けた。
カメラワークの妙と音楽の素晴らしさ。
淡々と、だけどどことなく不穏なムードの中に放り込まれる魅力的な会話劇。
呆気にとられるしか
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(2017年製作の映画)

3.0

バームクーヘンをああやって食べなくなったのはいつからだろうな

パビリオン山椒魚(2006年製作の映画)

2.6

なに一つ理解できるとこがない、意味不明すぎて、それが良い
オダジョーすごいな

最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.0

かなり好き。
実家で家族4人で食べてきた数々のごはんや、数々のエピソードが蘇ってきた。
"家族って何?"に、明確な答え返せる人っているのかな。
染谷くんが素晴らしいのはもちろん、森七菜、楽駆が本当よか
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中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.9

きょうだいの距離感の最適解を見たかもしれない。
藤原季節にしかない空気感て、あるよなあ。
店先で並んでタバコ吸うだけで、言葉なくとも伝わり合うようなものがあるような。
にいちゃん……

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.8

ウェスの世界観爆発でありながら、ストーリーの質感は若干違っていてそれはそれで。
海辺の下手なダンス、結婚式に至るまでの一連のやりとり、好きなシーン。
スヌーピーの末路だけは納得いかない。

アボカドの固さ(2019年製作の映画)

3.3

"ダサさ“の解像度が高すぎる。すごい。
居酒屋、カラオケ、お姉ちゃんとの鍋のシーンはかなりすき

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.2

自分が大人になりきってしまったからか、多感な時期のもがきが素直に受け止められなくなってしまった。とても悲しい
レオニーのファッション可愛すぎて黄色のスウェットは買おうと思います

愛うつつ(2018年製作の映画)

2.6

純がどうしてそうなってるかの背景が端折られすぎててうーんとなりつつも、細川岳の演技力で全てOKになった。良い役者さんだな〜。女って結構切替え早いよね。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

タイムループものはだいたい何ループ目かでちょっと疲れるけどそんなこともなくスピード感があってよかった
正直中盤からの展開は強引だったけどそんなのどうでも良くなるくらいキャラが良くてちょっとグッと来ちゃ
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.6

夢物語のような、目を背けたい現実のような、境界線が曖昧。
そこかしこにずっと漂う希死観念が甘いフリルと美しい女の子たちと砂糖菓子のようなお部屋に纏わりついてそのコントラストが不気味なのになぜか惹かれる
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男の優しさは全部下心なんですって(2019年製作の映画)

1.2

男もアホなら女もアホ、それ以上でも以下でもなかった
ラストにかけてみこが勝手にスッキリしてて置いてけぼり

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

とくになんてことはない、だらだらと続いてゆく、ただそれだけなのになんだか心地が良くてすごかった
手に入らなかったものは、何年経ってもどこか美しく眩しく残り続けるのは何故なんだろう
たられば語ればキリは
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.5

前半はふたりの無邪気な笑顔と済州島の景色が美しく、ただただ眩しく見惚れていたけど、中盤以降はスピード感と、時生感じる違和感に引っかかり過ぎて置いていかれそうになってしまった。
ミソにとってのハウン、ハ
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明けまして、おめでたい人(2022年製作の映画)

3.8

あまりにも"そのまま"だった
リアルよりもリアル、目の前で友達のやりとりを見ているような感じ
自分が通ってきたような、憧れてきたようなものの詰め合わせだった
山脇とらんちゃんが朝日みるとことかの、何か
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このハンバーガー、ピクルス忘れてる。(2023年製作の映画)

4.0

かなり好き、かなり面白かった。
違う惑星の変な恋人よりも好きかも、いや、どうだろう、どっちも好きだな。いや、違う惑星の変な恋人に軍配かも。でもどっちも良い。
温度感というか、なんかずーっとローテンショ
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

3.6

圧巻のワンカット撮影。
現実と芝居の境界線が瞬時に取っ払われていく緊張感。MOROHAの差し込みが素晴らしく、映画館の音響で観たかった……
青木柚がかなり良い。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.2

静かで緩やかに流れていく人間模様が温かで良かった。
わざとらしくて少し引き目で見たりする部分もあったけど。
みんなそれぞれに何かを抱えているけど、果たしてそれが何なのか全てを明らかにしないところがすご
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

原作同様、映画もすごく優しかった。三宅監督の映画はしっかり人間の中身に焦点があてられていてとても好き。
家族でも恋人でも友達でもない、しかも"異性"だからこそ保てる程よくて湿っぽくならない距離感である
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