mszさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

映画であり、絵画であり、舞台であり、小説であり、フルアルバムであり、この世の芸術のコンボセットみたいな108分。
わたしはいま!ウェス・アンダーソン観てます!新作ありがと〜の気持ちです。
ティモシーシ
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エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.8

ジャームッシュ映画みたいな良さ。
華やかに見えるパッケージと裏腹のギリギリ生活も、何故か不憫に感じず、ずっと逞しく可愛かった。
アマリア・ウルマンも、アレ・ウルマンもそれぞれ魅力的で(それも表層を掬い
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余りある(2021年製作の映画)

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若葉竜也という最高な俳優が賞総ナメする映画界であれ〜!

ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

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本編まだ観ていないのですが、若葉くんファンは全員観て欲しいです

ラブ・ハード(2021年製作の映画)

2.5

面白いとかつまんないとかは置いといて、なんも小難しい感情持たずに観るのに本当にちょうど良かった

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.5

共感性羞恥の嵐。
自分に"なにもない"から、"なにかある(ように見える)"ひとに憧れ、無性に惹かれてしまうのはよくある話。
自分の知らない本を知ってる、自分の知らない遊びを知ってる、自分の知らない世界
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パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

3.7

すごくすきでしたねー。
大好きだからこそ、全て受け入れるのは難しくて、でも受け入れたいから、相反する気持ちの葛藤を自分でもコントロールできなくて膨らみ切ったこころの風船が破裂してしまう。
大なり小なり
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

1.2

虚無…
これを作品にすることでビョルン本人やまわりの人たちは誰か救われたり報われたりしたんだろうか
観たわたしたちは…?
児童虐待も根底テーマにあったようにおもうけど、(おそらくわざとだけど)めちゃく
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.5

誰にでも、所謂ミューズ、というものは存在するのかもしれない。
人間の感情の中で、最も不要で汚いものは嫉妬だと思い続けて生きているけど、それが誰かを幸せに楽しくさせる何かに昇華されることもあるのかなあ

スパゲティコード・ラブ(2021年製作の映画)

3.8

良い、こういう作品はかなりすき。
最近のNetflixオリジナルって、映像も音楽も展開もクオリティ高いなって感じるんですが、そういう意味でNetflixオリジナルみたいなテンションの映画だなって思った
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.2

えぐられた
どうかこの先、世界に絶望などせずに生きてほしいと願うばかり
ジャンヌがもしかしたら誰よりも大人なのかもしれない

うみべの女の子(2021年製作の映画)

2.5

浅野いにお原作は読めてないのですが
自分が最も嫌悪する女の子が凝縮されていてずっとイライラするし吐きそうでした
言動も行動も表情も全てが嫌いだった(石川瑠華子ちゃんの表現力すごすぎる…)
演者さんが皆
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

4.2

喰らった
we margielaよりよかった。
マルタン・マルジェラの語りを聞くことができるなんて、すごいもんを観ている、というきもちだった。
幼少期の頃のエピソードや作品(ですよねもはや立派な)がめ
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.3

ホリガイは自分と程遠い人間であるけれど、ある部分で自分ととても近く、そのちょっとした重なりの部分のことばや感覚が刺さって苦しかった。
イノギさんのような友達(以上なのかもしれませんが)の有無は、人生に
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

静かで淡々としているけど
表情や間の持つ力を感じる。
音楽も良い。
ユンスさんがずっといいんだよなー。
女のいない男たちを読んでから観たので、シェエラザードのエピソードが冒頭できて混乱してしまったけど
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.5

美しかった。
見切れる人物までファッションもヘアスタイルもかわいいの強い。
イタリア映画みたいな紅く燃える恋愛とまた違う、フランス映画の青い炎のような静かに激しくのめりこむ恋愛、自分の人生には訪れない
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.5

流石に高校生の青春映画は刺さんないだろ〜〜そもそも苦手ジャンルだわ〜
と思いながらも、主題歌がCody・Lee(李)であること、金子大地くんが好きなこともあって観に行き、たしかに中盤過ぎまで、あーハイ
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デッドマン(1995年製作の映画)

3.4

わたしにはところどころグロくてウッ…となってしまったが、シブい音楽、流れるような映像、ワンカットワンカットが写真展で飾られていそうなほど素敵

繰り返される"タバコはあるか?"の本当に持つ意味は何だっ
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.8

ジャームッシュレトロスペクティヴ5本目。
もはやファンタジー的な面白さある。

ジャンプスーツにコンバース、かわいいな〜。真似したい(刑務所のは困るけど笑

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.0

好きな男の子とデートで行ったバーとかで流れてたら気持ち良いくらいの洒落感と気怠さ
と思ったら落ちて終わった…
ティモシーシャラメ美しすぎる
ポップコーンとジュースの画面切り替えのところ視覚的にきゅんと
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花様年華(2000年製作の映画)

3.9

気品のある人間、無性に色気を感じてしまう。
直接的な表現など一つもないのに、視線のやりとりや躊躇いの間、声音、指の動き、その全てに気品が溢れていてとっても色っぽい。
色味、カメラワーク、音楽、全てにお
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

おもしろい、とは違うな、おかしみがある、と言う感じ?
工藤由貴がひたすらに可愛い。

世界はひとつ!なんて大層なことではなくて、でもどこかの知らない誰かが自分と同じ時間軸を生きていて、実はどこかで交わ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.0

頭からおしりまでずーっと絵面も音楽もかっこよくて、それだけで最高だった。
誰のことも傷つけずにくすっと笑わせてくるセンス、良い。
ホットドッグ屋さんのワンシーン、だいすきだな。

太陽を掴め(2016年製作の映画)

1.5

ストーリーは小っ恥ずかしくてしらけすぎてまともに見てられなかった
吉村界人くんのビジュアルが良いのと、浅香航大くんが色っぽすぎるのと、岸井ゆきのちゃんの絶妙なクソめんどい女感が良かった

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

こんなに良かったっけ…?って終始新鮮な気持ちで観た。
タバコとコーヒーとおしゃべり(噛み合ってないけど)の相性たるや。
なんのドラマも感動もなく、でも全部どこか同じ並行世界で起こっているに違いない日常
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.0

わかる、わかるよ、このだらだらとした空気、欲望の交錯する視線のやりとり、意味のない会話、しょうもない駆け引き、夏の湿度、薄い朝
わかるんだけど……………
違う精神状態の時に観たらたぶんとってもハマっ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

ジム・ジャームッシュの好きなところが詰まってる。
どこを切り取っても、静止画として見ても画として抜群に良い。そういう映画、大好き。
ストーリー的にはNYが一番好きかな。
あとはチェーンスモーカーのウィ
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.2

こんなもん、なんぼあってもいいですからね
ラブコメ、最強!と思わせてくれる映画

アジアの天使(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

石井さんの描く人間はいつもリアリティがあって、優しい。
何度か出てくる、"必要なのはいつも相互理解だ"という剛の台詞が、全編を通してやりとりの根底に組み込まれていて良かった。
日韓関係は在日韓国人であ
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.5

深夜に流し見推奨
レベルウィルソンが出てるラブコメだいたいおもろい

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

2.0

女子のキャンキャン喚きがダメすぎて中盤から気持ちが落ちた…
ところを森山未來と村上虹郎に救われた、以上

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.5

セックスする、食べる、寝る
人間とはこんなにシンプルか、と思うほど本能と欲求に忠実なふたり
小賢しく色々考えて回り道する自分とかけ離れているからこそなんか許せた
愛とか恋とかもはや美しい(面倒な?)プ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.0

"コント、最高!!!"

最終、ストーリーがどうこう、オチがどうこう、とかはもはやわたしにとってはどうでも良かった。
見逃してしまうようなしょうもない一瞬一瞬、でもそのどうしようもなく愛しい瞬間たちが
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台風家族(2019年製作の映画)

3.0

あら〜きれいにまとまっちゃった〜〜ってズコーとなったけども
愛のある"最低"は、良いね