3さんの映画レビュー・感想・評価

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珈琲時光(2003年製作の映画)

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一青窈の演技に絶妙な違和感はありつつ長回しでうつされた家族間の気まずさみたいなもののエッセンスは東京物語的なものなんだろうか。物語的な線の動きはほとんどないし、一青窈を追ったショットの継続で眠くなる映>>続きを読む

ナイルの娘(1987年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どうして人は盗みをはたらくのかということの根源にある、貧困のなかの切迫した状況と渇き。北野武のキッズリターンのようなヤクザ的な破滅の一面もありながら、当事者というよりも周辺にいる人たち(妹)の視点から>>続きを読む

灼熱の体の記憶(2024年製作の映画)

4.0

モチーフとしての主人公と所作
集められた肉声による断片的な記憶の物語

憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.0

まじで一歩間違ったらb級的になりかねんのに良いって思ってしまうところに異常なバランス感覚を感じる。超オサレエログロ。けっこう笑ったし
唐突にハードな楽曲を入れてくるの気持ち良すぎるな。
ただなんでオム
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.0

濱口竜介監督作品で知った渋谷采郁がカウンセラー役で出ていて、あの声のトーンによってふやふやになった。ぼんぼんの彼氏がパソコンで見てた動画なんだったんだろう、
拾えよ・拾わないの・拾わないよ

東京物語 4Kデジタル修復版(1953年製作の映画)

5.0

淡々と描写されるシーンにはスペクタクルこそ無いが、次第に収束していく結末に向けて、演技であることを忘れさせるほどのリアリズムがある。

裏窓(1954年製作の映画)

4.5

フラストレーションをためてためて明確にしないで終わる映画のおもしろさ。

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

交番のおっちゃん取り調べ中シーン、医者が狂うシーンもやべえ、ワンカット気持ち良すぎる。クリーニング店で赤いドレスが出てくるカット気になって調べたけど、「悪魔のような女」という映画のオマージュらしい、と>>続きを読む

夏の終わりに願うこと(2023年製作の映画)

5.0

最後まで苦しさが続いた。ラストの映像鳥肌たつほど良かったけど、余計に怖くなった。メキシコの日差しが照らす生き物と影