マーク・ウェブのアメコミ映画からの復帰作としては及第点、というのが正直な実感(アメコミ映画、たぶん向いてなかった)。
そして、どんどん量産してほしい監督のひとりだな、とも改めて思いました。
たぶん爆音上映にて(たぶんboidとかは関係なさそう。劇場でも爆音であることを特段アナウンスしてなかった気がする)。
映画はパティンソンがかなりいい顔していて、いい味出していた。
途中から金髪にな>>続きを読む
ファンタジーなのかリアルなのか、色々気になって全然怖くなかった。
途中から「笑ってはいけない」シリーズのコントみたいにすら思えてきた・・・。
『シングルマン』よりこっちの方が断然好き。
だいぶマイルドにしたデヴィット・リンチ映画みたいな感じなのかも(リンチ映画2本しか観てない・・・のですが)。
完璧なサスペンス映画。
たぶんサスペンス映画史に残る、と言ってしまってもいいくらい、隙のない完璧な脚本、演出。
そこに「人間」と「身体」について問うような『攻殻機動隊』や『トランセンデンス』(古く>>続きを読む
3時間48分のこの映画が、これまでの作品の中で異例の短さだというラヴ・ディアス監督。その日本の劇場デビュー作。
中盤辺りで(もしかしたら序盤だったかも。とにかく長いので時間感覚が分からなくなってくる>>続きを読む
まるで『ゼロ・ダーク・サーティ2』のような、ジェシカ・チャステインの切れ者早口シリーズとして最高のできだった。
カタルシスだけで構成されている映画のよう(村上春樹の『1Q84』みたいに)。
2年に>>続きを読む
救いゼロでいっそ清々しくなる完全なるディストピア。
似非宗教団体vs最悪の運命論者による史上最悪ともいえる足の引っ張り合いで、ifと感情移入をまったく挟ませる余地のないストーリーテリングは、さすが『>>続きを読む
街のシーンが少な目だったのが残念。若手女優はみんなよかった。
前作を観返して、できれば短編3作を観てからの鑑賞がオススメ。
ハリソン・フォード途中死ぬんじゃないかな、みたいなシーンがあって、現実的>>続きを読む
今夏、香港に行ったので、現在形の香港の街映画としてはけっこうよかった。思っていた以上に。
話的には定番の、潜入モノの香港ノワールなんだと思うけど、グイ・ルンメイ含めて役者がよかったので、ずっと観るこ>>続きを読む
正直、ちょっと説教臭さを感じてしまった。
ファレルがプロデュースというのも、できすぎというか。。。
単品というよりも、『猿の惑星』新シリーズの完結編ということを加味して、この点数に。
新シリーズ、3作ともクオリティ高過ぎ。プリクエル作品として、映画史に残る完成度だと思う。
初代『猿の惑星』への繋>>続きを読む
元売春婦の少女を主人公に、彼女の彼氏でほぼネットカフェ難民の男、ホームレスのアジョシ、「お父さん」などをメインの登場人物に据え、ゾンビパニックに席巻されたディストピアなソウルを描いたアニメーション。>>続きを読む
ポルトの街も、主演2人も素晴らしかったから、もうちょっと長く観たかった。
『ビフォア・サンセット』と『500日のサマー』を足して4で割ったような、少し薄味な映画な気がした。
デヴィッド・リンチ特集上映にて。
考えてみたらリンチって『エレファントマン』しか観たことなかった。
でも観てる最中に、「この感じリンチっぽいなー」と何度か思っていた。
たぶんリンチ濃度かなり高い>>続きを読む
ストゥージズまったく通ってないし、途中かなり寝てしまったのだけど、最後の方でイギー・ポップが、ロックの殿堂の表彰式で「音楽は人生。でも人生はビジネスじゃない」と言っていたのが、すっと刺さる感じがして、>>続きを読む
渋谷直角さんは10代半ばの頃からテレビ(TVKでやっていた「ロック(ミュージック)・ザ・ルーツ」)で見ていて、「relax」の「君になりたい。」とかも直撃世代なので、なんか色々感慨深かった。
一番絶>>続きを読む
是枝監督は俳優を撮るのがほんとに上手いなあ、と思いました。
『海街diary』以上に俳優映画になっていた(『海街diary』は街映画的な側面も強いと思う)。顔のドアップのカットも多かったし。
役所>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
宇宙人たちがまだ不完全だった前半、すごい久々に黒沢監督のカルト作になるのか!? と思ってドキドキしていたけど、後半すごい失速を感じた。
ここ10年くらい黒沢監督は映画に大きなテーマを持ち出してしまう>>続きを読む
別れたけど同棲の男女ふたりを描いた17年公開の映画として、『恋とさよならとハワイ』と比較しているレビューがFilmarksにあって、なるほどな、と観る前に思った。
そして、観たあとには前提としての設>>続きを読む
映画館や駅のオーロラビジョンやテレビとかで予告編を何度も目にしていて、『プライベート・ライアン』みたいなガチガチの戦争映画かと思っていたら、全然違った。
敵(ドイツ軍)の姿もほとんど出てこないし、直>>続きを読む
ジョージ・A・ロメロ『ゾンビ』から約40年、21世紀前半のゾンビ映画のスタンダードになるような傑作。
これからはこの作品がゾンビ映画の基準になる気がする。新機軸とかではないのだけど、設定も俳優も演出>>続きを読む
うーん、21世紀に撮られた映画とは思えなかった。
関ヶ原がなぜ映画化されてなかったのか、この映画自体が体現してしまっている気がする。
7割くらい何を話しているか、日本語としてわからないので、字幕あ>>続きを読む
冒頭の音楽と映像のシンクロはコーネリアスの『SENSUOUS』ライブのようであり、その後も音楽ネタや映像とのリンクはきっちり押さえていて、かなりやばい音楽映画。
※エドガー・ライト監督は小山田圭吾a.>>続きを読む
ローラン・ビネ『HHhH』のあのハイドリヒ暗殺が実写で描かれている! という感動があった(『HHhH』自体も映画化されるのですが・・・)。
かなり硬派な映画で、チェコのレジスタンスだけにフィーチャー>>続きを読む
途中まではよかったのだけど、最後の戦いがドラゴンボールみたいで興醒めしてしまった。
アメコミ系は見せ場の戦いがすごすぎて興醒めしてしまうのだけど、これが好きな人も多いのだろうなあー。
DCシリーズ>>続きを読む
80~90'sのミニシアターブーム全盛期に撮られたような、小品ならでは魅力に満ちた映画。
(側の話として)もちろんジャームッシュだから撮ることができたのだけど、AmazonStudiosが製作で入っ>>続きを読む
人が消えた夜の香港の映像は爽快で素晴らしいのだけど、なんとも展開がお粗末過ぎるというか、何をやりたかったのかさっぱり分からなかった。
『生きてるものはいないのか』に似ている気もしたけど、完成度があま>>続きを読む
新しいスパイダーマンシリーズの幕開けとしてはけっこうよかったけど、この内容で133分は長いなー、と思いました。90分くらいでよかった気がする。
ハリウッド映画のランニングタイム長い問題は、どうにかし>>続きを読む
長さも内容もバラバラなオムニバス映画。
途中監督らしき人が語り手となって作品を紹介していくちょっとしたメタ構造だったり、映像のスピード感に90年代の雰囲気を感じました。
最初の方の短編は観ていられ>>続きを読む
香港で初めてに近いインディペンデント映画らしい。フルーツ・チャンのデビュー作。
青春映画としては及第点のでき。香港の街映画としてはいまいち。
三宅監督の時代劇かあ、と思っていたのだけど、舞台は終始山の中だし、セリフもほとんどなかったので、時代劇だからどうとかいう映画ではなかった。
ドキュメンタリーの『ザ・コックピット』を除けば、これまでモ>>続きを読む
久しぶりに日本映画で、まっすぐで、だけどちょっとひねくれてる(東宝みたいなものではないという意味で)青春映画を観た気がする。
制服の女子は今、ワイシャツのポケットにiPhoneを入れてるのかな、熱は>>続きを読む
8月に香港に行くので、それまで映画で香港熱と知識を高めておこうと、まずはこれから観てみました。
製作費750万円のインディーズ映画で、口コミでヒットして、香港電影金像奨(香港アカデミー賞)で最優秀作>>続きを読む
アニャ・テイラー=ジョイを観るための映画、と言っても過言ではない存在感を発揮していた。
シャマランは本作を観て『スプリット』のヒロインに彼女を起用したらしいのだけど、世界観でいえばもろ『ヴィレッジ』>>続きを読む