原題にある「アジアンズ」にはもちろんジャパニーズは含まれてなくて、アジアンズ=チャイニーズ。
文化的な距離感からすれば、この映画を日本で観るということは香港映画とかを観るのとそう変わらない気がしつつ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いや~、すごい熱量。
しかも、ラストの終わり方がえっ?となるのもよい。予告から凄惨な映画かと思っていたけど(原作未読)、いい意味で予告の印象とは違っていた。
吉田&山下&松江監督トリオのアフタート>>続きを読む
安心のポップコーンムービー。
なんか思っていたほどサメが大きくなかったけど。
あと、深海に棲んでいるサメにあんな機能的な目が付いてるかな?って思ったけど、まあポップコーンムービーなのでオッケー。
11月に香港に行くので、その予習も兼ねて観た。
『ゴースト・プロトコル』オマージュの高層ビルのガラス張り側面を渡るシーンが最高でした(しかも、粘着テープを駆使したかなりチープな装備でww)。
金曜>>続きを読む
イッセー尾形がよかった。
これからは、今回のような街場の賢人みたいな役が増えるんじゃないかな。すごくハマってた。
ふたりは魅力的なんだけど、ドキュメンタリーとしての構成はちょっと工夫が足りないような。。。
JLGの家を訪ねるシーンがあるのだけど、あれがほんとにJLGの家だとしたらかなり貴重。
ジェイソン・ライトマンらしい、緻密に構成され尽くされた社会派エンタメ映画に仕上がっているけど、ちょっと一つ突き抜けない感じがある。
シャーリーズ・セロンがここまで太って役作りしているのが、そこに目が>>続きを読む
モラトリアム映画史に残る、と言っても過言ではないこの空気感、すごい。
この感じ、日本映画では山下監督の初期作品群以来では。
ちゃんと遊んでいて、こういう空気感をきちんと感じてきた人が作った映画。>>続きを読む
濱口監督キレッキレやな、と思わさせられる傑作。
まるで全盛期の黒沢清映画のような、彼岸と此岸をさまよっているかのような映像体験、空気感。
濱口監督はここまでの境地にきていたのかあ、と驚かされた20>>続きを読む
高校生・芹香の登場シーンで、彼女が投げつけたブランド袋を見た瞬間に持っていかれた。
これはムラスポはじめとする「袋世代」の人に向けた、2018年時点で35~40歳くらいの人じゃないと分からない映画な>>続きを読む
映画でよく「でも人生は続く」と思わせられるラストってあるけど、その「人生は続く」というものをずっと見せつけられている感じがして、その暗中模索な感じはあまりノレなかった。
ヨン・サンホ作品とは思えない、和やかなコメディ。
権力への批判意識は相変わらず高いけど、内容が内容なので、これまでの作品ほどそこには目がいかない。
これまでの苛烈さは影を潜めているのて、他のヨン・>>続きを読む
いや、本物の王どこ行ったの?って思いました(さすがボードリヤールを生んだ国のアニメって解釈でいいのか・・・)。
ワインが注がれていくシーンの絵の動きが良かった。
『かぐや姫の物語』を好きな人は、かなりはまる気がします(はまらなかった方の人間なので断言できないですが・・・)。
アニメーション表現として、これまで観たことないような映像で(まさに高畑功のようではあ>>続きを読む
めちゃくちゃ密度の高い俳優映画。主演の2人はもちろんいいのだけど、被疑者・松倉役の酒向芳がすごくいいスパイスになっている。
ノベライザーの相田冬二さんは酒向の演技に『セブン』のケビン・スペイシーを引>>続きを読む
『フランシス・ハ』の別バージョンみたいな感じもある、USインディぽい質感の映画。
レナ・ダナムの自意識とか、アメリカの若者のモラトリアムとかが気になってきて、やっぱりこれって青春映画なんだろうな、と>>続きを読む
どっちも原作を読んでないので勝手な妄想ですが、森見登美彦の世界観をポップスとして表現したら今作みたいになって、湯浅政明が監督すると90年代オルタナみたいになるのだな、と。
『夜は短し歩けよ乙女』と比>>続きを読む
今のアン・ハサウェイ、無敵感ある気がする。
予想通りだけど、それが心地好い映画。
もはやスパイ映画とは思えなかったけど、最高だった。
前半部の舞台がパリで、路地裏とかもわりとカーチェイスで使われていて(ロケはどこか知らないけど)、それが新鮮味あった。
次はがっつり中国の大都市が>>続きを読む
雨傘革命の全貌を知るための映画ではなくて、香港の20歳前後の若者たちの一夏の青春(実際は秋から冬だけど、半袖着てるし)を描いた映画としてはすごくよく撮れているし、香港に行ったことある人はエモーショナル>>続きを読む
『さまよう刃』みたいな設定の映画なんだけど、『さまよう刃』みたいな四畳半フォークっぽさがなくてよい。
サスペンス映画とヒューマンドラマの間、という感じ。
映像の質感はすごく心地よいし、更新されている感もあるのだけど、全体を通してどこにカタルシスを感じればいいのかがすごく分かりにくかった。
一人っ子に好評らしい、という投稿をFacebookで見たけど、>>続きを読む
キャストも設定も悪くないけど(面白くなりそうなんだけど)、作り手の熱量がまったく感じられなかった。
最高なやつです。
『ルーム』はあまり好きじゃなかったんだけど、誘拐もの、世界=家と思わされていたものとして、これ以上にない映画だと思う。
遅れてきた青春を取り戻す20代後半オタク青年の話でもあるし>>続きを読む
※間違えて削除してしまったので再投稿(削除ボタン、編集と別の場所にして欲しい・・・)。
予告編とかポスターはあまりイケてないですが、これはさすが『リトル・ミス・サンシャイン』の監督コンビ(個人的には>>続きを読む
開始50分くらいまでは、これが絶賛されてる映画なの?って感じて観ていたけど、最後40分はほんと最高だった。
ワンカットってアート系の映画とかにありがちなイメージありますが、この映画はまったくアート系>>続きを読む
先週の朝日新聞の映画評を読んで、気になって鑑賞。
もろもろ制約が多いであろう環境で善処している感じはあって、好感の持てる小作にはなっていると思うけど、もうちょっと踏み込んで、せめてこの密度で90分く>>続きを読む
もはや、なぜこんなことになったのか原因がまったく分からない。
クドカンは大河の前にバカをすべて出しきりたかったのか、実は原作を忠実に再現していたのか・・・。
圧がすごくてまったく眠くはならなかった>>続きを読む
ホン・サンスのキム・ミニ主演作連続公開3作の中では、一番グルーヴ感が弱い感じがする。
映画サイトを見ていて知ったんですが、このふたりは本作をきっかけに付き合い始めたんですね。
ということを踏まえる>>続きを読む
出版社が舞台になっていてそのシチュエーションが気になっていたけど、ホン・サンス映画にとってはシチュエーションとかどうでもいいものなんだな、って改めて思った。
朝ドラみたいな感覚で、いつまでも観ていら>>続きを読む
『127時間』の砂漠/地雷版のような映画。
良くも悪くもダニー・ボイル作品ほどポップではなく、地雷を踏んで八方塞がりという状況が劇中の70%くらいを占める映画だけど、回想シーンに逃げすぎずに勝負して>>続きを読む
70年代とかの往年のウディ・アレン映画の雰囲気を感じさせつつ、当時ならウディ・アレンが演じていたであろう役をジャスティン・ティンバーレイクが演じているのが◎。
問題になってる新作もぜひ公開して欲しい>>続きを読む
SWシリーズの中で、爽快感でいえば屈指な気がした。
俳優も皆よかった。特にウディ伝ハレルソン。