ケヴィン・コスナーとキルスティン・ダンストがすごくよかったよと今作で声を大にして言っていいものなのかどうか。それはともかく白いチョークを赤いネイルで飾った手で受け取る、あのキレッキレのショットがストー>>続きを読む
鑑賞後、野生爆弾のライブに行ったわけだが、この作品が既に丸ごと野性爆弾だったわけでなんとまぁ運命的な巡り合わせと思いつつ、風に濡れた女でもあんな演出あったよなと生命力・愛?の表現が似通う感じが野性爆弾>>続きを読む
なんだこの邦題、とは思いつつ初見。怖いから死ぬからずっともぐってろというぐらい、一旦外にでるとさすがの縦横無尽雨あられの銃弾とやりたい放題の編集。それでいてめちゃくちゃエンタメしている。ラストの狂気の>>続きを読む
実際、作中でもワインよりもペプシなわけで。物語のすっ飛ばし方が実に痛快。タイトルはマッチしている感はあるが、なにより印象的なのは川辺の散歩だったり、船上からの川のきらめきだったり、壁から吹き出す水だっ>>続きを読む
自転車で始まり自転車で終わる。動かない(動けない)男を横目に女は動きまわる。外でも室内のような街では動き回るしかない。どの女性も異常な魅力を発していて、ラストのイ・ウンウの美しさは尋常ではない。見た目>>続きを読む
「風花」の小泉今日子ばりにこれとは対象的な舞台で門脇麦が海辺で日差しの中踊りだしたときの感動いったら。門脇麦の作品だ、と思いつつもきめ細かく丁寧な演出・描写(ゆるなかに空間を横移動しつづけるショット!>>続きを読む
ただ一点、これをやりたかったんだ、と感じることができる作品を観ることができたときの喜び。すごいよかったです。
主演二人だけで最後まで観られたが、溶鉱炉、背中にまわされるナイフ、そして雨、色々もったいない気がした。
途中まで柴崎コウかと思ってみていたら中谷美紀だった。役者陣は皆良くって、浅野忠信がいると絵が落ち着くような気がした。それはともかく、いままでで最高の妻夫木君を見られたのが一番の収穫。
辞書を作る仕事の話。デスマーチ的な展開もあり、デバッグ・動作テストの大切さを改めて思い知る。芸達者なメンバーが揃うとさすがに飽きない。オダギリジョー、黒木華、池脇千鶴あたりは毎回違った役柄をやっている>>続きを読む
冒頭のヒロインが振り返り歩き出す、そのタイミングで滑走路を逆に進む旅客機。これだけで参った。ラストにもう一度旅客機が出てくる、このショットも素晴らしい。
「競馬でもうけたら、さらいにきて」最高。
小説は昔読んでいて映画はみるのを控えていた作品。3連休の真ん中の昼間なら、と覚悟して鑑賞。顛末を知っているだけに鼻の下伸ばし選手権で間違いなく優勝できる石橋凌に同情しっぱなしだった。ラスト、一旦窓の外>>続きを読む
ベッドに呆けたように座る前田敦子の表情とその後の展開だけで満足。黒沢清がこれやるのかという気もしたが。でっかいトランクとでっかいリュックが印象的。薄ら笑いとその顛末で解放される。こんなところにも山本浩>>続きを読む
ガル・ガドットをみているだけで飽きないたくましさ。あれっほよよ、と思うシーンはたくさんありつつも、ガル・ガドットをみているだけで飽きない真っ直ぐなたくましさはザック・スナイダーが描いたものとは別の魅力>>続きを読む
顔頭顔。顔面からなんかすごいもの絞り出したろかい、っていうぐらい顔映画だった。カロリーメイト食する福山雅治からは特に何も感じるものはなかったが、他作品でみたこともないような広瀬すずのいびつな表情にはび>>続きを読む
「散歩する侵略者」の宇宙人がパターソンに現れなくてよかった、と感じるぐらいに充実した切実な時間だった。最後のバーのシーンは身につまされる思いになった。諦念なのか達観なのか目覚まし時計なしに毎日目を覚ま>>続きを読む
容赦ない戦争の残虐性と鳴り止まない爆撃音。悪夢だ。それでいて冬山を照らす月明かりのせいかはたまた塹壕のランプのせいか、寝る前に聞く昔話のような美しく幻想的な世界。美しく絶望的な夜に岩に耳をあてる兵士の>>続きを読む
物語が3分割されているせいか、なにか散漫としいて最後までのれなかった。というか、ノーラン作品はいつものれない。最後の戦闘機のくいっくいっと脚が出るところとかはよかった。
原作が素晴らしいんだろうが、実際に起こったらどうなってしまうんだろう、という物語設定による恐怖。押さえつけて、はみ出る過剰な存在感を放ち続けていた長澤まさみの変化。宇宙人女子のはんぱない戦闘力とアンジ>>続きを読む
チョン・ユミが出演している時点で悪い作品ではないと言いたい。ただまぁ、せっかくの電車なのにゾンビ走らせたか、と思った。走らせたおかげでゾンビ版Fury Roadができたわけだが、それにしても、なんか近>>続きを読む
ジョセフ・ゴードン=レヴィット。今作も品があって、いつもながら好感しかもてない。そりゃ軍隊は当然無理だよ、と思う。複雑なストーリーながら迷わない丁寧な演出とメリハリの効いた特殊効果で最後まで飽きなかっ>>続きを読む
とにかく態度で示しまくる作品で痛快極まりない。主人公から目が離せない2時間。物語の顛末もまた喜劇/悲劇のこの作品にあって、腑に落ちるものであった。窓際で双眼鏡を持ち出す、新生児室のガラス越しの光景、鏡>>続きを読む
図式的ではあるものの、かなり痛い痛い。世界はファンタジーで成り立っている。蒼井優は煙草が似合うようになったなぁ。逃げられた後の顔面の変容具合といったら。太賀はこんな役もできるんですね。よかったです。素>>続きを読む
まさにパーリータイム。みんな大好き、としかいいようがない。初登場メンバーも全員キャラが立っていてよかった。今作はタイマンと西部警察オマージュ?のカーアクションシーンがメイン。ベストバウトはコブラvsジ>>続きを読む
レアキャラ雨宮兄弟がでてくるだけでテンションが上がったが、銃持ちはじめてどうなることかと思いきや理にかなった動きの気持ちよさにびっくりする。一番びびったのはラストなんだけど。
このシリーズのアクションシーンの気合の入りっぷりは尋常ではなく、映画でも息が苦しくなるほどの長回しで闘争の状況をたっぷりみさせてくれる。ほんといい。ドラマ版を通して見知ってきた愛すべき人物の活躍。「琥>>続きを読む
眼を見張る映像(泥すげぇ)とシリーズを総括する秀逸なストーリー。ディズニー買収後にみせたピクサーの志の高さ。あたりまえのように泣く。松岡茉優の吹き替えには参った。奥田民生の歌もマッチしていてよかった。>>続きを読む
歌声、仕草、佇まいどれをとってもキュートで本当に魅力的な人物として描かれていて、メリス・ストリープは天才だなと。ピアニストの視線だけで状況(惨状)を表現する巧みさ。あのシーンで一気に引き込まれた。ヒュ>>続きを読む
戦争映画のフォーマットを踏襲しつつ、活気のあるエンタメ作品になっていて単純に面白くもあったが、同時に最初の途方もない一撃から続く緊張感が全編を支配していて苦しくもあった。蹴る行為が完全に裏返り、主人公>>続きを読む
キンプリなら1分で終わる話を2時間かけて丁寧に描写する。途端に軽装でアパートから外に出始め、海原をボードにまたがりたゆたい、自転車にまたがり立ち漕ぎで坂道を駆け上がる。危うく不安定で、その終点の一瞬写>>続きを読む