paddさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ある正直者の人生(1953年製作の映画)

3.7

冒頭のキャスト紹介が洒落てる。
本編もバカバカしい&しみじみとした良い話だが、もっとブラックな方向か、グッとくる兄弟人情モノかに振り切っても良かったかも。少しどっちつかず。

毒薬/我慢ならない女(1951年製作の映画)

3.8

後半一気にむちゃくちゃブラックだなー。びっくりした。

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.8

派手な暴力や極端な感情の発露などはなく、非常に抑制の効いた渋い逸品。人物それぞれの境遇もほとんど説明はないが、彼らの纏う雰囲気、立ち振る舞いでどんな人生を歩んできたか自ずと想像できる。

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年製作の映画)

3.7

面白い展開。みんな可愛らしい。クリス・クラインの爽やか筋肉バカ感がツボ。

ザ・ヤクザ(1974年製作の映画)

3.6

高倉健が映るともうそれだけで画が強い。ぶっきらぼうな「さいなら」が渋かった。

ブルー・カラー/怒りのはみだし労働者ども(1978年製作の映画)

3.8

「クスリをやった時は工場はゴメンだと思う。でも、戻っていく…」
「借金取りが待ってるからさ…」

このやるせなさ…。

憎まれ口を叩きながらも気の合う同僚三人組の末路…なんとも厳しい。身につまされる。

エリザベスタウン(2005年製作の映画)

3.7

上手いなぁと思いつつ、実はドリューがかなり甘やかされているだけのような気もするのでもう少し試練的なモノがあってもいいかな、と。

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

3.6

ガビガビでガチャガチャした(言い方…)画と音の中、時折挟み込まれるカチッとしたメインパートが美しく息を呑む。形容し難い不思議な情緒が喚起される。

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.3

かなり昔、始めの方でなんかタルくて観るのをやめてしまった記憶があるが、今回ちゃんと観てみてやはりその時の印象と変わらず、全然面白いと思えなかった。

彼らは9人の独身男だった(1939年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ面白い!前半中盤大いに笑って後半には泣けてくる。これだけの人数をテンポ良く描いていく脚本、演出の巧さたるや。活き活きとしたキャラクターたちの滑稽だが切実な一喜一憂。絶品でした。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.2

凄い。ポール・シュレイダー、極まってる。ギュッとタイトに締まってるのにもの凄い重量と密度のある謎の物質のような存在感。音楽も最高。劇場で観なかったことが悔やまれる。Blu-ray買おう。最新作『Mas>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.2

タイの風景が新鮮な以外、特に面白くなかったなー。

地獄の門 4K レストア版(1980年製作の映画)

3.7

後頭部を掴んで脳味噌を握り潰す、超怪力ゾンビたち。物言わぬ神父の存在感。ラストカットの意味がよく分からない。

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.9

予想外にめちゃくちゃ面白い。インディー新作もこの脚本、監督チームがやれば良かったのでは?と思うぐらい。アクションシーンも上手いし、挟み込まれる細かいコミカル描写もクスッとするし、リリーと弟マクレガーの>>続きを読む

がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン(2005年製作の映画)

3.7

ちっこいのに怖いもの知らずで血の気の多過ぎるタナーがかわいい。話はほとんど『バッドサンタ』に近い。「よく投げたな」と娘アマンダの肩を抱いて労う、バターメイカーの姿に泣く。

クリティカル・ケア(1997年製作の映画)

3.4

ヘレン・ミレン良かった。けど、この病院はそもそもダメ過ぎる。

スペースマン(2024年製作の映画)

3.5

深宇宙で異星人にこんこんと説教されてしまうアダム・サンドラー。こっ恥ずかしい、大して盛り上がらないしょうもない話だけど、好きか嫌いかで言えば好きだなぁ。情けなくて。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.4

ところどころ良いシーンはあるが、そもそもゴッドの大罪がほとんど問われないのが違和感がある。最後も安らか過ぎるだろう。あと、やはりこういう美術や装飾の映画は個人的に苦手でした。

夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.9

やっと観れた。前半、何カ国も渡り歩くスパイもののような追跡劇でとても贅沢な撮影、ロケーションで楽しい。人物それぞれのファッション、劇中曲もそのセンスにシビれる。追跡ソフトの変なコンピューターグラフィッ>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

以前観た時は実はそこまで響かなかったんだが、今回はしみじみと良かった。時間を経た今の方がいろいろ失ってしまったモノなどに想いを馳せグッときてしまう。これ今こそ続編作るといいと思う。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.6

前評判が高かったのでちょっと期待し過ぎた感がある。

冬の旅(1985年製作の映画)

4.3

その出会いと別れが心に燻っている劇中の人たちのように、映画を見終えた後もぼんやりと彼女について想いを巡らせてしまう。その旅は過酷で彼女も全く善人って訳じゃないけど、その流浪をずっと見ていたいと思わせる>>続きを読む

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.5

煮え切らないナヨナヨしたドノフリオが情けなくて好き。

近松物語(1954年製作の映画)

4.1

映画を形作っているあらゆる要素が、パキッと噛み合っているような力強さと滑らかさがある。
おさんが茂兵衛を追って山を駆け下りていく一連の場面……絶品…。

四人の復讐(1938年製作の映画)

3.7

“父親”を巡る物語。除隊させられた父が帰宅し、息子たちと連れ立って暖炉のある部屋に入ってくると奥に亡き妻の肖像画が見え、自ずと父と息子たちの背筋がスッと伸びる。簡潔で的確な演出、カメラ位置、編集に冒頭>>続きを読む

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.7

Disneyのオリジナル観ていないのでゼメキス版としか比べられないが、こっちの方が全然良いな〜。

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.6

現実にあり得る不条理な地獄を描いた力作だと思うけど、なんかもやもやするところもある。
貧困や格差の経済的な問題と民主主義や軍事政権という政体の問題とがいつの間にか地続きに同時進行しており、それらのかな
>>続きを読む

エレクション 死の報復(2006年製作の映画)

3.4

微妙だった。ジミーとフェイの場面とか好きだけど、ロクがずいぶんショボかったな。

奇跡(1954年製作の映画)

3.8

前半はけっこうダルいが、終盤はなんかもうひたすら恐い、というか観てはいけないものを観てしまってとり返しがつかない…という気持ちになる。ラスト、崇高で美しい瞬間なのかもしれないが、とにかくなんかゾッとし>>続きを読む

ボディ・スナッチャーズ(1993年製作の映画)

3.5

なんとも後味が悪いが、メグ・ティリーはやたら美しい。救いはそこだけだ…。