pilmoさんの映画レビュー・感想・評価

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ポカホンタス(1995年製作の映画)

3.1

実話をもとにしていて、だいぶ脚色してるんだろうけど、美しくまとめてあり、ディズニーらしいお話。
まおいきなり言葉通じるとかありえないけど。

あとはディズニーにしてはめずらしく切ない終わり方。
史実は
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.3

震災の記憶が呼び起こされ、東北にいた当事者ではないとはいえ、なんともいえず辛い映画だった。ただそんな中にも人としての温かさも感じられる作品で、救いを得た。
日本特有の社会問題は、これだけではなく、昔か
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母性(2022年製作の映画)

3.3

戸田恵梨香、ほぼすっぴんだよね?っていうビジュアルでの名演技。
高畑淳子のうざい婆さんもなかなか秀逸。
昭和ならでは、の価値観や家具などからの時代感や世界観が、ちゃんと現れていた。
女性のライフスタイ
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.5

なんの情報もなく、公開されていたことも知らず見てみてキャストの豪華さにびっくりしたのと、体調不良すぎて仕事も行けず心が弱っている状態のせいかもしれないが、いい話すぎて号泣だった。

森宮パパいい人すぎ
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明日の食卓(2021年製作の映画)

3.2

普通ってなんだろう、と思う。
はたからみて普通の家庭でも、人それぞれいろいろあるもので、普通の基準も人それぞれ。
人間は互いに価値観が違い、なのに家族になって遺伝子残して、遺伝子を含んだ子供までもが意
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追憶(2017年製作の映画)

2.5

豪華なキャストの割には、割とあまり内容が深くない。
仁科涼子の過去の罪と、ヤクザとの関係が不明なままだし、どう隠蔽したのかも謎。
最後には不思議な運命的繋がりを発見して、めでたしめでたしみたいな終わり
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ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

3.5

野村周平と黒木華がハマり役。また、夏帆と東出の昭和感も、めちゃくちゃハマってた。
話も見ていると見えてくる感はあったが、昭和と今がうまくリンクしていた感じは嫌いではない話の流れだった。
おじいちゃんの
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.3

余計なBGMもなく、客観的視点で見せるかのように見せかけたと思いきや、見ているうちに世界観に入り込める構成とフレームワークが新鮮。

この時代のアイルランドの宗教感がわからないと、見ても価値観の違いに
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

プレスリーの曲は知っていても彼の人生についてはほとんど初見で興味深く見れた。
大佐役がトムハンクスとは、気付かず、役者としてのうまさに感動。

どうみても成功していたのに、ドラッグに溺れて死んでしまっ
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.5

面白かった。コメディとして楽しめる反面、しっかりといろんな社会問題も取り入れている。現実はなかなかうまくいかないことばかりだが、現実的な範囲内の資産で楽しめるような人生を送れるのがいわゆる幸せなんだろ>>続きを読む

ミスター・ベースボール(1992年製作の映画)

3.5

ベイスターズファンだが、十分楽しめた。ナゴドの前の球場が舞台だね、ドラゴンズファンは絶対見るべきだな。今とはまた違うだろうけど、当時の日本の根性論的なものが、カルチャーギャップとして楽しめる。
色々経
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.0

蒼井優の演技力がよかった。
内容は期待に反してだが、悲しい時代であることと、夫へのひたむきな愛が伝わる。
とりあえず戦争というのは馬鹿な行為で、馬鹿な行為の元では人は簡単にアホになるということだと思う
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

伊坂幸太郎原作、プラピ主演で見ないわけにいかないと、早速見てきたが、最高に面白かった。めっちゃ笑えたw
ミカンとレモンの掛け合いも笑えるし、悪いやつなのに、実はいいやつぶりもたまらない。
日本が舞台と
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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.5

実際のモデルはケンブリッジ卒ではなく別の大学中退で、所長とのロマンスなどもないようだが、思想や理念は同じらしい。
被爆国としては、広島長崎の映像はつらかった。
ただ、これを見て悲惨さを感じてくれた英国
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とんび(2022年製作の映画)

3.5

阿部寛がとてもよかった。
家族愛、親子愛、今とは違う時代だけど、やはりこの世代は人情があったな、と思う。
いい話だった。
とてもよかった。

告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.4

なるほどそういうオチか、、、
というのも一瞬???だけど、後々よく考えてオチに至ると全て納得。

ここからネタバレ。

要は、エルは彼女自身。
第三者から見れば、1人で話して1人で答えていたような感じ
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マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

3.2

皇帝夫妻の末路を知っているだけに、色々と匂わせな付箋が貼られているのが興味深かった。
愛人のバレリーナがいることは知らなかったな。
場面展開がたまに?となる代わり用だったがなかなか話としては面白くみれ
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

3.4

面白かった。未来が見えたらいいと誰もが願うが、それは果たして幸せなのか。
未来がわからないからこそ夢が持てる。
そうかもね。

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.6

映画の元となってた回顧録の作者の実話。
エンドロールに実際の写真が出てくるが、キャストが本人以外激似でビビる。

資本主義のアメリカにおける貧富の差は実は凄くて、中国ほどではないにしろ、日本同様、こう
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娼婦ベロニカ(1998年製作の映画)

4.0

Amazon primeではDangerous beautyのタイトルになっているので混乱する。
実在したが、その晩年は謎だそうだ。
中世においての魔女裁判は、まさに、人間の残酷さや醜さの象徴だと思う
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私が愛した大統領(2012年製作の映画)

3.3

人気の高いフランクリンルーズベルトと不倫相手の従兄弟の話。
従兄弟の存在は全く知らなかったが、不倫といってもどこかさわやかというか、信頼しあえる同士のような関係性。
世界大戦への協力の要請に、英国王の
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ミュンヘン:戦火燃ゆる前に(2021年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦への突入まえの、英独間で結ばれるミュンヘン協定に関する映画。
最近戦争映画ばかり見てしまうが、これもなかなか緊迫感がありハラハラドキドキな面白さもありながら、ナチスの狂気に進んでいく序章
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.0

暇な休日にしかみられない、3時間もの。
テレンスマリックらしく、静かに淡々と、視聴者ならどうするかを考えさせながら進めていく技法さすが。
セリフも少なく、盛り上がりも少ないから、合わない人は即眠くなる
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星の子(2020年製作の映画)

3.0

なんというか…
日本映画ってなんとなく暗いの多いよね。
自分にとって当たり前に育ってきた環境が、他の人にとっては異常と認識した時の辛さ。
宗教を信じてる家庭の子供とかも多かれ少なかれこういうのあるんじ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

実話なだけに感情移入もしやすく、辛い。
それだけ戦争の生々しさ、悲惨さがよく現れている。
陸、海、空 それぞれの立場から見事に描写。
みんなを救った英雄の空軍が最後は捕虜になるのつらい。
名もなき兵士
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時の面影(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

迫り来る戦争を目前にした混沌とした時代に起こる、世紀の大発見。
実話。
何となく懐かしく、静かに、だけどそれがいろんな心模様をうまく描き出している気がした。
息子がとても良かった。
 
※以下ネタバレ
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.5

嫌な予感はしたが、カウボーイものということで動物に対してやや残酷なシーンがあるので見れない人は要注意。

地味に進んでいくが、最後にそういうことか!え、まじ?な、何というか、サスペンスものに近い気がす
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画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密(2012年製作の映画)

2.8

マネとモリゾの出会いにフォーカスしすぎな感が。モリゾの画家としての人生全般ならもっと面白いような気もするが、これはこれでまあ、画家としての自立か、女としての幸せを取るべきかの、中世から近代ありがちな葛>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.0

ジャンルの一つにコメディとあるけど、日本人の自分には笑える要素は皆無。
昔の貴族のバカらしさがよく現れている。
基本は事実に基づいていると思われるが、アンの酷さがここまでだったのかは謎。
そんな女王に
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天外者(2020年製作の映画)

3.5

五代友厚に関しては後半の大阪商工会議所付近の人生が描かれているものが多かった気がするが、この映画では、前半からの人生にフォーカスされており、理解を深めることができた。
この時代のこういう時代からすれば
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.4

18世紀イギリスの自然豊かさが楽しめる。キーラナイトレイが美しい。娘の結婚しか頭にない母親にイライラするが、娘の結婚次第で家族の地位や安泰が決まる時代としてはこれが普通だったのかも。その中でも家族愛に>>続きを読む

エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

3.0

事実なのである程度の予備知識を入れた上で見てみたが、、、

話としては面白いだろうに、なんとも雑な仕上がり。
恐ろしいであろう施設の恐怖は伝わるが、なんかな…
精神病院なんて、ほんの近代まで似たり寄っ
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.8

やはり事実に基づいた映画は見応えがある。
社会とは大きな権力によってどうにでもされるもので、泣きを見るのはいつも庶民だ。
日本にも、ジャンルは違えど、こういう組織ぐるみの隠蔽だらけなんだろうと思う。
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

歌しか知らなくて、初めてちゃんと見られた。
こんな悲劇だったとは。
マリア役の子どこかで見たと思ったら、白雪姫の子か。
ミュージカルだとなんとなく明るいイメージが先行するし…歌も歌だけにこんなに社会問
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.6

いい人と出会えて良かったね。学歴ひけらかしてるのもこの子の場合は正直に生きたいからなんだと思うし、不思議と嫌味には感じなかった。
嘘偽りなく生きるのは大変なんだよね。
でもそれ貫くのは良いと思う。
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.0

まず、原作は作者の自伝的な小説であり、ジョーが作者だが、実際の作者はフェミニストで結婚しない、という事実を知っていてみるかどうかで評価も変わる。
19世紀後半のアメリカでは、女性は結婚するのが幸せとさ
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