departmanさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(1167)
ドラマ(69)

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.2

他人の手作りほど
気味が悪いものはない

「冬がうんと寒いといい」

暖炉を囲む幸せな時間を
役立つはずの薬草と隣人が
じっとりと蝕む

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.1

少しずつ道が逸れていく
あんなに甘かったキャンディーは
いまはもう苦味しかない

「人生は美しい」

20年前に流した涙は
20年後からきたぼくなのだろう

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.8

青い炎は美しいが
高温過ぎて触れられない

「効くと信じればどんな薬でもいい」

奏でる曲は
凶器にも薬にも

ミンボーの女(1992年製作の映画)

3.9

組織と社員の成長譚

クリームソーダが緑色なんて
誰が決めた

生きる(1952年製作の映画)

4.3

死ぬ予定は
生きる意志を照らす

「その瞬間から生き始めたんだ」

休んでる暇なんてない
退屈な日々にさよならを

二十四の瞳(1954年製作の映画)

4.0

先生も生徒もほんとうによく泣いた
泣きたいときに泣けない世の中も
poisonだろう

「この写真は見えるんじゃ」

濁りのない二十四の瞳は
あの瞬間を忘れない

甘い生活(1959年製作の映画)

3.7

自分に甘い生活

「フランスの香水を二滴つけるだけ」

その甘い芳香が
男を狂わせ
パパラッチを集わせる

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.2

旅に出る理由も
生活に必要なものも
大体100個くらいなものだな

「人生はものでできてない」

所有から共有へ
1人から2人へ

近松物語(1954年製作の映画)

4.0

女性の抱え方のベストを見つけた
いつかぬかるみを前に試してみよう

「死ぬのはいやや。生きていたい。」

不義密通には
今も昔も抗えない

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.2

遠回りしてでも
みたい景色がきっとある

「人生は汽車のようなものだ」

停車した時
またそっと再生したい

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

3.7

そっとしておいてくれ
家族が家族になる過程に
銃は不要だ

「ほかのお母さんみたいにキスして」

強く太く引かれた白線は
偽りの家族を守る
壁となり道となる

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.0

とうとう観てしまった

あらゆる盾を前に
霧がかかる戦争の事実に
彼の正義が剣を抜かせる

「写真の顔が動くんですね」

教科書で
テレビで
新聞で
決して語られることのなかった歴史に
狼狽を避けられ
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.9

蜂の巣窓を
開けたり閉めたり

何かを信じるのに
瞳は大きい方がいい

「映画が来たよ」

あんな表情で
映画を観たいものだ

街の灯(1931年製作の映画)

4.3

感想の言葉もいらない
観終わったぼくの顔を見ればいい

「明日が来れば鳥も歌います」

道に迷った時
この言葉を思い出そう

A2(2001年製作の映画)

4.1

言葉に詰まるシーンが多い
多くはうまく言語化できないのだ

上祐氏は言う

「言葉で表現できないことが、最終的に残ることなんですよね」

真理かも

「A」(1998年製作の映画)

4.0

興味深い

「尊師しかいないって確信があるんで」

彼らの思考に
そう思うプロセスに
興味が尽きることはない

それにしても
監督の質問の鋭さたるや

叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.7

赤い叫びと白いささやき

「よそよそしい沈黙は嫌い」

母娘姉妹
情熱的で冷酷な女性愛が
現れては消える

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.3

色々気になるところは多いが
最下層にいるぼくたちの車両には
窓もないから
確認しようもない
ということか

「女を抱きしめるのは両手の方がずっといい」

手の数より
温もりではないか

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.8

長男を全力で全うした

「試練はあっても失敗はない」

カズ・ヒロの出番だった気がする

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

4.0

歩いて拾って積み上げる

幼児が自然に覚えるように
男は素朴に繰り返す

自然に抗わず共生する生活音が
ぼくたちの乾いた身体を潤す

「歩きながら夢を見てる」

夢を築いた男の満たされた表情に
こちら
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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.0

揺らぐことのない
ふたりの思想と愛

「時には風より日差しが服を脱がせる」

権力に屈さず生き抜いたふたりを
民衆は忘れてはならない

おいしい家族(2019年製作の映画)

3.8

おはぎは
作ってる途中に食べるのがよい

「生きてればそれでいい」

親も子も
お互いにそう思っているから
歪な形でも
それは家族の輪

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「電話を通じて手を握りなさい」

相手を動かすために
その手にお金を忍ばせる
同じ世界の話だ

「ルール?テニスじゃあるまいし」

ルールに抗い家族を守る姿に
観ているこちらは震えるばかり


物語の
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.9

そりゃ美女も抱きつくわけだ

「笑顔でいろ」

忘れかけていた大事な教えは
チームメイトが呼応し
皆の頬をゆるめる

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.2

孤独の発明と東京
敬愛する作品の登場には
いつだって体温が上がる

「正しいけど、正しいだけだよ」

理屈で身体は動かない
余白のない正論に
悩まされた日々が思い出される

エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.8

友よ
そう呼んでくれる限り
彼にとっては善人だ

「自分を発見できた」

眠るとは
横になって行うことだ

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.6

愛する家族のために
目的はみんな同じはずだ

「怖かったら跳べ」

もしもの時
自分に跳ぶことができるのだろうか

放心したように
いや
ただ放心をしている今
考えることができない

こはく(2019年製作の映画)

3.0

アキラの大事な感情がポロリ

「家族が揃うとよかね」

坂が多い道のりを
家族と一緒に登りたい

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.4

スニッカーズのように
しつこい粘りが友を救う

「職務を果たした普通の人間です」

必要な時に必要なものが必要だ
間食も弁護も

マグノリア(1999年製作の映画)

4.7

人が想像できることは
全て起こり得る
とは誰の言葉だったか

「本当にあるから映画でも描かれる」

愛と苦悩に満ちた悲劇を
物質となった雨が
はけ口へ誘う

アマチュア(1979年製作の映画)

4.0

手に入れた武器が
自分をまるで特別にする

「あなたに撮り続けてほしいの」

まんざらでもない彼は
レンズの外の世界まで
視野を保てない

オルフェ(1949年製作の映画)

3.5

鏡は水だ
向こう側に世界がある

「時間を初めて意識したわ」

待たされるのも待つのも
どちらの世界でも苦しいものだ

青春群像(1953年製作の映画)

3.6

冬が辛いというが
彼らには毎日がしっかりと青春

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