pluviaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.6

フランス映画で安定の心温まる癒し系 ぶどう畑ワイナリー×家族再生、に続いて、今回は
薔薇栽培×人生再生のヒューマンドラマ。
お決まりのパターンながらも毎回良い感じですよね。

street smart
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汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

-

実話がベース。SDGsを考える一環としても、見ておいて損はないと思う映画です。

映画の構成、上手かったと思います。

思慮することは多いですが、内容については触れずスコア☆も付けないでおきます。

リデンプション アメリカのタブーに挑んだ男たち(2016年製作の映画)

3.6

映画は現実を牽引する?

アメリカの政治、教育と宗教、宗教判決に関心がある方は、よろしければ。

Wikipediaによると、アメリカでは2016年2月に公開されている映画です。
制作はsweet u
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凍える鏡(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

公園で絵を描いていた孤独な青年が、偶然出会ったおばあさんの優しさに触れる物語。

些細な言動によって表出している、心理状態、関係性、状況がぐるっと一周する構成が良かったです。
不自然さのある母娘の会話
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ハーフェズ ペルシャの詩(うた)(2007年製作の映画)

4.2

愛をメタファーで描いてゆくロードムービーだったと思います。
衣装と詩の情緒も美しく、麻生久美子さんの透明感ある演技と、イランの俳優さんの寡黙な演技も良かったです。

鑑賞後、この作品のことをもっと知り
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氷の上のふたり(2014年製作の映画)

3.7

白熊かわいい。北極圏、美しい。

便利な生活をする現代人としては、大自然を前にする2時間の体験に感じることがありました。
食事中は注意の場面あり。

リターン・オブ・ザ・キラー・トマト(1988年製作の映画)

3.5

妙にタイトルに惹かれた〜笑。

ヘンテコなB級コメディと思いきや、意外と?
ともあれ、普通に面白かったです。

本作は続編で、私は続編だけ見ましたが問題なく楽しめました。
前作は(映画に詳しい方ほど楽
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.0

好評どおり。伏線も、鑑賞後の余韻を増加させてくれました。

160分なので、結局3日間に分けて鑑賞になりました。でも、続きを楽しみになるのも良い時間でした。

特に好きな場面は、帰宅した祥子が郵便物を
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転がるビー玉(2019年製作の映画)

-

数ヶ月前に見て、まだメロディが耳に残っています。ラストの屋上、良かったです。

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.5

サブカルを分かる方、詳しい方、すごいなぁと思いながら私は全然分からないので、ちょっと見るの間違えたかな?と。でもその割に、最後まで引力が強かったのは、小松菜奈さん、門脇麦さん、成田凌さんの演技力の賜物>>続きを読む

アカシアの通る道(2011年製作の映画)

3.9

最小限の台詞。
仕草と表情で、変化してゆく2人(+1名)の距離感を描写する。
落ち着いた映像、登場人物と観客の距離感も良かったです。
ロードムービーとワンシチュエーション、大好物のジャンルです。

その男、国家機密につき(2010年製作の映画)

3.5

2022年12月上旬、「ハインリヒ13世」をリーダーとする危険な集団が逮捕されたというニュースがありました。
一部の映画は、これ系の問題を早くから警告し続けていて『帰ってきたヒトラー』(2015)、『
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.5

冒頭30分が残虐だと事前情報で読んでいたため、相当に覚悟して鑑賞です。

ストーリーが進むにつれて刻々と作品の凄みが増していく…圧倒されるラストでは歌も美しかったです。

歴史としては既に知っていたこ
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レイラ 売られた少女(2017年製作の映画)

3.7

"現代の奴隷制度" と呼ばれる世界的な問題を、青春恋愛ありで明るく見やすくストーリー仕立てした映画。
基本明るめですが、つらい場面も何度かあります。

祖国にいる貧困生活者の妹から預かった子供と言われ
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『虐待の証明』『幼い依頼人』を連日セットで鑑賞しました。

虐待のうえに弟が…なのに、写真を見たくらいで?と、ラストで唐突な流れは。
虐待の根底にあった連鎖と今後も続くであろうトラウマには触れず、傷は
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虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『虐待の証明』『幼い依頼人』を連日セットで鑑賞しました。

メインストーリーが、松雪泰子さんと芦田愛菜ちゃんの『Mother』そっくりで、ほぼ『Mother』なのですが『Mother』は女性同士(母娘
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パーフェクト・ボウル 運命を賭けたピン(2016年製作の映画)

3.6

賭けボウリングをしている元プロのスター選手だったチョルジョンと、自閉スペクトラム症の若者ヨンフン。
心の交流に感動したというレビューを読んで鑑賞。

トム•クルーズとダスティン•ホフマンの『レインマン
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

-

あるシーンで気になったのでYouTubeで調べてみると、本当にいくつか出てきました(自閉症•視覚体験)。

目からウロコで、発見と学びがあったのが、
『自閉スペクトラム症と定型発達の見え方の違いがわか
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(1929年製作の映画)

4.5

1929年の短編映画(オランダ)。
素晴らしいです。

雨は表情を持つ。

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011年製作の映画)

4.1

年齢や環境の違いで理解できるかなぁと思いつつ、身近な人にオススメされたので鑑賞しました。

親世代の人達から聴く話を重ね合わせたり、国鉄員だった曽祖父の姿を重ねながら、ザ•昭和感のヒューマンドラマが予
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(2020年製作の映画)

3.5

スタートから、やっぱり邦画苦手かもと思い。
斎藤工さんのパスタのCM好きで、斎藤さんがパスタ時の雰囲気で登場する予告を見ていたため、まずは止めないで鑑賞。

カツ丼が出てきたシーンでは「これ美味しいの
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

5.0

個人的に数年来の夢が叶った映画です。thank u so much. love it.
この映画の話題で、昨夜から内輪では盛り上がっています。

続編のほうがいいのも珍しく、悪い飼い主がいないのも好感
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

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通常版、特別完全版、ファイナル•カット。
完•鑑賞。

今回『ファイナル•カット』を観て、映像が綺麗になっていたので、画面暗めのシーンも格段に表情まで見えやすくなっていました。

好みとしては、ファイ
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マルガリータで乾杯を!(2014年製作の映画)

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インド出身の女性監督ショナリ・ボースがメガホンを取った珠玉の感動作。
障害のある19歳のライラは、身体的不自由はあるものの持ち前の明るさで大学生活を楽しんでいた。車で送り迎えをしてくれる母や、優しい父
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聖者の谷(2012年製作の映画)

4.1

サンダンス映画祭ワールドシネマ部門ドラマ観客賞など2部門受賞作品。
政情不安なインドのカシミール地方の分離独立運動やダル湖の汚染問題なども盛り込んだ、フィクションとノンフィクションの要素を併せ持つ社会
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楽園(2019年製作の映画)

3.6

「村八分」 日本の伝統。空気を読まない人、流れに逆らう人、多数派に従わない人。その人が壊れるまで世間は集団で個人を追い詰める。

事件は、集団心理が暴走する動機を与える。

"ゆでガエル"感が半端ない
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Sisam - Our neighbors -(2021年製作の映画)

3.3

優しいトンコリの音色を聴いて。
(12分の短編)


第16回札幌国際短編映画祭 北海道セレクション部門に入選。

松前藩とアイヌの深い遺恨を取り除こうとする人々の語らいを捉えたドキュメンタリーの短編
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異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

4.5

YouTubeの 『[中条省平]カミュとは。『ペスト』『異邦人』の生みの親 カミュはどんな人生を送り、何を伝えたかったのか。』
という動画で、鑑賞後にカミュを復習。
この動画すごくオススメしたいです
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テイキング・アース 地球侵略(2016年製作の映画)

3.4

南アフリカは美しい。南アの花は珍しくて優雅。

世界遺産のケープ植物区保護地域群。
世界遺産の中の、西岸沿岸部フィンボスと呼ばれるエリアは「世界六大植物区」の中では最小のエリアですが、固有種の豊かさで
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好きだ、(2005年製作の映画)

4.0

この空気感に埋没するの「好きだ、」

事故後病院シーンのあと、西日があるのに目を凝らすと雨が降っていて、ボツボツと音がする。
狙って撮ったかは分からないですが、このタイミングでこの天候なの「好きだ、」
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

3.9

黎明期のトンネルを抜けて。

シンプルなストーリーが、オードリー・ヘプバーンの盲目の演技&演出で輝く。
舞台劇のようなほばワンシチュエーション、上質なサスペンスでした。


ヘプバーン演じるスージーは
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.5

「ガラスの天井」は…

中谷美紀さんが演じる総理役「凛子」はかっこよくて、田中圭さん演じる「日和」の鳥類学者とほのぼのとした良きペアでした。

名前が「凛子」と「日和」で、そのイメージ通り。
予定調和
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私は確信する(2018年製作の映画)

3.9

(因果的決定論と自由意志にも触れて、感想を書いています)

2000年にフランスで実際に起きた事件をもとにしているという法廷サスペンス。
(ジャックの妻スザンヌが失踪し、スザンヌの愛人によってジャック
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.7

(自由意志と因果的決定論を対比し、感想を書きました)

イントロの音楽が、期待高まる雰囲気。看護師のアリスは苦衷を抱えながらも、自分に出来るより良き事をするステキな人物でした。

しかし主人公が…この
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