hmkryさんの映画レビュー・感想・評価

hmkry

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このハンバーガー、ピクルス忘れてる。(2023年製作の映画)

3.9

序盤から一体何見せられてんの?と思いつつ、くっだらない話しを掘って掘って掘りまくり、それぞれのふたりの会話、じっと聞いちゃうし笑っちゃう!その上最後にはちゃんと伏線回収までしてくる。
先輩、クズ野郎す
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

4.0

終始くすくすとにやにやに浸れる素晴らしい会話劇を観た!配役もハマってるし、このおもろトーンが2時間続くの単純に凄いなって思った。
・会話の、ターン
・ベンジーさんとその名の由来
・朝食バイキングの背徳
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Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)

5.0

ピアノを弾く背中、その息遣い、鼓動のように響くペダルを踏み込む音。全てがとてもクリアに聴こえるのは、この劇場のおかげかな。

先日観たオーケストラとは対照的に、まるで孤独で。穏やかではあるけれど、時々
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Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014(2024年製作の映画)

5.0

浴びた。

年始から少しずつ坂本龍一のこと辿っていたけれど、私が観たもの聴いてたものは断片でしかなかったわ。オーケストラが素敵な音を奏でて、嬉しそうに微笑む姿を見て無邪気な人だなと思うと同時に、入院中
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.0

ep1.5前に『流浪の月』を観たとき、広瀬すずの横顔はなんて美しいの!と思ったけど、監督もきっとそう思ったんでしょう。ずっと横顔撮ってた。夕陽と横顔が、印象的
ep2が秀逸。3人目の存在が、じわじわく
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柳川(2021年製作の映画)

3.0

中国映画観るぞ!と意気込んだら福岡の柳川ってところが舞台だった。日本好きな人がつくった映画なんだろう。

リリアン・ギッシュの肖像(1983年製作の映画)

-

あんま観ないからよく知らないけど、サイレント映画って顔芸?表情でどれだけ伝えるか、なのね。
もし子供がいて、一つ贈り物をするなら「好奇心」と答えた。自分のことより相手のことを、それはいつか返ってくるか
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サンセット・サンライズ(2025年製作の映画)

3.5

原作とちょっとちがう?原作読んでから映画観るの、追っちゃうからやっぱにがてかも。クドカン脚本だし『あゝ、荒野』も好きだけどなんだろな、ベタすぎ?釣りのシーンはものすごくたのしそうでよいけれど。

なん
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.5

年明けに観た坂本龍一のドキュメンタリー映画のなかで『惑星ソラリス』の'自然音'の話しが何度かでてくるのが気になって。そしたら新文芸坐で上映があるというではないか!
はじまりの部分、川の音、雨の音、水の
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

3.5

眠れなくて真夜中に観た
ずっと'音'を探してる人だった
それに出合えた時の、これだ!って顔がとてもキュート


「人間的には自然だけど、
 自然からしたら不自然なもの」

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.5

好きと拘りを追求しすぎると視野が狭くなる。そんなひねくれ映画オタクくんがとてもキュート、だって私はもう大人だもん。
だけど、学校での孤立や友達とのやりとりは観ててちょっとつらいものがある、心当たりがあ
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.5

雪、スケートリンク
からだから登る蒸気
カップラーメンの湯気
寒さが伝わる、映像が綺麗すぎて。

子どもたちのキラキラした瞬間を見るだけで私、泣きそうだった。池松くんと子どもの相性がよすぎる。
この映
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大きな家(2024年製作の映画)

3.5

『14歳の栞』がすごくよかったから、この監督のドキュメンタリー、期待していた。
東京の児童養護施設で生活する子どもたち。
それは、私が思い描く環境とは少しちがった。親が居る、面会に来る、それでも一緒に
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.5

選ばれなかった人生の選択肢の、
その先のこと、私もたまに考える

花物語(1989年製作の映画)

-

《花と戦争》
どんな繋がりがあるんだい!と思ったけれど
花を育てることが非国民である、と言われた時代があると言う、
なんて悲しい世界だろう?
花でお腹いっぱいになることはできないけれど
「花は心の食べ
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ルート29(2024年製作の映画)

3.0

期待しすぎたか、悲しいけれどちょいと退屈感じてしまった。そうそう、この監督音の使い方が独特だったね。
『こちらあみ子』の続きだと思おう、そうすればちょっと繋がるところがあるんだな、観るならあみ子のあと
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HAPPYEND(2024年製作の映画)

4.0

高校生の青春映画ではあるが、
社会的メッセージが込められた、音楽映画だともおもう。
とても不思議な世界感で、日本なのに異国のような、あり得そうでまだみたことない近未来。社会の仕組みに疑問を持ったり、変
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ポーラX(1999年製作の映画)

-

姉と名乗る女を見つけて歩く森の中で。その女が発する声も言葉も、私はとてもとても嫌だった。自らの生い立ちと今までの人生を断片的に語る声が延々と続いてとてつもなく不安になって、このシーンが永遠に続くのかと>>続きを読む

まる(2024年製作の映画)

3.5

このトーンが万人ウケするかはわからないけど私はすきだし、一瞬役と思えない演技あった。KinKi好きな母にすすめた!

(この前長野の美術館でまさに◯な作品あった、ちゃんと芸術作品)

汚れた血(1986年製作の映画)

5.0

週末観た『ポーラX』がわからんすぎてレオス・カラックス苦手かもと思ったけど、こちらはとんでもない映画だった。パラシュートあたりからもう夢中…!『美しき仕事』でも最高だったドニ・ラヴァンが踊るように駆け>>続きを読む

傲慢と善良(2024年製作の映画)

3.0

うーん、、小説が思った以上によかったもんなぁ

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.5

山中監督の『あみこ』は最高にヘンテコな映画で大好きなんだけどその気配が残ってて嬉しい。当時河合優実はあみこに相当影響受けたようで念願の作品なんだと思う。あみこの時もだけど尖った勢いのまま突っ走ってほし>>続きを読む

ねこのガーフィールド(2024年製作の映画)

4.0

Theアメリカ映画で面白かった🍕
最近ガーフィールドを知ったばかりの私でもすっごい楽しめたよ!ベタな展開だけど赤ちゃんガーフィールドかわゆすぎるし、親子愛にうるうる。インサイドヘッド2より全然ちびっこ
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めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)

4.0

家出る前に『かえるくん、東京を救う』を久々に読んだ。2mあるって書いてあったかえるくんは思ったより小さいし、片桐さんは想像以上におじさんでちょっと残念。
だけど完全に'村上春樹'の世界でした。

原作
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時々、私は考える(2023年製作の映画)

5.0

美しくて大好きな映画だった。
日々空想に逃げているフラン。孤独、いや孤独とも気づいていないかもしれない。ただつまらない人生だと思っている。
時々、私は死ぬことについて考える。
死にたいとかそういうんじ
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Chime(2024年製作の映画)

3.5

昔々黒沢清にハマった時あったんだけどその頃思い出した!旅のおわり世界のはじまりとか全然違うし、スパイの妻もやっぱりちょっと違うじゃん、なんだろこの気持ちわくわく!いつも気になる監督、それが黒沢清です。>>続きを読む

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.5

思春期。そうか、こんな感情もあったね。「いい人」だけでは大人になれないんだ。あの頃って自己肯定感が低いのかごちゃごちゃした感情でなんとなく悲しい思い出が多い気がする、そんな記憶も抱きしめたい。

1も
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.5

めっちゃいいやーん。なるほど頭の中を分解するとこういうことかもねって思えてくるし、成長のなかでかなしみも大事な感情なんだってこと伝わる。
親友のアイコンがずっとカナシミなんだけど、そんなあんたが私は好
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

ずっと怪物みたいだったけど、どんな形であれ成長を描いてたことはたしか。貧しい人たちの生活を目にして打ちひしがれるところからやっと'人間'になって面白くはなった。あとはもう好みの問題ということで、140>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.5

体調不良すぎて謎に涙したけどあとから思うと全然残らない。安藤裕子が永野芽郁に「優子ちゃん」って言ってる姿に変な気持ちになったよ

きみの色(2024年製作の映画)

4.0

バンド組んで
3人で音鳴らしたり
ライブのシーンがめっちゃいい
音楽好きにはたまらんです
(耳に残る土天アーメン)

バービー(2023年製作の映画)

3.0

バービーランドをケンに奪われてから取り返すときに、バービーがケンたちをハニートラップに掛けるところがまじで?だった。結局そういう方法なんだって。ラストの人間社会で最初に行く場所もね、女でも共感出来ない>>続きを読む

ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

3.5

なんちゅー映画なの!
2022年。街には人が溢れ、貧困層と富裕層が二極化し、十分な食料は無く、国からクッキーみたいな食べ物が配給される時代。同居する女性は妻ではなく'家具'で、死のことを'ホーム'と呼
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白い、というよりずっと見れちゃう系の映画で最終的には満足度高め。でも濱口竜介とはちょっと違う気がしてこの感覚なんだろう?と思ったけど、たぶんホン・サンス観た時の気持ちと似てる。
また歌が上手
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蟹から生まれたピスコの恋(2023年製作の映画)

4.0

蟹のお父さん🦀のこどものピスコ✌
ずっと観てみたかったんだ、この監督の作品結構好きよ。
そっか17分だったか、でも良かったよとても、最後の歌は相当ロックだったよ。

『そうして私たちはプールに金魚を、
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