映画泥棒V2さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

映画泥棒V2

映画泥棒V2

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サウナのあるところ(2010年製作の映画)

3.3

世界幸福度ランキングが2年連続で1位であり、男女格差でも上位にランクインするフィンランド。

では何故、男たちはサウナで心情を吐露してしまうのか。

ただただ語る男たち、ロウリュの湯気、ヴィヒタの音と
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

1969年のハリウッド。
ヒッピー文化、クラシックカー、ハリウッドの撮影現場など見ていて心が躍る。

落ち目の俳優リックと彼のスタントマンのクリフの2人に、実名の俳優陣が名を連ねる(ブルース・リーも登
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アス(2019年製作の映画)

4.3

自分と似た“わたしたち”が突然姿を現したら…。

トラウマが引き金となり、極限の恐怖の世界へ誘う。

不安を煽るBGMの使い方、巧みな映像の運び(後から、こういう関連かと納得)、アーティスティック性も
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フリーソロ(2018年製作の映画)

4.3

@FansVoiceJP試写会鑑賞。
ゲストトークは、日本のレジェンドクライマーの平山ユージさん。

入念な準備をし、恐れをなくし100%ミスなく行うのがフリーソロということ。

ヨセミテにそびえ立つ
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.8

『#見えない目撃者(2019)』を完成披露試写会鑑賞。
吉岡里帆&高杉真宙などの舞台挨拶あり。

韓国映画「ブラインド」の日本リメイク作。
視力を失った元女性警官と高校生のバディ(盲導犬も)&猟奇スリ
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.8

@FansVoiceJP試写会鑑賞。

ガーンジー島の素晴らしい景色に秘密の読書会とがっつりミステリーを予想するが、いい意味で裏切られる。

終戦後の傷跡を残した島に、一人の女性作家が舞い降りる。
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KESARI ケサリ 21人の勇者たち(2019年製作の映画)

2.8

史実に基づいた物語。

インド映画は外さないと思ってたが、本作はちょっと残念。

戦時中における、イギリスの隷属・宗教的思想の背景がややついていけなかったのが大きい。奮い立つシーンも文化的な背景になっ
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.8

海賊万博という名のオールスターお祭り映画。

1対全のような対比構造で描かれており、時に敵同士だが協力して戦う様は圧巻の一言。

某敵が〇マー〇ォーズばりの敵に見えてしまったが、ご愛敬。

ロジャーの
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.8

『#ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を鑑賞。

ドラクエ愛を色んな角度から結び付けた作品。ダイジェスト映像が流れたり、賛否を巻き起こすラスト、ビアンカが残念なビジュアルetc。
どうしてこうなった
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.8

@FansVoiceJP 試写会鑑賞。

マルチェロとシモーネの関係性に疑問を持ちつつ、何故あんなに尻尾を振るのかイライラしつつも見入ってしまう。

さびれた海辺の街が廃墟のような雰囲気で日常を描いて
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天気の子(2019年製作の映画)

4.2

前作『君の名は。』が新海ワールドのえぐみを削った作品と感じたが、今作はえぐみを残し、暴力性や狂気を感じた。

この点で賛否分かれそうな作品ではあるのかもしれない。

映像は、「天気の巫女」の祈りのシー
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.0

試写会鑑賞。

中学校生活最後の1週間。
SNS全盛で誰もがスマホに目を向けている時代。

無口な今までの自分にサヨナラしようとするけど、不器用でコミュ障で上手くいかない。

そんな娘を見守る父も温か
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.9

前作の3が最高傑作だったので、判断が難しい。

前作はあれだけ泣けてしまう物語だったが、本作は最後うるっときただけ?

世界観を広げてしまい過ぎて、何でも出来てしまう派手な内容になってしまったのが原因
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ポラロイド(2018年製作の映画)

3.0

試写会鑑賞。

日本風味なホラーの匂いも感じつつ、アナログ懐古的ホラー要素に無邪気な若者たちが巻き込まれていく。

パニックホラーに近いところもあり楽しめた。

ただ、B級感はぬぐえず、物語性より効果
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ブレス あの波の向こうへ(2017年製作の映画)

4.0

@FansVoiceJP 試写会鑑賞。

サーフィンを通じて友情、師弟愛、恋愛が様々に変化し成長していく物語。

Yという字のように同じ道へと進むことができない苦悩であり、新たな選択が人を成長させてい
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世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.5

@FansVoiceJP 試写会鑑賞。

海洋生物数学者の女MI-6の諜報員の男がホテルで出会う。

このホテルの洒落感や海岸のロケーションも凄く綺麗な映像だ。

「人は水でできている」「水は水に」「
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おいしい家族(2019年製作の映画)

3.5

お父さんがお母さんに……。

都会から島に帰ってきたら、父は変わっていた。
コミカルでシュールな設定が板尾創路に合っていた。
ジェンダーに切り込むという感じより、大らかな愛に満ちている作品だ。

印象
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.8

キャスト分からない人が多いけど、豪華な面々。
藤原竜也は藤原竜也だし( ´艸`)
玉城ティナのヒロイン、オオバカナコも良かった。

色彩感覚が鋭く、作りこまれた舞台芸術を見せられている気分だった。
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.0

1章と比べるとアクション少な目、ドラマパートが多かったかな。

前作に増して、裁判パートもはしょってたなぁ。

使者の3人の過去、壮大な歴史パートにつながり、これは彼らの物でもあったんだなと実感。
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.7

プロの殺し屋がプロの一般人として生活する!

岡田准一が無表情ながらも、生活に馴染んでいく姿がクスクスと可笑しい。

世界観はシュールかな?
殺し屋としてのアクションシーンも惚れ惚れするが、殺してはい
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.5

試写会鑑賞。
殺し屋兄弟その名もシスターズブラザー。何だそりゃ!

暴れん坊の弟に優しい兄。そこにユートピアを夢見る化学者とそれに心酔する連絡係。

4人の奇妙な友情が育まれた矢先に…。

時はゴール
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.9

試写会鑑賞。
白石和彌監督のトークショー付き。

何をやってもダメで裏目にいってしまう男、ギャンブル依存症で抜け出せない男、何度も信頼を裏切ってしまう男。
香取慎吾が演じる郁男はそんな男だ。
今までの
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

試写会鑑賞。

少年ゼインの寂しさと混沌を受け入れている瞳が印象深い。

生きる証、証明書がないと存在しない者なのか?
ゼインに出来た新たな弟に愛情を注ぐ姿とは対照的にひどい親。

愛情がないなら産む
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.9

試写会鑑賞。
何と本編には入っていない10分程の特別映像付き。

脱獄映画のリメイク作。

ラミ・マレックなのか?
フレディ・マーキュリーと違い過ぎて分からなかった。
チャーリー・ハナムとの友情へと変
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

ある事件から二人は大切な人を失ってしまう。

子供のアマンダ、青年のダヴィッドと歳は離れてても、2人が寄り添うように生きていく姿に見ていて元気になってくる。

自転車に乗るシーンが多く使われており、時
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アラジン(2019年製作の映画)

4.2

飛行シーンで流れるホールニューワールドの曲に心洗われ、ジーニー🧞‍♂️のぶっ飛んだテンション、そして縦横無尽なアクションと見所満載。

インド映画のような豊富さが溢れていた。

この作品は愛以上にアラ
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.7

@FansVoiceJP 試写会鑑賞。
モノクロの世界に凝縮された2人の10年間の恋。
jazzと民族音楽が響き渡り、シンプルにカッコいい映像体験をした。
初見では追えなかった物語もあるので、2回観た
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

巨体モンスターのビジュアルは満点でも、ストーリーがずさんな気がしてならない。

話しの骨子が弱い分、記憶が残らず、バトルシーンのアクションが、際立った。

ギドラの覇王ぶりも悦に入っていたし、ゴジラも
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LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)

4.1

いつもは華麗に騙し、逃げ去る不二子のイメージが強いが、今作は戦う不二子が見られたのは鮮烈だった!

自らの存在価値、峰不二子という人間を一人でも多くの人々に刻んでいく生き方に狂気も少し感じた。

大人
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.1

韓国発VFXファンタジー。
死者と使者3人との地獄巡り。

怨霊とのスピーディなバトルアクションもあり、その裏で死者の生い立ちの事実が暴かれていくドラマに涙腺が緩む。

下界と地獄と目まぐるしい展開に
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

試写会鑑賞。

メディアと政府という立場の違う2人が出会い、事件の真相に迫る社会派ミステリー。

タイムリーな時事ネタから、SNSを使った情報操作まで、リアルな背景があった。

政府機関の闇にメスを入
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.8

試写会鑑賞。

スペインの陽気な雰囲気を感じる幸せな結婚式。

絵に描いたような幸せな家族があったが、ある事件をきっかけに変わってしまう。

じんわり系ミステリーであるが、ふと登場人物の誰かに肩入れし
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プロメア(2019年製作の映画)

3.5

試写会鑑賞。

火消しのアクションシーン、その色彩に圧倒されてしまった。

繊細ではないが、これぞ昔のロボアニメを彷彿させると同時にアートを感じる新しさがあった。

声は堺雅人感は出てたけど…豪華なキ
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甲鉄城のカバネリ 海門決戦(2019年製作の映画)

3.5

TVシリーズからのファンで和風スチームパンクの設定も好み。

無名のかわ残酷なアクション、生駒のオタ正義っぷりに懐かしさを感じた。

ただ、ストーリー的に進んで欲しかった。

目新しさが欲しかったし、
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

試写鑑賞。

バート・レイトン監督のトーク付き。ドキュメンタリーもやってたのは納得。

実際の犯罪者のインタビュー出演シーンから、まさかの○○○も出演するとは正直驚いた。

自然な流れの中でクライムド
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.2

最初はマモルのだらしなさ、テルコの恋愛依存に辟易しながら観ていたが、不思議と最後は嫌な感じがしなかった。

主人公達の歪な関係や孤独をヒシヒシと感じ、羨ましさもあるが凄く面倒くさいなぁと。

優しさも
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