TVでやってたから鑑賞2回目。やっぱり浅丘ルリ子出てる回の寅さんは濃いね。いつもの寅磁場とは明らかに違う胸の苦しさと、自分の魂にとって''確か''な物に触れてる安堵感の両極で満たされる。
なんてことはないたった一言の台詞が胸に刺さったのは、ストーリーの因果関係とさくらのせい。雨雷を背景にしてるときはいつもそう。針ぐらいの小さな一点に深く突かれた。殿様の立ち振る舞いも見所だった。
しんみり。と一言で終わらせたくなるようなお話。年々阿呆っぷりがキツくなっていく寅さん。京マチ子と大滝秀治は似てる。
この時代の映画にはよくあることだが特殊効果のないサスペンスの造りは凄い。プロットが巧み。本当に怖かった。よくできてるけど後味があまりよろしくなかったのでスコアは低め。
ハデ回。面白かった。33歳?の太地喜和子がめちゃめちゃ可愛かった。物腰等にもホンモノ感のある女優は見応えある。
田舎の原風景や人々の生活様式や雑貨・衣服に昭和を深く感じられるのも2015の今ならでは。子供の頃に染み付いた記憶がリアルに蘇るこの体験に豊かさを感じる。とらやで布団の綿を打ち直してるシーンに感動。がし>>続きを読む
確かに今回のタコにはグッと来るとこあった。それから、また時代のトーンが一段上がった気が。今までほんのりあった日本のアングラ感が全体的にポップス感で均一ベタ塗り化されたたような…。各キャストの演技が少し>>続きを読む
まあ毎日撮りためたのをひとつずつ見て行ってるんだけど、確実に糧になってる。どうしようもない負の要素をプラスに、ということを体感的に、心に落とし込まれている。人間の心はなんて有機的で奥深いところなんだろ>>続きを読む
60年代ってほんとすごい。シュールレアリスムの極みセットの中で光る緑魔子。あの女優でなければ成り立たない一体感。原作江戸川乱歩の息吹や空気感を今世紀の空気に蘇らすことはできないだろう。また味わうなら今>>続きを読む
60sの刹那が描く戦地の面影…フランスがダンケルクなら日本は赤い天使。2001年増村保造レトロスペクティブにて。
インテリとゲットーの対比とか、一般大衆の生き方と芸術家の生き方の対比とか、とにかく相対する人種の描写が絶妙だなあといつも思う。そして''しゃべればしゃべるほど自分が本当に思ってることととは違うことを言>>続きを読む
寅さん、本当は…って飲み込んだね。飲み込んだ。胸が痛いやね。そのつもりはないのに、罪作りな男。渡世人のツレーところよ。冒頭の小芝居、今のところこの回が1番面白い。''マカオの寅''
おいちゃん役の森川信が亡くなって交代した空気もあるけど、時代フィルターが60年代までのレトロから70sへ駆け上るジャパンへとワントーン上がって空気変わった。自分の人生に見覚えのある箇所もいくつかあり、>>続きを読む
シリーズ全てを見てないのだが今のところシリーズ中で1番哀しみとオカシミのコントラストが強い回。寅さん自身もキレッキレ。泣きと笑いが交互にキマる脚本のテンポの冴えっぷりと言ったら、冒頭から後半に差し掛か>>続きを読む
若尾文子に無条件ロックオンだけど、でもしかし見始めると、宮本信子や森繁久彌の若かりし頃の方に注目。田舎のおとっつぁん役の森繁久彌の演技が染みた。
70sものは身に染みてる感あるしやっぱり好きだという確認になるやね。いやーみんな年取ったな。CANのvitaminCが、昔聴いてた頃よりずっと良く聴こえた。あの黒人の女の人はミニーリパートンの子なんだ>>続きを読む
TVでやってるのを撮り溜めしてて一つずつ見ていく楽しみ中。シリーズ中で1番笑ったし、脇役たちの名演技がそれぞれ染みた。中でも死にかけの親分の息子役の松山政路という人の演技が地味ながらも心に爪痕を残すよ>>続きを読む
昭和の人々の下世話さって沁みる笑。その下世話さとセンスいい衣装やセットのバランスが◎。北林谷栄という老婆に釘付け。この方2010までご存命だったとは!…60年代の若い女は奔放に見えるかつ洒落てる。今ま>>続きを読む
VIVA若尾文子。日本の誇り。増村保造の世界はかなりハマりました。2001年増村保造レトロスペクティブにて。
アニメーションの美しさに魅了された。ベルギーのセンス。2001年映画館にて。
映像の醸し出す細かいニュアンスに揺さぶられた。心が繊細なほど響く映画だろう。過去に2度見てる。
ただただ素直に爽快な映画。人のやる気の気持ちよさ。ジュリアロバーツ大好きになった映画。