momoさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

momo

momo

映画(1128)
ドラマ(0)
アニメ(0)

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

-


作り込みすぎの演出が好みではなかったけど、アートは、人間に不可欠なものであるはず、という希望をもたせてくれた

写真を撮られて、人に見られることに対して、被写体のひとたちの感想が素直で良かった

>>続きを読む

クレールの膝(1970年製作の映画)

5.0


相変わらずのロメール節
フランス人は実際にあんな風にバケーション中に愛を哲学的に語り合うのだろうか

セリフがとにかく洒落ている
だけどどこか滑稽な登場人物たち

これに関しては主人公が変態でキモす
>>続きを読む

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

-


フェリーニの子供時代の話だとしたら結構やんちゃしてましたやん、でもあの時代のイタリアだとあのくらいの悪ガキふつうにいたんだろうな

頭のいかれた叔父さんが木に登って降りてこないところが良いです

波長(1967年製作の映画)

-


ここまでゆったりと観せる意味は、と思ったけどこのリズムか心地良い人には心地良いのだろうな

自分はもう少し刺激が強めでないと入り込めないかんじではあったけど、窓が閉まったあと音が窓の外の音から室内の
>>続きを読む

新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

5.0


遊び心しかない
突然の羽毛まみれのスローモーションシーンが最強

あとラストの校庭で先生たちの後ろにいる等身大人形たち

血と砂(1965年製作の映画)

5.0


なんてこった
とんでもない傑作

脚本も役者も撮影もぜんぶいい
クローズアップとユーモアのセンスと人間の温かみ
演出が新しすぎて、最初から最後までどうやって観たらいいかわからなかったけど気づいたら号
>>続きを読む

クラム(1994年製作の映画)

5.0


映画どうこうじゃなくて、単純にロバート・クラムがやばすぎる
そしてチャールズ・クラムがさらにやばすぎる
クラム家全員やばすぎる

やばすぎる人間をみれることの贅沢さ

天才的な絵の才能がある想像力が
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

-


ぜんぜん良くなかった
ファンタジーとわかっていても、その状況でその行動?というあまりの現実離れした登場人物の選択に感情移入できずじまい
人魚もビジュアルあんま魅力的じゃなかったし

なぜ評価高いのか
>>続きを読む

ジュビリー/聖なる年(1978年製作の映画)

-


低予算SFカルトパンク映画

頭いかれてる奴しかでてこない
なんとなくホドロフスキーを彷彿とさせるけれどもガッツリパンク要素入りすぎてて年代をかなり感じさせられる

字幕なしイギリス英語は厳しかった
>>続きを読む

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

4.5


授業で観たというのもあってか、アピチャッポンで初めて寝なかった

安定のスローテンポの中、随所にぶち込んでくる、え?という瞬間がたまらない
けっこうコメディ

浮草物語(1934年製作の映画)

-


トーキーとカラーになったくらいしか変わらないくらいオリジナルとリメイク似てる

サイレント時代の小津はコメディ感が強い
個人的には小津のセリフの言わせ方が好みなので大映のリメイク版派

七人の侍(1954年製作の映画)

-


キクチヨの良さ

富も名声ももらえないけど飯が食えるという条件で見知らぬ百姓の村を守るために命懸けで戦う
どんな精神なんだ

東京暮色(1957年製作の映画)

-


暗いと聞いてはいたけど、想像をはるかに上回る暗さだった
だけどドラマチックになることを絶対に避けた小津の映画であった

小津作品を観れば観るほど杉村春子のおばはん芝居がやみつきになってくる

東京物語(1953年製作の映画)

5.0


少し距離をおいて描かれた50年代日本の家族像
まったく湿っぽくないのだけど、気づいたら号泣していた

オリジナルのネガは焼けてなくなってしまったらしいが、デジタルリマスターでもモノクロがとても綺麗で
>>続きを読む

アスパラガス/スーザン・ピット ドールハウスの魔法(1973年製作の映画)

5.0


トリップ映像すぎる
こういう映像作品を見ればみるほど思うけど、視覚と聴覚を同時に刺激することの重要性

こういうのちゃんとリスペクトをもったまま具現化できるひとたちがもっと評価される世の中だったらい
>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

5.0


音楽もいいしフレーミングもいいしモノクロがすごいきれい

3人のキャラクターの絶妙なバランス
ジャームッシュはghost dogで血迷った以外はいまのところかなりハイセンスな監督らしい

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

-


音楽がかっこいい
序盤はバグダッドカフェ的なコメディ?って思ったけどぜんぜん違くてどんどん切なくなっていった

トラヴィスとハンターが車道を挟んでおうちに帰るシーンがほっこりした

10話(2002年製作の映画)

-


車内の会話だけで90分もつんだもんなあ
覗き見感がすごい

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)

5.0


愛とは、ってなった

キェシロフスキは語り方が芸術家肌すぎる
お母さんが、恐らくいちばんマトモな人間なんだけど若干ホラー

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0


センスありすぎる
4時間は長すぎるけど

主人公とミンの銃であそんで発砲しちゃうところが良かった
タイトルもいいしな

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

-


本が銃にかわるところ
口がなくなって脇毛になるところ
手から蟻があふれでるクローズアップの手の人形感

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

-


ケヴィンスペイシーの芝居がめちゃよい
干されたのが今更になって惜しまれる
奥さんとクリスクーパーの極右ゲイおじさんも素晴らしい

やはりいい芝居とは、役者が楽しんでいることが大前提なのだなと再確認
>>続きを読む

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

5.0


主人公の顔が良すぎる
ファーストシーンの逃亡失敗するところに関しては声出して笑った
脱獄までの細かすぎるディテール
途中で何度か流れるモーツァルトがシュールさに拍車をかける

隣のじじいもクリスチャ
>>続きを読む

ダムランド(2002年製作の映画)

5.0


こういうのつくりたい
アニメにしかできない動き

自由を我等に(1931年製作の映画)

-


トーキーとサイレントのあいだみたいな映画
工場のシーンのジャック・タチ感

絵はスタイリッシュだけど話はほっこり
再会のあとのディナーの席で2人がいちゃついてるシーンがよかった

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

-


熊に襲われるシーンがよかった
あれは確実に死ぬ
ディカプリオの死に際芝居をこれでもかと堪能できる

ワンカットに見せかける臨場感たっぷりのカメラワークが相変わらずおもしろい

Beatriz at Dinner(原題)(2017年製作の映画)

-


もっと白人主義者を批判した映画かと思ったら、そうでもなかった
けっこうベアトリスも頭いかれてる