早紀さんの映画レビュー・感想・評価

早紀

早紀

ボンベイ・ローズ(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

とても美しいアニメーション!
なんというか、最近作られているのにタッチが一昔前みたいな既視感。

児童婚、貧困、格差社会、宗教の壁、紛争、長子が未子の学費を稼ぐために働かざるを得ない現状などなど、、
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.8

まだベルリンの壁がない時代の物語。

クラス全員で2分間黙祷した「だけ」なのに、国家への反逆と見なされてクラスメイトたちが毎日のように尋問され、関係や信頼も崩れていって、、

社会主義国家こわーーーっ
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

予備知識なく、満洲国で日本軍が人体実験をしていることをはじめて知った。
日本史では教えられなかった真実をこの映画で知って驚愕したし、それを本土に伝えようとした日本人がいたことも初めて知った。

と思っ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

知り合いのイタリアのバカンス中の逢瀬を覗き見しているような。
それくらいふたりの演技がうますぎて!

1980年代って、今よりももっとLGBTに理解がない世界なんだろうなと思ったら、叶わぬ淡い恋を感じ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

そ、そういうことか、、、!!!
大どんでん返しって感じではなかったけど、鑑賞後じわじわ後味の悪さが来る。

声と警察のおっさんの横顔ばかりの90分。笑
あとは電話の背景の物音で楽しむ映画!
おっさんの
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.2

うーん。
さっき観たのにレビューを書かないと忘れちゃいそうに記憶に残らないという不思議な映画。笑 

漫画家の夫婦、担当編集者、教官、お母さん、みんな心情がなにひとつ読み取れなくかった。
不倫なんてハ
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寫眞館(2013年製作の映画)

3.3

寫眞舘の主人が一生懸命あやしてるのに被写体の女の子がぜんっぜんニコリともしないの笑った!

人間味感じるほっこり短編アニメ。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと煩わしさがあると、早く大人になって学校の友達関係から自由になりたいと思ってた高校生時代を思い出した笑

耳の不自由な子が支援学校ではなくただの学校に通うことのハードルの高さを知る。
そしていじ
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紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

上映当時は幼かったためか
「え〜豚メインのジブリかぁ」
と見る気すら失せた自分

大人になって観たら
あらまぁ素敵な豚さん、、と反省。

ダンディズムとカッコつけ方を学びたかったら絶対この映画おすす
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

すなおにいきるのは
かんたんなようでとてもむずかしい。

ちひろさんみたいに、他人に強制せず自分の思いをブレずに持っていることは素敵だし、心に闇を抱えている人たちがちひろさんの生き方に魅せられて、少し
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.6

国民性?国によって受け止め方違うんだろうけど、日本より韓国のほうがもっとこうあるべき!みたいなのが多いのかなぁ、、

とにかく夫婦どちらの目線から観てもしんどい映画だった。

我々の父親(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ひょーーー。

人工授精で使われた精子の正体が担当医のだったなんて、、こんな胸糞ドキュメンタリー久しぶりに見た。
本当におぞましい。

精子ドナーとか父親のを使ったと嘘をついて自分の精子を使うクソ医者
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乱れる(1964年製作の映画)

4.0

スーパーマーケットが出来て小売店でものを買う客が減って、小売業の人たちがどんどん肩身が狭くなっていく。
シャッター街を思い出した。

戦争で夫を亡くした奥さんが、再婚もせずに二世帯で住みながら努力を続
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人間の証明(1977年製作の映画)

3.5

これは悲しい。。

「ストウハ」という言葉を残して殺された黒人を巡って物語は進行していく。
巡り巡って殺された黒人が一番不憫だけどデザイナーも息子も報われない。

白人警察の手のタトゥーを見た瞬間に気
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

カースト制度の恐ろしさをブラックユーモアでやんわり見せてる。

温家宝さんに宛てた手紙風のナレーションで、主人公が金持ちの家の運転手になって、その後いかにしてのしあがるまでの物語が進んでいく。

中盤
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

わりと前半でじいちゃんが死ぬまでの回想シーン始まって、一気に後半20分くらいで怒濤の伏線回収するところが面白かった!

財産めぐって目の色変わる家族たち、
名探偵の前ではお決まりの警察の無能感も良い。
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.6

私には刺さりそうで刺さらなかった。

安倍政権に対しての皮肉?みたいな部分もあり中盤まで楽しめたんだけど

最後、、、えーーーー!?

どこまでもリアリティを追求した結果?
なんともやるせない…

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極道の妻(おんな)たち 最後の戦い(1990年製作の映画)

3.5

題名が最後ってなってるけど
全然最後じゃないw

毎度お馴染みかたせ梨乃、今回の役いいんじゃないか。
女同士の盃シーンはしびれた!

稔侍さんの面の皮厚いタヌキおやじ感、
津川さんのフィクサー感、
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極道の妻たち 三代目姐(1989年製作の映画)

3.3

結局赤松を巡る女たちの戦いってことで良いのかな?

一番かわいそうなのは清美だなぁ
赤松の行動がワケわからん。

そしてやっぱりかたせ梨乃は報われない。
そして坂上忍めっちゃわかくて意外にさわやかイケ
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.6

高校生の時から観たかったのに忘れててやっと鑑賞。
これ当時観たら良かった。
栄養学とか家庭科とかにもっと興味わいただろうなー

無性にマックを食べたくなる気持ちもすごい分かるけど、例えばハンバーガーに
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.1

紫耀くんと環奈ちゃんがとにかくかわいい眼福映画。

話はくだらなくてそれも良い。
お菓子食べて力を抜きながら観られる!

なんか続きあるっぽかったから続編やるのかな

極道の妻たち II(1987年製作の映画)

3.5

十朱幸代も岩下志麻に引けを取らない凄みがあった。
しかし無駄にラブシーン多いなー
その辺の人が普通に乳出してる←

ダメ夫の頭を支えるために奔走、奮闘する奥さんの十朱さんに不覚にもちょっと泣けちゃった
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.6

ほぼアクションシーンでめちゃめちゃ迫力あった。

設定もぶっ飛んでて意味が分からない笑
けどトムハーディがムキムキで泥臭い感じが
似合いすぎて気付いたらのめり込んで満てた。

つわり中だったんだけど重
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

3.0

こういうのを人情喜劇と呼ぶのかー。

最初の新撰組の撮影シーンと、10メートルもある階段から転がり落ちるシーン、最後のシーン以外はもう全然楽しめず笑えもしませんでした。

勝手に子供を作っておきながら
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砂の器(1974年製作の映画)

4.1

今世界中がパンデミックでこんな世の中になると思わなかったけど、ハンセン病に対する差別も当時は凄まじかったんだろうな。

殺された被害者がいい人すぎる故に、なぜこんな悲しい最後を遂げてしまったのか残念で
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

前半は

「年頃の女はみんな結婚するべき」
「早く嫁に出さないと○○さんのところみたいに行き遅れるぞ」

という父親仲間にどやされるシーンで、いかにもな昭和の女性の存在価値って感じで、選択肢の無い閉鎖
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

非現実的でTHE 娯楽映画って感じで楽しかった!
スリラーというより、ブラック…コメディーなのかな?テンポが良くてあっという間に見終わった。

なんというか、画面越しに半地下の家族たちの「におい」が立
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.8

これも今年観た作品で忘れられないやつ。

レビューをそのときに書けば良かったと後悔ですが、
終戦後の後始末として地雷撤去を任された少年たちの過酷な運命にとにかくショックを受けた。

すぐ隣で、さっきま
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

これは衝撃的。。
めちゃめちゃ面白かった!

ホロコーストの被害者として、ひそかに復讐を企て最後にその伏線が回収されて、そういうことだったのかとびっくり。

終始淡々としてる作りなのも良かった!
後味
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.6

世代は少し上だけど、放課後にコギャルに憧れてルーズソックスをはいていたあの頃。笑

ただただ挿入歌が懐かしくて浸れた!

三浦春馬が亡くなった後に観てちょっと悲しかったけど、アメカジファッション&イケ
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

3.6

岩下志麻がだれよりもかっこいい!

堂本組の総長が急死して、二組に分裂してしまった敵方のダメ男に惹かれちゃったかたせ梨乃…

ヤクザと警察とマスコミの絡みとか、今と違う堂々と抗争しちゃうところが時代を
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.8

これが実話のすごさ。

アメリカ最大のカトリック都市と言われているボストン。土地柄ゆえに教会の権力はとても強く、組織で性犯罪を隠蔽していたことが明るみになるまでの映画。

同じキリスト教でもプロテスタ
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マウトハウゼンの写真家(2018年製作の映画)

3.6

命がけで写真のネガを守った収容所の囚人たち。

写真マニアのナチス親衛隊の元で働く、ある囚人の写真家の視点で物語が始まる。

人を人と思わない卑劣な行為の数々…
ナチス親衛隊の一人は、まだ子供の息子に
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

支持率2.8%(だったかな)の総理大臣が石をぶつけられて記憶をなくした物語。

時折政治家への皮肉もあり、クスリと笑いながらあっという間に観れました。

日本もアメリカみたいに国民投票で総理大臣を決め
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