ダイさんの映画レビュー・感想・評価

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マルコムX(1992年製作の映画)

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「マルコムX」U-NEXT (2023/11/30)

「黒人」としてアメリカで生きるという問題に彼ほど真摯に、パワフルに向き合った人はいないのかもしれない

ネーションオブイスラムがどこまで良い組織
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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どこまでも不穏さと気持ちの悪さが付きまとう

結末も後味悪すぎる

みんな感情を抑えた死んだトーンで喋り続けてるのはロブスターと一緒

ストーリーに教訓とか深みとかなく、ただひたすらに理不尽

徹底的
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ウィッチ(2015年製作の映画)

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開拓時代のアメリカ

植民地の外にはネイティブ・アメリカンと「何か」がいる

新大陸という未知の世界だからこそ人間の根源的な恐怖が喚起される

信仰の篤さ故にコミュニティを追われた家族は、また信仰の篤
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

#metoo @中世

イタリアの映画館で

3人の視点から語られる物語

些細な場面の違いが、その人それぞれの主観的な認識を表していてとても面白い

靴の脱ぎ方とか、キスの捉え方とか、どの出来事を覚
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

イタリアの夏
まさにいっぱいの太陽の中で繰り広げられる人間ドラマ

主人公のカッコ良さ、意志を持った目つきにやられてしまった

フィリップの靴に履き替える時に自分の靴を脱ぎ飛ばすシーン
マージがイヤリ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.5

ヘッドホン必須と言われる理由がわかる
これはたしかにアカデミー音響賞を取るレベルだわ、、、
まるで主人公ともに自分が難聴になったかのようなサウンドを体験できる

メタルに興味はないので最初抵抗感があっ
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ブックセラーズ(2019年製作の映画)

3.8

NYの本好きを追ったドキュメンタリー

本マニアや書店員は個性豊かだし
今後の本の未来とはというところにも触れていて面白かった

最後の方に出てくる「買って後悔した本は無いが買わなくて後悔した本は多い
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

久しぶりの映画

主人公と数人の登場人物以外はほとんど本物のノマド

ドキュメンタリーのような映画だった

旅を続ける苦しみと温かいコミュニティが真摯に描かれていた

本当のAmazonの工場が出てき
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フューリー(2014年製作の映画)

3.6

戦車戦の描写はとてつもなくリアルでクオリティが高かった

現存するパンツァー戦車を使ったとか贅沢すぎるな

途中ドイツ人の街に滞在するシーンは間延びしてる感が否めなかったが、戦闘シーンの迫力だけで充分
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時の面影(2021年製作の映画)

4.0

美しい画と悠久の時を感じさせるゆったりしたストーリーの映画
背後に忍び寄る戦争の影の描き方も良い

レイフファインズの演技が素晴らしい
ある意味マニアにしか過ぎない存在が発掘で重要な役割を果たしていく
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.5

名作と言われているのも分からなくはないがあまり自分に刺さらなかった

親が鑑別所に送り込むところから訳がわからなさすぎて困惑した
トリュフォーの実体験なのか…
そんなことが可能だった時代なのね

教室
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.9

ロードムービー好きだけどこれはかなりのんびりしてた

トラヴィスは始終哀愁が漂っていた
最初の沈黙し続けるところはすごい良かった
弟がもの凄い気にかけてあげているところに兄弟愛を感じた

ハンターはそ
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.8

コメディかと思って期待値上げ過ぎてしまったかな

思ったよりシリアスな雰囲気だった

ベルリンの壁崩壊さなかの東ドイツの雰囲気が感じ取れたのは良かった

まんまアメリの音楽が流れてきて困惑してたら音楽
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

2021年初映画にしてベストかもしれない

ここまで心に直接響いた映画は久しぶりだった

言語化すると陳腐になってしまうかもしれないけどこの映画はとにかく素晴らしい

人生でやりたいことってなんだろう
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.4

高校生の時に見たかった!

出てくるキャラがみんなノリノリで見ていて楽しい

学歴ばかり追求してきた主人公が今を楽しんでもいいんだと気付くストーリーは自分にも響くところがあった
(日本とアメリカの進学
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私が神(2018年製作の映画)

3.0

イタリア映画祭の配信で鑑賞

宗教に対する考え方や平等に扱わなければいけない制度を茶化すのは面白いけど、全体的にそこまで笑えるかって言われたらうーんとなってしまう

もっと笑える要素が欲しかった
イタ
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幸運の女神(2019年製作の映画)

4.2

イタリア映画祭の配信で視聴
ホラー要素やロードムービー要素もちょっとあってストーリーはかなり面白かった
個性豊かなキャラクターたちに笑わせられる
イタリアの恋愛事情っどうなってんのって感じの関係性が最
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.5

とにかく画が美しい!
どこのシーンを切り取っても絵画のようで美術館にあってもおかしくないくらいだった
Apple TVで見たけど音も良かった
ストーリー自体もアイルランドとイングランドの関係性やヨーロ
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.1

ロードムービーぽさもあってなかなか面白かった

軍と学生が対峙するシーンの緊迫感は凄まじい

ソン・ガンホいい演技だなあ

途中間延びしてる感があり、クライマックスのカーチェイスも迫力に欠けるが、全体
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

4.2

椎間板ヘルニアで自転車に乗れないので、自転車映画でも見るかと…

話の筋はよくあるスポ根ストーリーだが、イタリアかぶれの主人公が魅力的
それをうざがる家族も面白い

それに対して本物のイタリアのチーム
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.3

法廷ドラマってやっぱ面白い

いきなり裁判が始まって困惑しかけたが、裁判とそこまでの経緯が非常に上手く交互に演出される

暴動のシーンが、実際の白黒映像と組み合わせて映し出されるのも、この映画が史実で
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アイヌモシリ(2020年製作の映画)

4.6

自然と共に生きるアイヌの文化が美しく描かれる

現代社会との狭間で伝統を守り抜こうとする姿は印象的だった

村は観光地になり、パフォーマンスもやって栄えているが、「日本語お上手ですね」などと言われたり
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.8

銃、信仰、罪

かなりの名作

単なるバイオレンスが延々と続くのかと思って見るのを避けていたけど、それぞれの暴力に意味付けがなされていて、予想に反して非常によく出来た話だった

映画に出てくるような中
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

5.0

とにかく豪華

有名なサウンドエディターや監督がどんどん出てきて想いを語ってくれるし
有名なシーンがどんどん出てくる

様々な分野の天才が結集して、一つの作品を作り上げてることがよくわかる作品

この
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.4

IMAXで

物理学を用いた難解な内容

時間軸が行き来し逆行し、ただただ展開に飲まれるしかない

理解できたかと言われたら怪しいけど、それでもなおめちゃくちゃ面白かった

逆行の映像表現は圧巻だし、
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パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

4.5

オペラにあまり興味はないが、パヴァロッティはすごい好き

本当に人柄が良い人だったんだなあ

編集の仕方もロンハワード監督なだけあって上手かった

ドルビーアトモスで聴く歌声は心が震えた

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

4.5

ミヤギサン!
80年代の黄金映画って感じだった

ミヤギサンがアメリカ側として戦った帰還兵だったり、家族を収容所で失っている設定はよく考えられてるなあと思う

勝ってすぐクレジットなのも心地よい余韻が
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フォロウィング(1998年製作の映画)

4.8

ノーラン最初の長編

才能の鱗片というか監督の才能がこれでもかというくらい表れている作品だ

ストーリーや複雑な構成はその後のノーラン作品にも通じていると思う

インタビューで仕事の合間に毎週土曜撮影
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.5

圧倒的映像美

病院でのシーンがちょっと冗長だった
もっと絶景を見せ続けて欲しかったかも

普通の街までCGで表現してしまう時代だが
CGがなくてもこんなに美しいシーンが撮れるのは本当に素晴らしい
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

何回見ても最高

映画館はレベルが違うことがわかる
音質や迫力が桁違い
釜爺のハンマーの音やサントラが心に響いてくる

どこをとっても絵になる
ストーリーも日本らしいユニークな話

やっぱり千と千尋は
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東京物語(1953年製作の映画)

4.8

精微

登場人物の座り方や空間移動の仕方はとにかく計算し尽くされていてそこを観ているだけでも楽しい

畳ショットと言われる撮影法もユニーク

間の取り方や演技も最高

ショット切り返しショットでこちら
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.5

映画はその映画が終わった後に真価が分かると思う

つまらない映画は2時間の中で消費して終わりだけど、観た後に自分は何を観たんだろう、これはなんなんだろうって考え続けられる映画こそが本当にいい映画だと思
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.9

シャリーズセロンやっぱかっこいい
黒髪黒ずくめの姿に痺れる

最後の方ちょっとグタッてた気がしたけど、アクションはそれなりに迫力があるし
良作ではあると思う

ネトフリはこれからもなんも考えないで見れ
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アラジン(2019年製作の映画)

4.2

期待を超えてきた

ウィルスミス版ジーニーは最高

アクションはガイリッチーらしいとこもあって楽しめた

話も今風に作られてて良い

結婚式はキリスト教感あって謎だったけど笑笑

The Country Doctor(原題)(1909年製作の映画)

4.0

2時間くらいあると思ったら短くて拍子抜け

レポートのために何度も見返したけどその度に発見があって面白い

やっぱ映画って何回も見るもんだなあ…

LIFE!(2013年製作の映画)

5.0

本当に好きな映画 見たの何回目だろう

サントラを買って聞いてから見た珍しい映画

曲が本当に好き
Step outはもっと劇中に使うべき
あとオブモンスターズアンドメンを知れたという点で非常に価値あ
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