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太陽がいっぱいのダイのレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
4.0
イタリアの夏
まさにいっぱいの太陽の中で繰り広げられる人間ドラマ

主人公のカッコ良さ、意志を持った目つきにやられてしまった

フィリップの靴に履き替える時に自分の靴を脱ぎ飛ばすシーン
マージがイヤリングを見せるシーン
繋いだ手をアップで見せるシーン
所々で映される「床」の情景
が印象的

主人公は最後全てを手に入れる
警察が待ち構えるもとへ向かって行くシーンで終わるが、映画の中では彼はまだ捕まっていない
永遠に彼は捕まらないのだ

テンポも悪くなく、時にハラハラしながら観れる名作だったと思う

色々多層的に読み取れる余地がありそうなのでじっくり考えたい
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