久しぶりの映画
主人公と数人の登場人物以外はほとんど本物のノマド
ドキュメンタリーのような映画だった
旅を続ける苦しみと温かいコミュニティが真摯に描かれていた
本当のAmazonの工場が出てきたのには驚いた どうやって撮影したんだ…
荒れる海、誰もいない道、荒野、
ロードムービー好きとしてはたまらないシーンが続いたのはよかった
アメリカ人でよかった どこにでも行けるのだから と言われるシーンがある
だがどこにでも行けたとしても、どこにも留まれない現実がそこにはあるのだ
アメリカではコロナ禍でeviction と呼ばれる家を追い出される事例が相次いでいる
ノマドは生み出され続けている
トランプ大統領誕生前夜のアメリカを垣間見た気がする
あちこちで仕事をしながら旅を続けるノマドという生き方を突きつけられ、答えを求めたくなったがパンフがないのは残念だった
万人受けはしないだろうが深みを持った映画だった