マリリンさんの映画レビュー・感想・評価

マリリン

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オデュッセイア(2026年製作の映画)

3.0

【ノーランの画はやっぱりダサい】
「おはなし」としては、もちろん面白い。未熟でいつも選択を間違えてしまう英雄オデュッセイアが、戦争から家に帰ってくるまでのおはなし。
ただし、相変わらずノーランの画はダ
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ドラマなふたり(2026年製作の映画)

3.5

【隣の席のカップルの男性が最後泣いていた】
予告編を見る限り、泣けるような映画ではないと思っていたが、意外と最後の最後で胸がキュンとなり、目頭が熱くなる作品だった。
いろいろ面白い映画。
1、緊張(8
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情事 4K修復版(1960年製作の映画)

4.0

【2026年の夏はアントニオーニを観る②】
「ミケランジェロ・アントニオーニ レトロスペクティヴ」で『情事』を観る。
話はとても単純。サンドロとアンナが付き合っていて、アンナが行方不明になる。アンナを
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赤い砂漠 4K修復版(1964年製作の映画)

3.0

【2026年の夏はアントニオーニを観る①】
「ミケランジェロ・アントニオーニ レトロスペクティヴ」で『赤い砂漠』を観る。アントニオーニ初のカラー作品ということで、色をどう使うかを意識して撮られていると
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プロジェクト・ヘイル・メアリー(2026年製作の映画)

5.0

【「ああ、自分映画観てるぜ!」と思える2026年No.1作品(おそらく)】
封切り直後は予定が合わず映画館で観れなかったが、早々に配信がスタートし自宅で鑑賞。ボロ泣きし、本屋に走って原作も購入し、やっ
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ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版(1980年製作の映画)

5.0

すごい!
「追いかけ」だけで映画を成立させている!
冒頭のランニングするニューヨーカー、いちゃもんつけて主人公を追いかけてくるプエルトリコの若者たち、過去の恨みから白昼堂々と街中で主人公に猟銃をぶっ放
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ヌーヴェルヴァーグ(2025年製作の映画)

3.5

当然『勝手にしやがれ』を観直したくなるのだが、それ以上にブレッソンの『スリ』を再チェックしたくなる。が、『スリ』はサブスク配信なし。もうソフトを買おう。

私の血に流れる血(2015年製作の映画)

3.0

一回観ただけでは物語は理解できない。
が、映画を観る喜びには大いに溢れている怪作。
まず、魔女とされ、さまざまな拷問を受ける修道女が兵士フェデリコに告解するというシーン。告解の行方を見守る神父と修道女
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黒牢城(2026年製作の映画)

4.0

クロースアップが一箇所しかない。それもモッくんの顔を一瞬だけ。2時間27分、ロングショットとバストショットだけで、有岡城でのミステリーを濃密に描いていく。黒沢清、70歳にしてまだまだ映画と戯れる。

トイ・ストーリー5(2026年製作の映画)

3.0

これは…『トイ・ストーリー5』ではなく、『トイ・ストーリー』のスピンオフ。
私が観たかったのはウッディとバスを中心とした物語。『トイ・ストーリー』の核をここまで崩してしまっては、それこそ私がジェシーの
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急に具合が悪くなる(2026年製作の映画)

4.0

濱口竜介の前作『悪は存在しない』のラストで感じた、人間の合理では理解し難い「脱人間中心主義」的な観点は、今作でも健在である。人間が善としてきた他者と区別する「境界」を取っ払い、溶け込むように互いの身体>>続きを読む

DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ(2025年製作の映画)

3.5

昨今、「この俳優を観たくて映画館に行く」と思える俳優は何人いるだろうか。私にとってディカプリオとジェニファー・ローレンスはそう思える俳優。
ジェニファー・ローレンス、なんだろう、この映画的な魅力に溢れ
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シンプル・アクシデント/偶然(2025年製作の映画)

3.0

イラン映画はアッバス・キアロスタミしか見ていないので語れることは少ないが、キアロスタミが村を舞台に、子どもを主役にしていたのと比べると、ジャファル・パナヒは都市を舞台に、大人たち(特に女性)を主役にし>>続きを読む

ハムネット(2025年製作の映画)

4.5

悲劇を見ることで苦しみから解放される。この矛盾が面白い。
この映画の最初のショットは森(たしか2本の木)。ヨーロッパはやっぱり森が重要なんだよね。森は神秘的な場所で、そこには人間の域を越えた何かがいる
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パパ・プティ・バトー(1971年製作の映画)

3.5

誘拐される令嬢クッキー役のシーラ・ホワイトが可愛すぎる!

海賊のフィアンセ(1969年製作の映画)

4.5

カプランの長編第1作。「現代の魔女の物語」として撮った作品。良い!女の身体を使って保守層を壊滅させる、メロメロパンチ炸裂だ。ベルナデット・ラフォンが本当に美しい!

シャルルとリュシー(1979年製作の映画)

3.6

カプランの長編第4作。詐欺にあって無一文となった初老の夫婦が織りなすロードムービー。カプラン本人が占い師役で出演。「シャルルとリュシーは最強だから!」と、ボロボロでも悲壮感なく、むしろ快活にシャルルと>>続きを読む

ワザリング・ハイツ ~嵐が丘~/嵐が丘(2011年製作の映画)

3.0

風が吹きつける荒々しい大地と、ヒースクリフ(黒人!)とキャサリンの愛憎劇。犬は首吊り。すべてに容赦ない。画面外の話し声が気になる。アーノルド特有のカメラの存在を意識させる揺れ。

キムズビデオ(2023年製作の映画)

4.0

まさかの『アルゴ』的展開でびっくり。「映画監督たち」がビデオを取り返すのが熱い!

COW/牛(2021年製作の映画)

4.0

動物に関心のあるアーノルドによるドキュメンタリー。この映画の真の主役は牛の「黒い片目」だと思う。牛の目は顔の脇に付いているから、カメラで両目を撮ることができない。クロースアップを多用すると、片目しか映>>続きを読む

エディントンへようこそ(2025年製作の映画)

4.0

異化効果。今の世の中は異様だ。
スマホ(カメラ)のshootと銃のshootの同一性が、あらためて問い直されている。Good job! アスター!

宝島(2025年製作の映画)

3.0

この大友啓史という人は「映画」を撮れていない。なぜナレーションで「説明」するのか。映像で語ってくれ。暴動やデモのシーンはロングショット/長回しの方が画に奥行きが出て迫力が出たはずだ。『国宝』と同じく「>>続きを読む

ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

5.0

最高!たくさん笑った!
『ファントム・スレッド』でも男女の関係をとおして緊張感を巧みに創出していたPTAだけれど、今回も緊張感の作り方が素晴らしかった。坂を使ったカーチェイス、パスワードをめぐるやり取
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

1.0

【奇を衒ったカメラワーク、ダサすぎる】

知人から「この映画観ました?〇〇さん(わたし)、絶対きらいだと思いますよ。わたしは好きでしたけど」と言われたので、観に行った。

知人の言葉どおり、好みではな
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.5

【尻の映画】

美と醜は表裏一体。ナンセンスを徹底的に追求すると芸術へと昇華する。

おっぱいではない、この映画では尻が重要なのである。

一箇所、つなぎ間違いがあった。44分くらい。

国宝(2025年製作の映画)

2.0

【映画における「倫理」の問題を感じる】

 3時間はあっという間だった。吉沢亮と横浜流星の演技は素晴らしかった。しかし、これで良いのだろうか。映画における俳優にここまで求めて良いのだろうか。なにか映画
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ブラックドッグ(2024年製作の映画)

4.5

クロースアップと切り返しが拒絶されている映画だ。主演のエディ・ポンと黒犬の顔が大写しになることはないし、それらの顔を切り返すことによって、両者のあいだの親密な関係が構築されるわけでもない。クロースアッ>>続きを読む

ブラックバッグ(2025年製作の映画)

3.5

スパイ映画だけど派手なアクションはなし。その映画的華々しさを補完するのが、諜報員同士たち(夫婦と恋人)の騙し合いである。スパイ行為と夫婦(恋人)生活が重ねられ、妻のケイト・ブランシェットが夫のマイケル>>続きを読む

愛はステロイド(2024年製作の映画)

4.5

最高!
ハッピーエンド版『テルマ&ルイーズ』だ!

クリステン・スチュアートは冒頭のトイレ掃除から死体の始末までずっとえげつないものを掃除をしている。相手のために「汚いもの」を掃除できるかが愛である。
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フォー・レター・ワーズ(2000年製作の映画)

3.5

長編デビュー作。笑った。くだらない。男は本当にバカだ(笑)。とても楽しく観ました。リンクレイターの『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』みたいな男子大学生×パーティー=バカ騒ぎ(ノスタルジー)。でもいつ>>続きを読む

スターレット/チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密(2012年製作の映画)

4.5

『フロリダ・プロジェクト』や『アノーラ』よりも映像的にも物語的にも抜け感があって、まるで心地よい西海岸の風が画面全体を吹き抜けているかのようだった。チワワのスターレットをめぐってケリー・ライカートの>>続きを読む

HERE 時を越えて(2024年製作の映画)

2.5

私には終始恐ろしい映画に思えた。固定されたカメラがジュラ期、氷河期、文明の誕生などの歴史をあまりにも大雑把に総ざらいしてしまう。
そして、カメラは外を写しているかと思いきや、突然家の中に設置されている
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フォーチュンクッキー(2023年製作の映画)

5.0

すばらしい作品だった。
こんなにも全てのショットが決まっている映画は久々。
脚本も良いし、映像も良い。映画を見ることの喜びに満ちている作品。

メガロポリス(2024年製作の映画)

4.0

酷評されていますが、私は非常に楽しく見ました。
無心で、まるで画面にかじりつくように一生懸命目の前に現れている映像を追いました。
おそらくコッポラはこの作品で「今、映画は何ができるのか」という問いを投
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犬の裁判(2024年製作の映画)

2.5

黒人だけを襲うように調教された犬の映画、サミュエル・フラーの『白い犬』のように、裁判にかけられた犬が女性だけを噛んでいるのではないかという疑惑が浮上…題材はとても面白い。だけど、監督の映画作りの不慣れ>>続きを読む

ノスフェラトゥ(2024年製作の映画)

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最低。
よくぞここまでムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922)を虚仮にしてくれたな。