【ノーランの画はやっぱりダサい】
「おはなし」としては、もちろん面白い。未熟でいつも選択を間違えてしまう英雄オデュッセイアが、戦争から家に帰ってくるまでのおはなし。
ただし、相変わらずノーランの画はダ>>続きを読む
【隣の席のカップルの男性が最後泣いていた】
予告編を見る限り、泣けるような映画ではないと思っていたが、意外と最後の最後で胸がキュンとなり、目頭が熱くなる作品だった。
いろいろ面白い映画。
1、緊張(8>>続きを読む
【2026年の夏はアントニオーニを観る②】
「ミケランジェロ・アントニオーニ レトロスペクティヴ」で『情事』を観る。
話はとても単純。サンドロとアンナが付き合っていて、アンナが行方不明になる。アンナを>>続きを読む
【2026年の夏はアントニオーニを観る①】
「ミケランジェロ・アントニオーニ レトロスペクティヴ」で『赤い砂漠』を観る。アントニオーニ初のカラー作品ということで、色をどう使うかを意識して撮られていると>>続きを読む
【「ああ、自分映画観てるぜ!」と思える2026年No.1作品(おそらく)】
封切り直後は予定が合わず映画館で観れなかったが、早々に配信がスタートし自宅で鑑賞。ボロ泣きし、本屋に走って原作も購入し、やっ>>続きを読む
すごい!
「追いかけ」だけで映画を成立させている!
冒頭のランニングするニューヨーカー、いちゃもんつけて主人公を追いかけてくるプエルトリコの若者たち、過去の恨みから白昼堂々と街中で主人公に猟銃をぶっ放>>続きを読む
当然『勝手にしやがれ』を観直したくなるのだが、それ以上にブレッソンの『スリ』を再チェックしたくなる。が、『スリ』はサブスク配信なし。もうソフトを買おう。
一回観ただけでは物語は理解できない。
が、映画を観る喜びには大いに溢れている怪作。
まず、魔女とされ、さまざまな拷問を受ける修道女が兵士フェデリコに告解するというシーン。告解の行方を見守る神父と修道女>>続きを読む
クロースアップが一箇所しかない。それもモッくんの顔を一瞬だけ。2時間27分、ロングショットとバストショットだけで、有岡城でのミステリーを濃密に描いていく。黒沢清、70歳にしてまだまだ映画と戯れる。
これは…『トイ・ストーリー5』ではなく、『トイ・ストーリー』のスピンオフ。
私が観たかったのはウッディとバスを中心とした物語。『トイ・ストーリー』の核をここまで崩してしまっては、それこそ私がジェシーの>>続きを読む
濱口竜介の前作『悪は存在しない』のラストで感じた、人間の合理では理解し難い「脱人間中心主義」的な観点は、今作でも健在である。人間が善としてきた他者と区別する「境界」を取っ払い、溶け込むように互いの身体>>続きを読む
昨今、「この俳優を観たくて映画館に行く」と思える俳優は何人いるだろうか。私にとってディカプリオとジェニファー・ローレンスはそう思える俳優。
ジェニファー・ローレンス、なんだろう、この映画的な魅力に溢れ>>続きを読む
イラン映画はアッバス・キアロスタミしか見ていないので語れることは少ないが、キアロスタミが村を舞台に、子どもを主役にしていたのと比べると、ジャファル・パナヒは都市を舞台に、大人たち(特に女性)を主役にし>>続きを読む
悲劇を見ることで苦しみから解放される。この矛盾が面白い。
この映画の最初のショットは森(たしか2本の木)。ヨーロッパはやっぱり森が重要なんだよね。森は神秘的な場所で、そこには人間の域を越えた何かがいる>>続きを読む
カプランの長編第1作。「現代の魔女の物語」として撮った作品。良い!女の身体を使って保守層を壊滅させる、メロメロパンチ炸裂だ。ベルナデット・ラフォンが本当に美しい!
カプランの長編第4作。詐欺にあって無一文となった初老の夫婦が織りなすロードムービー。カプラン本人が占い師役で出演。「シャルルとリュシーは最強だから!」と、ボロボロでも悲壮感なく、むしろ快活にシャルルと>>続きを読む
風が吹きつける荒々しい大地と、ヒースクリフ(黒人!)とキャサリンの愛憎劇。犬は首吊り。すべてに容赦ない。画面外の話し声が気になる。アーノルド特有のカメラの存在を意識させる揺れ。
まさかの『アルゴ』的展開でびっくり。「映画監督たち」がビデオを取り返すのが熱い!
動物に関心のあるアーノルドによるドキュメンタリー。この映画の真の主役は牛の「黒い片目」だと思う。牛の目は顔の脇に付いているから、カメラで両目を撮ることができない。クロースアップを多用すると、片目しか映>>続きを読む
異化効果。今の世の中は異様だ。
スマホ(カメラ)のshootと銃のshootの同一性が、あらためて問い直されている。Good job! アスター!
この大友啓史という人は「映画」を撮れていない。なぜナレーションで「説明」するのか。映像で語ってくれ。暴動やデモのシーンはロングショット/長回しの方が画に奥行きが出て迫力が出たはずだ。『国宝』と同じく「>>続きを読む
最高!たくさん笑った!
『ファントム・スレッド』でも男女の関係をとおして緊張感を巧みに創出していたPTAだけれど、今回も緊張感の作り方が素晴らしかった。坂を使ったカーチェイス、パスワードをめぐるやり取>>続きを読む
【奇を衒ったカメラワーク、ダサすぎる】
知人から「この映画観ました?〇〇さん(わたし)、絶対きらいだと思いますよ。わたしは好きでしたけど」と言われたので、観に行った。
知人の言葉どおり、好みではな>>続きを読む
【尻の映画】
美と醜は表裏一体。ナンセンスを徹底的に追求すると芸術へと昇華する。
おっぱいではない、この映画では尻が重要なのである。
一箇所、つなぎ間違いがあった。44分くらい。
【映画における「倫理」の問題を感じる】
3時間はあっという間だった。吉沢亮と横浜流星の演技は素晴らしかった。しかし、これで良いのだろうか。映画における俳優にここまで求めて良いのだろうか。なにか映画>>続きを読む
クロースアップと切り返しが拒絶されている映画だ。主演のエディ・ポンと黒犬の顔が大写しになることはないし、それらの顔を切り返すことによって、両者のあいだの親密な関係が構築されるわけでもない。クロースアッ>>続きを読む
スパイ映画だけど派手なアクションはなし。その映画的華々しさを補完するのが、諜報員同士たち(夫婦と恋人)の騙し合いである。スパイ行為と夫婦(恋人)生活が重ねられ、妻のケイト・ブランシェットが夫のマイケル>>続きを読む
最高!
ハッピーエンド版『テルマ&ルイーズ』だ!
クリステン・スチュアートは冒頭のトイレ掃除から死体の始末までずっとえげつないものを掃除をしている。相手のために「汚いもの」を掃除できるかが愛である。>>続きを読む
長編デビュー作。笑った。くだらない。男は本当にバカだ(笑)。とても楽しく観ました。リンクレイターの『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』みたいな男子大学生×パーティー=バカ騒ぎ(ノスタルジー)。でもいつ>>続きを読む
『フロリダ・プロジェクト』や『アノーラ』よりも映像的にも物語的にも抜け感があって、まるで心地よい西海岸の風が画面全体を吹き抜けているかのようだった。チワワのスターレットをめぐってケリー・ライカートの>>続きを読む
私には終始恐ろしい映画に思えた。固定されたカメラがジュラ期、氷河期、文明の誕生などの歴史をあまりにも大雑把に総ざらいしてしまう。
そして、カメラは外を写しているかと思いきや、突然家の中に設置されている>>続きを読む
すばらしい作品だった。
こんなにも全てのショットが決まっている映画は久々。
脚本も良いし、映像も良い。映画を見ることの喜びに満ちている作品。
酷評されていますが、私は非常に楽しく見ました。
無心で、まるで画面にかじりつくように一生懸命目の前に現れている映像を追いました。
おそらくコッポラはこの作品で「今、映画は何ができるのか」という問いを投>>続きを読む
黒人だけを襲うように調教された犬の映画、サミュエル・フラーの『白い犬』のように、裁判にかけられた犬が女性だけを噛んでいるのではないかという疑惑が浮上…題材はとても面白い。だけど、監督の映画作りの不慣れ>>続きを読む
最低。
よくぞここまでムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922)を虚仮にしてくれたな。