マリリン

瞳をとじてのマリリンのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.0
エリセの長編4作目、31年ぶりの新作。『ミツバチのささやき』(1973)では、『フランケンシュタイン』(1931)と少女アナとの幻想的な戯れを描いていたが、今回は既存の作品ではないものの、やはり「映画の中の映画」が重要なテーマとなっている。強いて言えば、「映画を見ながら〈映画〉を観ること」が行われている。
タイトルの『瞳をとじて』は、まぶたをスクリーンと捉えて、私たちの記憶から喚起されるイメージの連続(映画)を観る、ということだろうか。
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