2014/09/25
@シネマカリテ。ジャッキー・チェンや『雨に唄えば』の引用も楽しい、魅力的な映画!
主人公の設定ゆえ身振り手振りが、アクションが映画の推進力となるが、同等かそれ以上に目がモノを言い>>続きを読む
2014/09/25
@新宿武蔵野館。かつてマット・デイモンらが出て来た時、ハーヴァードのぼんぼんが片手間にしょーもないモンを...と故なきやっかみをぶつけたものだが、勿論今ではベンアフ含めて、彼らの>>続きを読む
2014/09/25
@神保町シアター。繊細さと豪胆さに溢れた女のハードボイルド。生き馬の目を抜くビジネスシーンに生きる女や男の冷徹さと情の拮抗が、スパイスリラーをも思わせる緊張感と相まってメチャクチ>>続きを読む
2014/09/19
@新文芸座。昔TVで観た時にはスゴいと思ったが、むしろ異様な印象。脚本の松山善三の趣味が強いようにも思われ、説明的、観念的に過ぎるのかも知れない。
しかしダニー・ケイばりの妄想を>>続きを読む
2014/09/19
@新文芸座。ごく平凡な夫婦の間にさえサスペンスを吹き込ませる成瀬にかかればミステリー原作モノなど造作ない。60年代に入り洋風の住まいにて展開されるなかなか視線の交わらない男女の葛>>続きを読む
2014/09/16
@新文芸座。 周囲を慮って身を引こうとする高峰秀子は因習に屈しようとするジェーン・ワイマンに。一本気に愛を貫こうとする加山雄三はロック・ハドソンに。徐々に物理的、心理的に近づいて>>続きを読む
2014/09/16
@新文芸座。平凡な家庭にふと吹き込むサスペンス的空気にハラハラ。それでいて30年代ハリウッド映画を思わせる洒脱なノリも同居するという贅沢な味わい!国に何かを強制されるのは御免だが>>続きを読む
2014/09/11
@ヒューマントラストシネマ渋谷。ユーモアやメルヘン的味わいも醸しつつ、基調をなすのはミステリーであり、生きにくさを生きるボニー&クライド的物語の変奏とも言えよう。
ほとんどリシャ>>続きを読む
2014/09/10
@ヒューマントラストシネマ渋谷。ノスタルジーという事ではなく、微妙な感情の動き、どうにもならない青春の痛ましさ、或いは悔恨。それらが画面を通して痛いほど伝わってくる。
それにして>>続きを読む
2014/09/10
@新文芸座。話自体はしょーもないのだが、それでも成瀬巳喜男の手にかかれば男女の意地の張り合い、心の機微が絶妙に描かれる。川口松太郎だから元ネタは別にあるんだろうけど、この後も『ス>>続きを読む
2014/09/10
@K's cinema。親戚やご近所程度の範囲での話が、ひとつの宇宙としてその不可解さを映す。子供だけじゃなく大人だって道に迷い、遠回りしながら生きてるのさ。
シャープで尖りまく>>続きを読む
2014/08/31
@新橋ロマン劇場。まるでリアル地獄巡りのようであり、一方で不思議なファンタジーのようでもあり。登場人物が街を彷徨する事(だけ)で成り立つ傑作というのがあるけど、今作ではその世界に>>続きを読む
2014/08/29
@角川シネマ新宿。この時代の大映ならどれを観ても撮影も美術も完璧だけど、特に三隅研次はスゴいような気がする。その突き抜けかたは、別にどこも似てないけど、もう少し後の時代の日活の鈴>>続きを読む
2014/08/29
@K'sシネマ。侯孝賢監督の自伝的作品、との事。台湾の日本風家屋や南部の長閑な風景で淡々と語られる日々。
主人公の反抗も描かれるが過剰さはない。父が死に、母が死に、そして祖母も逝>>続きを読む
2014/08/23
@新文芸座。ある種のロマンポルノにみられる70年代ベッタリな感じ、或いはひ弱なインテリ監督が無頼派ぶっちゃってる感じ(偏見ですが)が実は苦手なんだけど、これは宮下順子の圧倒的な素>>続きを読む
2014/08/04
@ラピュタ阿佐ヶ谷。傑作として名高いが、相当ヘンな映画。観る者の(勝手な)期待をはぐらかしながら、堕ちる訳でもなく、近親相姦のドロドロに至るでもなく、なんとなく覗いた世界に足を掬>>続きを読む
2014/08/04
@新文芸座。この時勢にこれを観る事の重さと同時に生き方、信念の映画として強く響く。今必要とされるものしか映っていない。
煙草を吹かし、ソファに横たわり、眼鏡を外しては鋭い眼光を見>>続きを読む
2014/08/04
@新文芸座。実の子を探す母の話、というとお涙頂戴的だし、実際大いに泣かされもするがそれ以上に旅を通した再生の物語として、或いは英国階級社会をも反映したコメディとして、そして寛容の>>続きを読む