レーニンとスターリンの写真が飾られた場所で7人の男女が自らの恐怖体験を語り合う。ボリシェヴィキ党歌の合唱を挟みながら語り合う中、不可解な心霊現象らしきものが起こるようになる。そして7人目が語り終わった>>続きを読む
1920年代のオクラホマ州。押し込められた保留地が石油の埋蔵地であった事から、先住民オセージ族は思いがけず大富豪となる。だが自らより裕福になった彼らを白人達が放置するはずはなかった…。史実を描いたマー>>続きを読む
映画史に残る衝撃の結末を描いた前作から2年後に作られた続編。舞台は3955年の元NY。禁止地帯へ向かうテイラーとノバだが、テイラーが行方不明に。残されたノバはテイラーの同僚の生き残りブレントと行動をと>>続きを読む
主人公はいい歳して自我の確立されていない萩原健一演じる大学脳外科医局インターン。その幼さから恋人に唆され共謀して人を毒殺してしまう。医師として犯した罪に苛まれた彼は恋人、彼から縁を切った母、そして受け>>続きを読む
アーサー王の甥ガウェインはクリスマスの円卓で、突然現れた緑の騎士の首を切り落とすが、落とされた首はガウェインに対し一年後のクリスマスに首を落とされに来いと言い残す…。14世紀イングランドの物語が原作。>>続きを読む
あるカップルから監督白石晃士の元に送られて来たのは、DVを背景として心霊現象を記録した映像。過去にDV男の恋人4人が自死を遂げていることが判明し、その後の記録からも男がいただけない奴なのは明瞭なのだが>>続きを読む
小池真理子の原作読了にて再鑑賞。本作は原作から大きく改変/脚色され、主人公の属性と尾行の動機を残すのみ。あまりにも世俗的に改変されていて、原作の持つ静謐な哲学性が失われていると感じた。更には隠れた主題>>続きを読む
舞台は1970年代のパリ。家庭や学校に馴染めない高校生の男女が主人公。万引きで捕まった少女は施設に送られ、学校で問題を起こした少年は寄宿学校に入れられる事になる。程なく施設を脱走してきた少女は少年にあ>>続きを読む
アイナ・ジ・エンド演じる路上アーティストを中心に、彼女と彼女に関わる人たちの人生を描いた物語。ここまで音楽にフィーチャーした岩井俊二監督作品は「スワロウテイル」以来か。監督の空を写す時の間が好きだ。そ>>続きを読む
舞台はベルリン。親友が人間になり、残された主人公も望み通り人間となる。当初それを満喫していた彼だが、やがて人間の汚いところを知る様になり、更にはその手助けをさせられそうになる…。「ベルリン・天使の詩」>>続きを読む
不振の映画監督黒石(白石)の元へ怪奇現象を写したビデオが送られてくる。助監督(女性市川！)とともに訪れた不気味な家屋では、美しい女性がおかしな事を言っていた。江野(宇野)、ナナシらの協力を得た黒石は傑>>続きを読む
舞台は1920年代イギリス領インド。妹をインド総督に攫われた兄は奪還のため首都デリーに赴き、その行動中1人の熱血漢と意気投合する…。歌に踊りにアクション。ストーリーは雌伏の時を経ての勧善懲悪、演出は過>>続きを読む
1人の老人トトが自らの人生を振り返る。事故で亡くなった父親、最愛の姉。そして今現在は窮地に追い込まれているが、出生児から彼に煮湯を飲ませ続けた隣家のアルフレッド。人生に失望したトトは最期に大きな決断を>>続きを読む
アーサー・C・クラークの小説版読了にて。目的地が土星か木星か等の違いはあるが、ハルの反乱を含めて中盤まではほぼ同内容。しかしスター・ゲート到達後は違いが出てくる。クラーク、キューブリックの描写の違いが>>続きを読む
舞台は恐らくメキシコシティ。貧困層による暴動が起こる中、上流階級宅で行われていた結婚式に使用人の誘導で暴徒が乱入し殺人、略奪が行われる。偶然難を逃れたかに見えた花嫁だったが、戒厳令下に身代金目的の兵士>>続きを読む
6歳時に昏睡状態となっていた親友が奇跡的に長い眠りから目覚める。大学生の主人公は交流を再開しようとするが、心は6歳のまま発達していない親友との関係はなかなか噛み合わない…。松坂桃李、菅田将暉、二階堂ふ>>続きを読む
ジェームズ・キャメロン監督作品から遡る事18年前にイギリスで作られたテレビ映画。史実に即したストーリーにロマンスを入れ込む王道路線。船内における階級社会をとりわけ色濃く描写しているのだが、イギリス人は>>続きを読む
舞台は福島県の田舎町。森の中で男女が惨殺され、その後子供2人が立て続けに行方不明になる事件が続く。警察は最初はクマ、後に人間による犯行を疑う。しかし主人公とその息子は人間以外の者による仕業と確信するに>>続きを読む
母親と2人で暮らす主人公は低体重児として産まれ、下肢の麻痺などの障害から車イス生活を送っている。実家を離れて大学進学を希望する彼女は、ある日母親が飲ませる薬が犬用の筋弛緩薬だと知り、また自分の出生に関>>続きを読む
大学生の主人公は友人とポルトガルの田舎宿を訪れる。風変わりな老夫婦が営むその宿には、美しい娘とその夫、唇にキズのあるお手伝いが住んでいた。主人公は一目でその美しい娘に惹かれてしまう…。奇才アンジェイ・>>続きを読む
主人公の図書館司書、31歳歳上の精神科医に嫁いだ親友、そして若くして交通事故で性的不能となった男友達。偶然再会した3人の高校同級生たちの人間模様を性的関係を中心に描いた小池真理子原作小説(未読)の映画>>続きを読む
シリーズ第4章。前章同様に命を狙われるジョン・ウィックだが、本作ではルールに則った反撃を試みる。しかしその過程には想像を絶する困難が彼を待ち受けていた…。やっぱりこのシリーズは面白い。パリ凱旋門のシー>>続きを読む
砂漠化が進行し99%以上人口が減少。その労働力を補うため多くのロボット「オートマタ」が作られた近未来が舞台。禁止されていたはずの改造オートマタを発見した製造会社社員の主人公は真相究明のための調査を開始>>続きを読む
異常な水不足で給水制限中の前橋市が舞台。水道局に勤める生田斗真演じる主人公は、水道料金を滞納し続ける門脇麦演じるシングルマザーが娘2人と暮らす家に給水停止の措置をとる。母親が去り家に残された姉妹、妻子>>続きを読む
冷戦終結後ハンガリーの寒村が舞台。かつて村を離れた男が帰還する。彼は貧しい村人たちを導く救世主なのかそれとも…。7時間以上にわたるタル・ベーラ監督のモノクロ大長編。長回し映像、詩的ナレーション、美しい>>続きを読む
舞台はマサチューセッツ州の田舎町。かつて破滅の町と言われた同地で、主人公の落ちぶれたジャーナリストは1845年2月31日と記されたカーン・ベビーを踏み壊す。その後、先天性中耳種で聾唖だった娘が声を得る>>続きを読む
白土三平による原作漫画のコマにセリフ、ナレーション、音楽/効果音を重ねて進行する大島渚監督による実験的作品。原作の舞台は戦国時代。織田信長対一向一揆、影一族対明智十人衆という２つの争いを軸にした物語。>>続きを読む
梶芽衣子主演の「女囚さそり」シリーズ第4作にして最終作。警察の捕縛から逃れた松島ナミ。田村正和演じる元学生運動家に助けられて潜伏するが、暴力警察の追手は2人に迫っていた…。松島ナミが男に惚れるシーンは>>続きを読む
WWⅡ中イギリス人の元銀行強盗がドイツとイギリスの二重スパイとして働いた実話を元にした作品。監督は漢ブロンソン映画で高名なテレンス・ヤング。主演クリストファー・プラマー。独側→英側→独側→英側と3度に>>続きを読む
江戸時代、人別帳から外れた無宿渡世人の生き様を描いた市川崑監督のATG制作映画。萩原健一、小倉一郎、尾藤イサオが3人組の若い渡世人を演じている。冒頭には仁義の儀、渡世人の作法や義務などが詳しく描かれ、>>続きを読む
原作フィリップ・K・ディック著「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？」読了記念鑑賞。何度も観ている本作だが、原作を読み映画としての完成度の高さを再認識。ザイバーパンクの祖とも言われる美術の素晴らしさ。何>>続きを読む
竹宮恵子の漫画が原作のアニメ映画。環境破壊で荒廃した地球を離れ、植民星で生存する人類。そこにミューと呼ばれる超能力を持つ新人類が出現。その存在を危険視するAIおよびそれに従う人類から抹殺対象とされる中>>続きを読む
妻と上手くいっておらず、離婚して議員の娘との再婚を望むテニス選手が主人公。列車内でその状況を知る男から、妻と男の父親殺害との交換殺人を持ちかけられる。断る主人公だが、男は勝手に妻を殺害してしまう…。パ>>続きを読む
目の前で不倫相手が交通事故に遭うも現場では何も出来ず、のちに彼が死んだことを知る主人公。元々終わっている夫との関係が更に冷え込む様子が寒々しく、喪失の連鎖にリアリティ。好演及び好演出による緊張感が終始>>続きを読む
主人公はNYで成功したドラッグの売人。しかしそんな生活に疑問を持った彼は、最後に大儲けして足を洗う決心をする。それはドラッグの元締め組織との関係決裂を意味する事だった…。初期ブラックスプロイテーション>>続きを読む
廃墟を訪れた若い男女3人から送られて来た映像。そこには刃物を手にし、瞬間移動をする「赤い女」の姿が。はたして彼女は何者なのか、そしてなぜそこに出現したのか…。8年ぶりのシリーズ第10章。工藤P、Dに昇>>続きを読む
