2014年のEicke Bettinga監督作品。
冷戦下のブルガリアで男女の出会いを描いた22分の短編。東ドイツ人が西側諸国へ行くのにブルガリア経由のギリシャまで遠回りしなければいけなかった事実を知>>続きを読む
2006年のオリバー・ストーン監督作品。
序盤の平和なニューヨークの様子を丹念に描いてからの地獄が本当につらい。当時の街の人々の混乱がすごく伝わる。監督はオリバー・ストーンだけど政治的主張が一切なく、>>続きを読む
1988年のペニー・マーシャル監督作品。子どもが急に大人になったら? というコメディー映画。
最高だった! 打算的な大人にはない純真な子どもの心がまぶしい。その心を持ったまま大人になることを許されな>>続きを読む
2015年のジェームズ・ケント監督作品。第1次世界大戦に看護婦として従軍した女性作家ヴェラ・ブリテンの自叙伝の映画化。
とても重い。戦闘描写は一切ないけど、広い敷地に埋め尽くされた大量の負傷者のショ>>続きを読む
1985年のアンヌ=マリー・ミエヴィルとジャン=リュック・ゴダール監督作品。2部構成の独立したドラマ。
前半のミエヴィルの作品は分かりやすいし、子どもの無邪気さがよく描けていて好き。
後半のゴダールは>>続きを読む
1978年のテレンス・マリック監督作品。
若きリチャード・ギアが見られるけど、話は本当に大したことない。ただ映像美を堪能するだけの映画。あの広大な黄金色の麦畑と夕日のコントラスト! 動物と四季折々の自>>続きを読む
1997年のスティーブン・スピルバーグ監督作品。
奴隷船で黒人が反乱を起こした史実を基にした話。拉致された黒人が家畜以下として扱われる様は目を背けたくなるほどむごたらしい。良くも悪くも人間の自由を尊重>>続きを読む
2014年のジョシュア・オッペンハイマー監督作品。『アクト・オブ・キリング』の続編。前作は加害者側の視点だったが、今作は、兄を殺されたアディが、加害者たちにインタビューするという被害者側の視点で描いて>>続きを読む
2012年のジョシュア・オッペンハイマー監督作品。1965年インドネシアで100万人以上の共産主義者・華僑を虐殺した民兵のリーダーたちを取材したドキュメンタリー。
非常に胸くそ悪い。今までインドネシ>>続きを読む
1973年のライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品。1999年の映画『F13』と同じ原作の西ドイツSF大作。
昨今の仮想現実を取り入れたSF作品の元祖とも言える。2部構成の212分と、とにかく>>続きを読む
1961年のエリア・カザン監督作品。
1928年のアメリカを舞台にした青春物語。ほろ苦い。思春期の痛みを誰も理解してくれないつらさ。抑え切れない衝動と環境の変化が、勝手に大人の階段を登らせる。人生は苦>>続きを読む
2003年のビリー・レイ監督作品。政治雑誌『ニュー・リパブリック』の記者の捏造事件の実話を基にした話。
うそにうそを塗り重ねて自分を追い込んでいく。あまりの哀れさに途中で見ていてつらくなってきた。どう>>続きを読む
2002年の阪本順治監督作品。金大中事件を基にしたサスペンス。
典型的な駄目日本映画だね。右派の自衛官の富田がなぜ拉致に協力したのか分からない。富田の「俺の戦争」とは? 幼稚な動機しか感じない。恋愛要>>続きを読む
2011年のヤセミン・サムデレリ監督作品。
トルコ系ドイツ人の家族がワゴンで故郷を目指すロードムービー。『リトル・ミス・サンシャイン』を踏襲した作りだけど、こっちのほうが圧倒的に好み。50年前、トルコ>>続きを読む
1969年の篠田正浩監督作品。
人形浄瑠璃の演目を映画化。女同士の義理に苦悩しながらも心中してしまう悲劇。黒子も物語に組み込まれた斬新な演出。
舞台劇みたいにほとんど長回しで構図も決まっててモノクロ>>続きを読む
1971年の篠田正浩監督作品。原作の遠藤周作自ら脚本に参加。2016年版は鑑賞済み。
宮川一夫によるロングショットと長回しの撮影がとても緊張感を孕んでて見応えあるものになってる。苛烈な拷問とキリスト>>続きを読む
2017年のS・S・ラージャマウリ監督作品。2部構成の完結編。エンターテインメントの粋を極めた極上のアクション映画。
序盤のデーヴァセーナとの出会いはコメディー色が強いけど、アクションはやっぱりすご>>続きを読む
2015年のS・S・ラージャマウリ監督作品。2部構成で古代インドの英雄を描くアドベンチャー大作。
あまりに壮大過ぎて何から語ればいいのか。巨大な滝のCG、美しい衣装デザイン、顔の濃い俳優陣、シヴドゥ>>続きを読む
2005年のフェルナンド・メイレレス監督作品。
ケニアを舞台にイギリス外交官が製薬会社の陰謀に巻き込まれる話。とにかく重たい。時系列が前後する構成はサスペンスらしい。雄大なアフリカの大地だけが癒やしだ>>続きを読む
2015年のセス・マクファーレン監督作品。
本当にいろんな意味で汚くて今回もめっちゃ笑った。精子泥棒の下ネタもくだらな過ぎて吹き出してしまう。リーアム・ニーソンやモーガン・フリーマンなど大物俳優も多数>>続きを読む
2012年のセス・マクファーレン監督作品。
かわいいテディベアがしゃべるブラックコメディー。こういうお下品ネタ結構好き。『フラッシュ・ゴードン』は鑑賞済みで、ちゃんとネタが分かって楽しめた。2人で雷兄>>続きを読む
1956年のアルフレッド・ヒッチコック監督作品。実話を基にした冤罪で逮捕された男の話。
冒頭でヒッチコック自らが、この映画は今まで撮ってきた映画と違うことを語りかけてくるんだから尋常じゃない。取り調>>続きを読む
1971年のサム・ペキンパー監督作品。
冒頭ノーブラのセーターから浮き出た乳首のアップで始まるんだから只事じゃない。終始不穏な空気でいつ爆発するかと、やきもきして緊迫感が全く離れないね。それまで静謐だ>>続きを読む
1964年のアンリ・ヴェルヌイユ監督作品。2度目の鑑賞。
フランス軍から見たダイナモ作戦を描く。画面の奥まで配置された大量のエキストラと大規模な爆発シーン満載の臨場感あふれる映像に圧倒される。コミカ>>続きを読む
2019年のサム・メンデス監督作品。
第一次世界大戦のイギリス軍を全編ワンカット風で描く。カットのつなぎ目が全く分からない驚異の撮影技術に脱帽。それを可能とした俳優陣の演技にも拍手。戦場を駆け抜ける途>>続きを読む
2018年のピーター・ジャクソン監督作品。第一次世界大戦の映像をカラー化して、従軍したイギリス軍人のインタビューで構成されたドキュメンタリー。
モノクロからカラーになる瞬間は鳥肌もの。カラーになると>>続きを読む
1957年のスタンリー・キューブリック監督作品。第一次世界大戦のフランス軍を描く。
素晴らしい! 深い塹壕を延々と進む長回し、シンメトリーの構図、砲弾の雨の中の突撃、軍法会議の緊張感、処刑場などキュ>>続きを読む
1955年のアラン・レネ監督作品。
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を、過去と現代、モノクロとカラーのフィルムを交互に、淡々としたナレーションと流麗な音楽で描いた32分のドキュメンタリー。
こ>>続きを読む
1966年のジッロ・ポンテコルヴォ監督作品。フランスからの独立運動、アルジェリア戦争を描いてる。
ギロチンで活動家が処刑される姿を見たアリが、FLN(アルジェリア民族解放戦線)の活動に身を投じていく>>続きを読む
2017年のクリストファー・ノーラン監督作品。ダイナモ作戦を陸海空の三つの視点で描く。
まず極力せりふと説明を排した演出に驚く。戦争映画というよりサスペンス映画を見ている気分。そして、ハンス・ジマー>>続きを読む
1950年のルイス・セイラー監督作品。
米軍のノルマンディー上陸作戦の前後を描いてるのだが、1950年のアメリカ映画とは思えないほど、かなり画質がひどいのが残念。
でも、戦闘シーンの大半が低画質の記録>>続きを読む