愛さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.1

やっぱり観てよかった。
フードバンクと「らくがき」のシーンが目に焼き付く。「らくがき」ってなんだろうね。本当に悪いことなのかな。
イギリスに行った時を思い出しながら観ていて…胸にグサグサと刺さってくる
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HANA-BI(1997年製作の映画)

3.7

好きにはなれないが台詞の少なさやキタノ・ブルーはやはり美しい。

「クランキーチョコレート」

「ありがとう。ごめんねぇ」

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

事前知識を入れずに先行上映に行ってきました。
「ネタバレ厳禁」を強く押されたところが少し気になった。確かに怒涛の展開だったけどそれだけでなく個人的には家がなんだか立体的だったり格差をテーマにしていたり
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裏窓(1954年製作の映画)

3.9

ヒッチコック作品の中では1番観やすかった。
実験的な感じがいい。
主人公と観客の視点を重ねる人がいる気持ちも理解はできた。ただやはり映画を観ることは覗きではない。覗きは第三者からみられる危険性を有して
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

4.2

ものすごい。
CGがCGに見えない世界からまたこの映画に立ち戻るとなんとも言えない秀逸さに驚く。素晴らしいものを見た。

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.9

マーテン・スコセッシ、ロバート・デニーロ、アル・パチーノ…観に行かない手はない。
3時間を超える長作。
途中意識飛びそうになったり会話の内容を追えなくなる自分がいたのは悔しい。
でも個人的には会話の内
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怒りの葡萄(1940年製作の映画)

3.8

「女の人生は川だよ。途中に渦や滝はあるけど、流れが止まることは無い。」

「そうだとしても きつい人生だ。」

「そうだよ。だから強くなる。金持ちは子どもが身代をつぶせばそれで終わり。だけど、あたした
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めまい(1958年製作の映画)

3.9

ヒッチコック作品のなんとも言えない雰囲気にはいつも魅了される。前半と後半が分かりやすい。そして視点の効果で明確に前半後半で主人公が変わる感覚がある。
内容だけじゃなくて撮り方とか前半後半の分け方でやっ
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人生、ただいま修行中(2018年製作の映画)

3.6

「ただただ撮る」好きなスタイルです。
ナレーションがないってやっぱりいい。
赤ちゃんのシーン素敵だったなぁ。

日本の看護学校ってどんななんだろうと気になってきました。

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.9

子どもの活力が今とは違う…

“Somebody will listen to me...”

この意図に気づいた瞬間鳥肌立った…

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.8

「家がピリピリなっててすごくうるさいんだ。」
この言葉に翻弄される私

一列の食卓

(ハル)(1996年製作の映画)

3.8

なんだか(^_^)だった
森田監督のインタビューをみるとより良さを感じる。字幕って観点からのパソコン通信かぁ
個人的に「>」これ懐かしい…

パンサー(1995年製作の映画)

3.7

ブラックパンサーといえばMARVELになっていた私にとって、ブラックパンサー党についてとりあえず先ず知る機会としていい映画だった。演出感が少し気になったが…マーベルのブラパンと同じポーズとか少し似てい>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

3.9

静かでどこか物悲しくて強くて賢くて優しくてかっこいいただのおじさん。
19秒…ん〜あの感じが素敵。
正義とか平和って単純じゃないなぁって思う。
殺し方が容赦ないし本当にひどい。
平和の裏にはどんなスト
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.8

観ててずっと胸が苦しかった。
ポジティブっていつでも良いものって言い切れないのかなぁって

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

-

日本のアニメ文化を考える上で大切な作品。
2019年を描いていて2019年にこの作品を観ている私がいて…加えて偶然にもオリンピックを予知するという面白さ。
やっぱり映像美で言うと背景、街並みはすごい。
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.0

毛布、人参、角笛…転義(特に暗喩)が巧みだった。30年代流行った女性男性のイメージを覆す作品。クラーク・ゲイブルがやっぱり素敵…かっこいいなぁ…
ラストは笑った!

マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.9

1より好きだった。
マレフィセントってこんなhumorのあるキャラだったっけ?可愛らしい感じと寂しさと弱さ故のカッコ良さがあったなぁ。

うん、すてき

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.5

「...かい...かんっ」
相米監督の執拗なリハーサル故の長回し。
今じゃあり得ないような身体を張った演技。

我輩はカモである(1933年製作の映画)

3.6

なんとクレイジーなんだ!
「Tanks」「You’re welcome」
なんて笑っちゃう自分が怖かった

アミスタッド(1997年製作の映画)

3.5

上手く言えないけど『それでも夜は明ける』や『アメイジング・グレイス』とはまた違う。
スピルバーグの主観が入っていそうな部分はあった。キューブリックは『2001 宇宙の旅』で人類の進化をテーマにしていて
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

ホアキン・フェニックスがものすごい。
メソッド演技法の先を感じてしまう。
「主観」…なんてセンスがあるんだろう。
踊るシーンとかたまにカメラを感じる。ちょっと外から観てる自分を感じるんだけどなんかガッ
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.6

キューブリックだから覚悟して観ました。
難解と言われる所以がわかりましたが色んな人の考えを知ると“いい意味で”実はそんなに複雑ではない気がしてきました。終わってみれば章があって改めて復習しやすい。
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パイレーツ・ロック(2009年製作の映画)

3.9

『The boat that rocked』
本当にそんな感じ!
「ロックンロール!!」
Fワードってアメリカだとごく普通に使われている気がするけどイギリスではちょっとまた違う。
一方でどんな人とも一
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.8

「時計じかけのオレンジ」でそういえば!と思って観た作品…。観るタイミング間違ってるとはいえ、トーキー化を面白おかしく表しているようでした。長回しでこんなクオリティの高いダンスを踊る映画!感銘を受けまし>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.6

心に残った言葉たち
I live in Notting Hill. You live in Beverly Hills. Everyone in the world knows who you are
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

観終わってスッキリしない感にも色々あるけどこの作品のこの感じは…悪くないかも。
クセになっちゃう( ¯꒳¯ )
「いや何の話…」とか本当にくだらない会話がいっぱい。でも構成が、バラバラな時間、バラ
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.5

もうワイスピではないかな!テンポが早い会話が好きな人におすすめ!カーアクションがほとんどなかったのがちょっと残念。

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.7

CGと実際にやっていることの境目がわからなくてすごいなと感じました。
今回のタイトルのセンスもある気がしました。
子どもを救うシーンを楽しく観てしまっている自分がいて!なんて残酷なのかしら私。でも純粋
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.0

あのサンドイッチを食べていた頃のポールを思い出して胸がギュってなりました。
1作目から観てよかったって思えました。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.6

人間と都会と自然。
美しすぎる自然の中であがく人間の美しさ

「雷神の 少し響みて さし曇り 雨も降らんか 君を留めん」

いつかどこかで

「雷神の 少し響みて 降らずとも 吾は留らん 妹し留めば」
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

絵がとても綺麗でした。
前作から時間をあけての公開は良かったのではないでしょうか。
なんだかふわっとしているところはそれはそれで素敵だなって思いました。
言い換えれば…ストーリーは印象ないかな。絵がひ
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イタリア旅行(1953年製作の映画)

3.7

新現実主義であるネオレアリズモ代表監督がこの少しロマンチックな作品を作ったことがやっぱり面白い。
自分の向き合う現実への希望としての作品、そしてその希望が叶わない現実。この背景ストーリーを含めてこの作
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

全ての作品がそうかもしれないけれど観る人によってきっと感じることが違う気がする作品。
とりあえず映像作品としてとても優れていた。
カタルシス批判もうかがえた。最後もセンスある。そういえば笑顔…と。
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抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.1

こんなに「撮り方」だけで緊迫感を覚える作品が作れるなんてもう感動。
手の演技、そして「音」によってカメラのフレーム外を想像させる…映像作品として素晴らしかった。