波野なみ松さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

波野なみ松

波野なみ松

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アントマン(2015年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

単にアリのように小さくなるからアントマンだと思っていたら、アリを操作できるのね、というのが意外な点。
アリたちを動かすことについて、利用してるだけというか、生物をロボットのようにコキ使って使い捨てして
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おさるのジョージ/Curious George(2006年製作の映画)

2.5

息子(5歳)がEテレで放送中の『おさるのジョージ』が好きなので、一緒に視聴。
ジョージと黄色い帽子のおじさんの出会いを描いている、ジョージビギニング、という内容の作品。
テレビと映画は違って当然なのだ
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パウ・パトロール ザ・ムービー(2021年製作の映画)

3.6

昨年から息子がパウパトロールが好きになり、映画館で『大空のミッション・パウ: ロイヤルストーンをとりもどせ!』を観た。
4歳児にとっては、しまじろうに続く2回目の映画体験だから、それなりに面白かったよ
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緋牡丹博徒(1968年製作の映画)

3.0

富司純子の和装の美しさ。明治時代という時代設定が良いのだろうけど、江戸や戦国といった時代劇とは違う、現代の和装に通じる洗練があって、うっとりしてしまう。
小太刀の名手というのも素敵だし、和装に拳銃とい
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.0

公開当時、ラジオ『東京ポッド許可局』で論評されていたり、大槻ケンヂ氏もSNSで褒めていたり、とにかく各所で評価されていた映画。今ようやく観れた。
デビッド・バーン以外に、私がついつい目で追ってしまった
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劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)

3.5

私がセンキョナンデスにたどり着いたのには、長い流れがある。最初はマキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオのラジオ番組『東京ポッド許可局』にハマった。やがて、プチ鹿島の話がもっと聞きたくて、山梨で放送>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.3

ひと言、痛快娯楽作。
祝日の早朝、コーヒーを飲みながら洗濯機が終わるまでに気軽に見るのにちょうどいい内容と長さ。
カンフー映画によくある「市井に紛れているが実はカンフーの達人」のアメリカ版といったかん
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

超有名作なのに長い間観てなかったのは、「アカデミー賞受賞」とか「ハートウォーミングな感動作」とか、あまり見たくなる話が聞こえて来なかったから。
でも、実際見てみると、コメディとしてすごく笑えるし、年代
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

お金はアイロン、性格のシワのばし。
地下鉄の匂い、しみついてとれない貧乏の匂い。

映画ライターじゃないから正確な引用じゃないけど、貧乏人から見た金持ちへの視点や、金持ちから見た貧乏人に対する感覚に関
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.0

ポンコツ兄夫婦とは真逆の、優しすぎ、気前良すぎ、良い人すぎるデキスギ弟夫婦。
あの後、子供は弟夫婦の元に帰っていくと信じたい。
じゃないと、弟夫婦がかわいそうすぎるよ!
それに、彼女がシングルマザーと
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


あの擬似家族の背景を詳細には語らないところが絶妙で、想像力をかきたてられる。
捨てる神あれば拾う神あり。
捨てられたときの個々の背景、拾われたときのきっかけや事情などが頭の中で広がる。
映画の持つ奥
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封神伝奇 バトル・オブ・ゴッド(2016年製作の映画)

2.0

とにかくCGが立派。フルCGの赤ちゃん哪吒が生意気だけど可愛らしい。
もし中国の神話について全く知識がない人だとついていけないかも。
ていうか、多少知識があっても、なんかよくわからないうちに話がまとま
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王になった男(2012年製作の映画)

3.5

朝鮮王朝版「王子と乞食」かと思って見ていたけれど、偽者がだんだん名君になっていく様が面白くて引き込まれてしまった。一人二役ではあるけれど、本物の出番は少ないので、演じ分けの上手さというより、「身分の低>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

2.8

スパイダーマンの魅力は、糸で空中を移動するときのスピード感とポーズのカッコ良さ。クライマックスに近づくにつれて、それを堪能できる映画だった。
にしても、あのスーツを男子高校生が手作りしてるってのがすご
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.2

モンスターの世界がどういう仕組みで成り立っているのか、説明的な台詞が一切なくてもわかるのがすごい。ムダのない脚本。
古典的なファンタジーでは、ナルニア国や千と千尋に代表されるように、主人公の子供が異世
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.0

20年以上前にも見ているけれど、ドラマの続きで見た当時よりも怖く感じたのは、わけのわからなさゆえか。得体の知れないものは怖い。
この怖さは、次の作品である『ロスト・ハイウェイ』に通じていることに、今回
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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

父親とはまともな会話ができない!と怒っている娘のイライラにすごく共感。父親が病気なくせに「大丈夫」とか言い、娘が「んなわけないでしょ!」と怒るやりとりは、世界中で起きてることなんだろう。特別な過去がな>>続きを読む

ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公の行動が最低すぎて、「成功して元のサヤに戻る、なんてエンディングだったら胸糞悪いな」と思っていたけど、そうじゃなくてホッとした。
それくらい、ドヘタなカラオケを堂々と歌いきるキャメロン・ディアス
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

2.8

「UFOを信じるか」という質問は愚問中の愚問。UFOつまり未確認飛行物体とは、その名のとおり正体がわからない飛行物体全部を指す。正体がわかったら、実は投げたお皿だったとか、鳥だったとか、いろいろあるわ>>続きを読む

人間の証明(1977年製作の映画)

2.0

昔見たけど、黒人が殺されるのと麦わら帽子が飛んでいくイメージしか覚えていなかったので、久しぶりに見てみた。
謎解きとしては、巧妙なトリックも鮮やかな捜査もない。そりゃ忘れるわ。
ただ、豪華なキャストに
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.3

1回見てる作品なのに引き込まれてしまった。弱小スポーツ部が強くなっていくというよくあるスポーツサクセスストーリーだけど、メンバーそれぞれの個性が強いのが面白い。かといって、ディフォルメされているのに、>>続きを読む

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

2.8

終始、「そんなんしたらアカンって!やめとけって!…あ〜あ〜、だから言わんこっちゃない!」の繰り返し。
唯一予想外だったのは、娘が体操の鉄棒技大車輪で恐竜を蹴り飛ばしたこと。出発前の「体操の大会にはレギ
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ショウほど素敵な商売はない(1954年製作の映画)

2.7

主役ではないのに、マリリン・モンローの輝きが段違い。セクシー×キュート=とてつもなくチャーミング。やっぱ歴史に残る女優だなぁと納得。
マリリンとおやすみのキスをしたあとのドナルド・オコナーのダンスシー
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.8

エイズ差別による不当解雇を掘り下げていったら、実は同姓愛者差別が根底にあって…という、根深い問題。
次第に病魔に侵されていくトム・ハンクスの役作りが素晴らしいし、正義の人であるデンゼル・ワシントンのあ
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

2.5

怪獣に巨大ロボットだなんて、好きな人には好きなもの全部のせ。ロボットがパイロット二人の神経でつながってるかんじはエヴァ以降のロボットの操縦法って感じ。
これまで菊地凛子は美人女優と思ってなかったけど、
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

1.8

最後まで、大泉洋によるハードボイルドコントのように思えてしまった。何やっても3枚目に見えてしまうんだよね。
松田龍平は『まほろ駅前多田便利軒』とかぶってしまううえに、まほろの行天くんのほうがキャラが立
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ノウイング(2009年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

映像がちゃんとしてるだけに、やたら怖かった。何よりラスト、どんなに頑張ってもみんな死んじゃうってのは怖いなぁ。想像するとまじで嫌だ。
ところで、男の子と女の子、二人だけ新世界へ連れていかれたわけだけど
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

大ヒットしたのも大納得の、欠点なしの傑作だった。今さらあれこれ言うのもおこがましいので、「絶対泣くと聞いてハンカチ用意してたけど泣けなかった。てか、どこで泣くの?」とのたまった友達のために、私が泣いた>>続きを読む

ラストミッション(2014年製作の映画)

2.5

CIAってスパイであって殺し屋じゃないはずなんだけど…、とか、その殺しの仕事にどういう意味が?、とか、そういう疑問を持っても、なんの意味もない。仕事で忙しい父と、難しい年頃の娘の齟齬を、「家族に言えな>>続きを読む

誘う女(1995年製作の映画)

4.0

実話だからこそ、杜撰で適当で整合性のとれないアホらしい犯罪。きちんと練り込まれたミステリー作品はかえって嘘臭い。これは手口よりも犯人の人物像に主眼があって、そこが魅力。
「こういうイヤな女、いそう!」
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