かっくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.1

聴覚からのみの情報で、主人公と私たち観衆は永くも刹那的な、急速に深まっていく一夜を過ごすことになる。ただ事実が耳に伝わるだけなのに、これほど愚かで面白い体験ができるとは!

許された子どもたち(2019年製作の映画)

4.0

グロい。画面ではなく話が。誰が倫理的に悪なのかは一目瞭然だが、他にも『悪い』人間がごまんとでてくる。
善とは、悪とは、何かを失いそうな人は見ない方がいいかもしれない。それだけの力がこの映画にはある。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

さまざまな人がレビューで言っている『訳がわからない。』ということは、主要人物数人の目標をしっかり把握しながら観れば問題なく理解できるストーリーになっているので、もし難しそうで視聴を躊躇っている方がいれ>>続きを読む

サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

3.8

普通の社会人の『一日』が哀愁と決意に満ちた描かれ方をしている作品。平穏であることのなんと素晴らしいことか!

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.1

ギフテッドが活躍するアクション映画は見たことがなかったので、その能力をフル活用する展開が面白かった。

ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.5

フランス軍兵士のバフ計画がニュースに取り上げられたり、あながちフィクションでは終わらないかもな、というお話。ウィル・スミスとあってアクションもそれなりにおもしろい。

インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.9

頭脳犯に立ち向かうデンゼル・ワシントン演じる刑事の奮闘を、どちらの立場も『知っている』傍観者でしか味わえない楽しさを感じながら観れる。

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.1

この映画はすごい。近いところで交わることはない二人の主人公が、エンドロールどんな姿になっているのか。
ありし日のカウンターカルチャーを彷彿とさせる内容は見もの。

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.9

びっくり系ホラーの中でも、世界観が美しく怖い作品。ポップなものが好きな人は、セットの雰囲気も楽しめる映画だと思います!

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.6

邦画ホラーのじめっとした纏わりつく恐さはよかったが、良いホラーに共通する『来ないと思ってたのに来たシーン』がなかったことが残念だった。
さらに、映画1番の山場では、今までの正統派邦画ホラーとはかけ離れ
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

4.0

韓国映画はあまり見ない自分でも十分楽しむことができた。
前半は韓国映画独特のコミカルな演出が多く、後半は一転してポスター通りのシリアスな展開に。詳しくは言えないけれど、前半の笑える雰囲気が終盤に向かっ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.3

スパイ映画は数あれど、冷戦中の米ソがここまでコミカルに協力し合う映画はこれだけだろう。
二人の主人公が笑えるやりとりを交えつつ、本気で任務を遂行していく様子は、見てて飽きがくることはない。さらに後半は
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エスター(2009年製作の映画)

4.8

見てきたサスペンスホラーの中でも最上級の作品。

エスターが持つ孤児(原題のorphan)という憐むべき性質や、まだ幼いという目の前の事実と、彼女が引き起こす様々な"問題"との落差が、視聴側のストレス
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.8

いわゆる水棲生物系B級パニック映画。
大事なのは他のB級とこの映画のどこが違のかということだ。
まず、公開が2019年ということもあり、CGの出来がよすぎて普通にリアルなこと、次に他のB級よりも緩急が
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