声高に反戦を叫ぶことなく、道すがら出会った人々に親身に接する青年将校の姿を丁寧に描くのみで「こんなに善良な青年の命をも奪ってしまうのが戦争なんだ。だから戦争など起きてはならないのだ」と言外に語る映画。>>続きを読む
「たとえ今は枯れ木であったとしても毎日欠かさず水を与え続けることができれば、いつか花が咲くかもしれない」
大学の卒論はこの作品について本気で書いた。演劇性が導入されている理由について。
50回以上>>続きを読む
尖りすぎてる。
チェーホフ『かもめ』のディスコミュニケーションを先鋭化させている作品。
会話はあるものの切り返しは使わず、話者同士を同フレームにも収めない。
OFF台詞で言葉が空を切るばかり。>>続きを読む
言葉のダイアグラム……
劇中劇……
長回し……
他者理解の可能性……
自分の好きなことを全部先取りしてやられてしまったような映画。
新文芸坐のオールナイト明けの空がとても爽やかに感じられたし、令子と>>続きを読む