Shimogaiさんの映画レビュー・感想・評価

Shimogai

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デュオ 1/2のピアニスト(2024年製作の映画)

4.0

実在するフランスの双子姉妹のピアニストがモデルとなっている。

病気を抱えながらも独自の弾き方を編み出し舞台に立つというのはマンガならありそうだけど、これが実話というから本当に凄い。それだけにそこに向
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プロジェクト・サイレンス(2024年製作の映画)

3.9

イ・ソンギュンの低音で響くイケボが心地よい。もう彼の新作が観られないと思うと淋しい。

ただハラハラするだけのパニックムービーではなく、政治的な要素も絡ませるなかに親子愛や夫婦愛などもしっかり描かれて
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(2025年製作の映画)

3.8

全編モノクロの映像が何とも言えない雰囲気を醸し出していて、独特の世界観にしっかり引き込まれてしまった。

「PARFECT DAYS」みたいに年老いた男の日常が淡々と進んでいくがそれだけでは終わらず思
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セプテンバー5(2024年製作の映画)

4.2

1972年のミュンヘンオリンピックで実際に起きたテロ事件をテレビ局側から描いた作品。

事件の状況が分かるのはスタジオ内の中継映像や音声のみ。現場で何が起きているかは観客の想像力に委ねられる。

実際
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.0

実話をもとにしている作品なので軽々しい表現はできないけど、緊迫感が半端ではなかった。実際に事件が起きたのとほぼ同じ時間で作られているので目の前でリアルタイムに進んでいる感覚になる。もし劇場で観てたら終>>続きを読む

罠 Deep Trap(2015年製作の映画)

3.2

マ・ドンソク目当てで鑑賞。最近の彼の役どころのイメージから暴力を振るうなかにもきっとそこには何か隠された事情や大義があるのではと思って観てたけど、結局ただの悪い奴だった。

今回はまったく正義に使われ
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ショウタイムセブン(2025年製作の映画)

3.5

韓国映画「テロ、ライブ」のリメイクということで公開初日で鑑賞。設定はオリジナルを基にしているがまったく違う作品って印象だった。

阿部寛さんの芝居は申し分ないのだけれど、韓国版のハ・ジョンウのイメージ
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満ち足りた家族(2024年製作の映画)

4.0

主要キャストの4人の芝居の熱が半端じゃなく、久々にスクリーン登場のチャン・ドンゴンもソル・ギョングに負けず劣らずの存在感で見応えじゅうぶん。

後味が良くないところは韓国映画らしくて好きだが、フラグの
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あいつの声(2007年製作の映画)

3.8

韓国の3大未解決事件のひとつである「イ・ヒョンホくん誘拐殺人事件」をもとにした作品。

実際に起きた痛ましい事件を扱っているのでなかなか語るのは難しいかもしれないけど、役者の熱演もあって見応えがあった
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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

3.5

韓国三大未解決事件のひとつをベースにした作品。以前からこの映画に興味があったので事件について調べてから鑑賞したが、概ね事実に沿って作られているものの、ストーリーを動かす中心人物やその行動にずいぶん脚色>>続きを読む

聖なる復讐者(2022年製作の映画)

3.7

自分の中では復讐モノといえば綿密に計画を立ててそれを実行し達成するストーリーが多いイメージがあるが、この作品の主人公の行動は無計画で場当たり的すぎる。タイトルに復讐とついているけどそこを期待するのでは>>続きを読む

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.0

タイトルとオープニングの感じから映画作りに青春を捧げる若者の話かと思ったら、映画オタクの高校生の奮闘記だった。自己中な主人公ローレンスが周りの大人たちや家族、友人たちと関わっていくなかで成長する姿を描>>続きを読む

カルキ 2898-AD(2024年製作の映画)

3.8

バーフバリシリーズのプラバース主演のSFアクション。平日の昼間ということもあるのか自分を含めて観客は2人だった。

何の前情報も入れずに鑑賞したけど続編ありきの終わり方。それならもう少し短くして欲しか
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.0

イーストウッド監督の引退作?なのかな。法廷モノだけど検察と弁護側の激しいバトルみたいな作品ではなく、一人の陪審員の葛藤や苦悩を中心に描かれている。「十二人の怒れる男」のおひとり様バージョンって感じ。>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

世界最強スパイ組織キングスマンの誕生秘話を描く。2作目までとはまったく別物なのでいつものキングスマンを期待して観ると違和感を覚えるだろうけど、個人的には「ローグワン」を観た時と同じような感覚で、なかな>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.7

前作からの続きの部分や踏襲している演出も結構あり2作目から観るとちょっとついていけないところもあるので、可能ならば1作目から観た方がよいかも。自分も前作観てから時間が経ってたので途中で止めてもう一度1>>続きを読む

悪いやつら(2012年製作の映画)

4.0

キービジュアルの雰囲気からバイオレンスシーンが多いかなと想像してたけど韓国映画にしてはそこまでではなかった。

タイトル通り悪いやつらがたくさん出てくるが、元税関職員で縁故やコネを利用して極道に取り入
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.5

上映館が少ないのと時間が合わずでなかなか観られなかったけど、ようやく鑑賞できた。

アニメでかつセリフがないのに何故こんなに心が動くのだろう。実写だと役者や芝居に意識がいってしまうけど、余分な情報がな
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.5

予告編を観て気になってた作品。劇場で観そびれてしまいアマプラでさっそく鑑賞したけど、なんだか思っていたのと違った。

アメリカで内戦が起きたらという設定は興味深いんだけど、その背景や経緯がよく分からな
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正体(2024年製作の映画)

4.0

平日の朝イチでの鑑賞だったためか自分を含めて観客は二人だけだった。

原作は未読。話の展開が早くてそれぞれの逃走先での周りとの関わりの描き方がやや薄く「鏑木=いい人」という図式の伝わりが弱いような気が
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ホワイトバード はじまりのワンダー(2024年製作の映画)

4.0

授業で学生たちに「ワンダー君は太陽」を観せたばかりでタイムリーな劇場鑑賞となった。

ワンダーの登場人物のスピンオフだけどテイストは全く違う。とはいえ、思いやりや勇気など共通する要素は多い。

つい先
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フグとタコと僕らのミライ(2024年製作の映画)

3.5

いつも仕事でお世話になっているタレントさんが出演しているということで鑑賞。

愛知の日間賀島を舞台にした青春映画で地元先行上映。地方を舞台にした作品によくあるストーリーで、地元に残って家業を継ぐかどう
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.2

性格や境遇が対照的な兄弟の複雑な感情、微妙な心の動きを香川照之さんとオダギリジョーさんが見事に演じている。絶妙なセリフの間合い、目線、表情、またそれを引き出すカメラワークに最後まで画面から目が離せない>>続きを読む

対外秘(2022年製作の映画)

4.0

コメディっぽく立ち上がったけど終わってみれば金や権力、陰謀が渦巻く悪い奴らの泥仕合。決して後味は良くないがこれぞ韓国映画って感じの作品だった。

何となく結末が予想できる展開ではあるけど、チョ・ジヌン
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国選弁護人ユン・ジンウォン(2015年製作の映画)

3.6

実績もない三流弁護士が先輩弁護士と共に国家権力に立ち向かっていく姿を描く王道の法廷モノ。

国選弁護人役のユン・ゲサンと先輩役のユ・ヘジンのコンビは「マルモイ ことばあつめ」を思い出した。ユ・ヘジンは
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.5

登場人物の心の動きを表そうとしているのかカメラの手ブレと不自然なズームが気になったが、河合優実さんの圧巻の芝居に最後までスクリーンから目が離せなかった。彼女の出演作は色々観てるけどこれからも注目してい>>続きを読む

破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.8

韓国No.1ヒットという謳い文句とキャストに惹かれて鑑賞。

ホラーやオカルトっぽい映画はあまり好きではないけど、役者陣の演技を中心になかなか見応えがあった。色々ごちゃごちゃするところはあるけど、主要
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DEADMAN 消された男(2024年製作の映画)

3.4

チョ・ジヌンが主演ということだけで何の前情報もなく鑑賞。

「名前貸し」という着眼点は面白いけどあまり馴染みがなく理解するのに時間が掛かった。いや、そもそも理解できていなかったかもしれない。

名前貸
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サラの鍵(2010年製作の映画)

4.0

物語はフィクションみたいだけど、フランスで実際に起きたヴェル・ディヴ事件を題材にした作品。恥ずかしながら事件のことは知らなかったがフランスでもユダヤ人の迫害があった歴史を知ることが出来た。

事件が起
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犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

3.9

シリーズ4作目。今作もマ・ドンソクの暴れっぷりが前面に押し出されているけど、サイバー犯罪に対峙する要素が入ったからか前作までよりもやや迫力に欠ける感じがした。とは言え、拳を武器に悪人に立ち向かう姿は相>>続きを読む

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.5

侍が現代にタイムスリップする話と聞いてもっとコメディっぽい作品かと思ってたけど、いい意味で裏切られた。自主映画なのでカットの繋ぎ目が気になったりするところもあったけど、そんなことは関係なく最後までスク>>続きを読む

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

3.8

レビューの評価はあまりよろしくないようだけど、舞台を意識して作っているっぽいので、舞台をあまり観たことがない人や会話劇が好きではない人にはハマらないのかも。

三谷作品は大好きで映画は全部観てるけど、
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シュリ デジタル・リマスター(1999年製作の映画)

4.5

韓国映画を観るようになったキッカケの作品。24年前に日本で公開された時に知り合いに勧められたけど結局劇場では観ることが出来なくてDVDを買って観た。版権の問題で配信でもずっと観られなかったので今思えば>>続きを読む

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.2

冒頭に「人間の機械化に反対して、個人の幸福を求める物語」というテロップが出るけど、まさにそのまんまの作品。文明の発展によって機械に操られる人間たちをユーモアを交えて風刺しているが、今のネット社会にも当>>続きを読む

ソウルの春(2023年製作の映画)

4.3

史実に基づいている作品なので結果が分かってるが、そこに至るまでの反乱を起こす側と鎮圧する側の緊迫感満載の駆け引きにどっぷり引き込まれた。

クーデターを企てる側の首謀者、チョン・ドゥグァンを演じるファ
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KT(2002年製作の映画)

3.7

1973年に日本で起きた金大中事件を基にしたフィクション。金大中事件に関してほとんど知識がなかったけど全てが事実ではないにしろ事件のことを知ることができた。自分はこの辺りの韓国の歴史を題材にした作品を>>続きを読む