Nekiさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

5.0

ピンポンの方が馴染みある人は多いかもしれないが、もうどうしてもこっちも観て欲しい。シロとクロ、聖書的なモチーフが散りばめまれた現代的な問題を孕む街で暮らす2人の子供。善と悪、不純とイノセント、片方だけ>>続きを読む

月世界旅行(1902年製作の映画)

4.0

すっごい面白い。
映画史的に見ても、純粋に見ても面白い。

けっこう好き。笑

バティニョールおじさん(2002年製作の映画)

2.5

象徴的。
迫害されてたユダヤ人を救いたかったという監督の祖父の思いを結晶化して、映画に昇華させて、ちょっと甘ったるいヒーロー物語にした感じ。

今だからこそ作れた映画だと思う。ドイツ占領下のフランスで
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

5.0

アニメーションとしてむちゃくちゃ面白い。でもまだ言語化できないのでそのうち。シルヴァンショメはやっぱりアニメーション。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.4

サイバーパンクが最高なSFアニメーション映画。原作をよくここまで。
ブレードランナーと、その原案である「アンドロイドは〜」の系譜をバッチリ受け継いでる。

記憶がその人をその人たらしめる。しかしもし記
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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

3.7

映画版、このスカイクロラは希望の物語。

若者への、押井守なりの。

茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

5.0

自転車競技における三大グランツールの1つ、ブエルタ・ア・エスパーニャが舞台のアニメーション映画。ジブリの作画監督をしていた方が監督なので、どことなく見覚えのある画風。

自転車競技が大好きになった映画
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コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

4.1

コーヒーを一杯飲んだ後のような、ホッとするあの安心感を、映画で味わうことができる作品。

嫌なことから逃げる癖、物事を全うできないトコロ、身に覚えのある罪悪感を抱えてる主人公と自分が重なったり。

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ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

3.5

起こった出来事を風化させず
どうやって記録するか。

記念館に残された資料を見るという行為は
出来事そのものを見たわけではない。
だから
"君は何も見ていない"
あの時その場にいなかったのだから、、
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ルノワール 陽だまりの裸婦(2012年製作の映画)

3.2

光を描くっていうことが
印象派と呼ばれる画家たちの大きな課題だった訳ですが

ルノワールは人肌がとても特徴的な画家で
幸せな色使いしてる

だって彼本人が
絵画は幸せのためにあるとか何とか ぼやくくら
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17歳(2013年製作の映画)

3.2

未成年だったあの時の感覚を覚えているなら、彼女の衝動はきっと身に覚えがあるはず。もしあなたが親なら、イザベルと母親の関係を観てこれもまた、もしかしたら身に覚えがあるかも知れない。

わたしは20歳でこ
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

4.0

天才であること。それは、確かにそれだけで十分苦しみを抱えてしまうもの。けれどこの映画に関しては、その天才を支える側の、終わりのない痛みと愛が苦しかった。

生涯のパートナーは君だけれど、恋人にしたいの
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