土の中からこんにちは太郎さんさんの映画レビュー・感想・評価

土の中からこんにちは太郎さん

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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

1.1

とっつき易いジャパニーズホラー。
でも、親しみ易さと見下し易さを履き違えていて非常につまらなかった。
下らなくてもいいけどつまらないのは良くないと思う。
両作品の知名度に対し、後発の不発連発っぷりにヤ
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呪怨 ザ・ファイナル(2015年製作の映画)

2.6

見た目良い人が怖がる様は良いものです。
細くて首や顎のラインが綺麗だとなお良い。
おのののかさんのチョイスは膝を打った。

シリーズを重ねすぎるあまり、呪いの描写が最早ホラーとは別モノ。
呪怨シリーズ
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呪怨 終わりの始まり(2014年製作の映画)

1.6

見目麗しい人が酷い目に遭うのは絵になる。
佐々木希がこんなにも美人なのにオムニバス形式ルールのせいで映る時間が減るという。
勿体無い。
シリーズを重ねる毎につまらなくなる。
映画化する度に説明する方向
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呪怨2(2003年製作の映画)

2.0

・良いところ
市川由衣が薄細ちっちゃくてTHE平成の可愛い。
可愛い。
・好きじゃないところ
酒井法子の演技と美人ですよ感。
その他の端役までの大多数が演技がコッテリしてる。
カメラワークとBGMも一
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.4

大人や親の役割って好きでやれる場面を見つける方が困難。
面白い中年で居る方が難しい。
ビル・ゲイツは学生にそこんとこ突き付けたとか付けてないとか。

中年版"トレインスポッティング"
おっさんの話なの
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呪怨(1999年製作の映画)

3.5

社会が織り成す無数の多重構造。
良いこともあれば悪い事もある。
そこに狂いをひとつまみ投げ入れるだけで雪崩のように悲劇が起こる。

当初はビデオテープのみでのリリースだったらしい。
このビデオテープが
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.7

旧い建築物ってなんでこうも不気味で不穏なのか。
演技はコッテリ気味で巧くもない。
でも言い直しや、話し相手と視線を合わせてちゃんと会話することを徹底してる。
セットと相まって生々しい雰囲気を醸してる。
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.2

成田凌と深川麻衣がちょいちょい出す色気がすごい。

登場人物が漏れなく大人に成りきれてない。
「でも大人ってつまんないんだもーん」て感じに正面切って「いやアホか」とも言いづらいご時世。
ポイズン。
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

コンパクトでこじんまりとしたブラックコメディ。
風刺というより比喩や悪口が巧いって感じ。
観てる間はそれなりに面白く観たけど、また観るかと問われると二回目観るなら別のエンタメ観る。
現実は、ラストのよ
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

1.4

だっさ!
身震いするほどつまらないしダサかった。
それで制作費80億円。
大金。
全人類から1円ずつ貰って集まる金額。
そんな元気玉みたいな制作費で出来上がったのがこれって。
逆に何者かから1円もらっ
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バトル・ロワイアル II〜鎮魂歌(レクイエム)〜(2003年製作の映画)

1.3

ジャンルの判別に困る。
コントなのか感動ポルノなのか。
続編として観るにはあってもなくてもいい出来映え。
現実に当て嵌めるにはメッセージのひとりよがりとテーマの重さと出来映えの高低差がありすぎる。
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.8

上映の是非を巡って国会でやんやしたやーつ。
インパクトしか無い議題で一定数の人をコントロール出来ると思い込んでるズレた議員が相変わらず議員やれてるのはこの国が平和なのかボケてんのか。
親を説得して一緒
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ある男(2022年製作の映画)

4.5

"愚行録"の監督・主演タッグふたたび。
このふたりが醸す尾を引く厭な感じは下手な汚物を直視するよりよっぽど厭。
でも確か過ぎる凄味があるので次にも期待してしまう。

ただ産まれ生き天寿を全うするには、
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ヤマトタケル(1994年製作の映画)

2.5

主演が高嶋政宏・沢口靖子で東宝の特撮、題材が日本神話て。
観なくても大体どんなテイストの作品か検討がつく。
観た結果、やっぱりコッテリしてた。
表情の演技や無重力・未知のパワー感を現すシーンに芸人です
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.0

金田ブレーキは何度観ても超格好良い。
そこそんなに描き込む必要ある?てくらい細かい所まで全編作画がすんごい。
でも何度観ても集中力が途切れる。
登場人物の顔が年齢層でダブる傾向にあるので設定以前にスト
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

2.8

他作品のキャラがそこかしこに居る。
著作権に対してゆるーい当時の感じが伝わってきて面白い。
でも作品そのものは言うほど名作か?
他作品のキャラが出てるの見て『コンプラゆるー。ユニークでおもろ』から面白
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エイリアン3(1992年製作の映画)

2.0

撮影場所が格好良い以外に良い箇所を見つける方が難しい。
監督が「自身の本位で無い編集をされて、酷評もされてすげーショックだった」とコメントしてるけど、編集でどうにかなるレベルじゃない退屈さ。

とにか
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

全編ずっとクライマックスか?て感じの情報量。
デザインや設定、アクションの見せ方のテンポが良い。
情報量スゴくて疲れるのだけど疲れてる暇が無いと思わせられる。
主軸であるCGに、実写やモーションキャプ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの要素を取り入れた分だけダサくて退屈になった。
前作のケミカルでテンポの良いアクションシーンと不適切のコンビネーションは『駄目なのに面白いと思ってしまう』と思わせる構造が巧妙で、オチも巧さと相
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

思ってたよりずっと面白かった。
でもこのシリーズに期待してるのはこういうんじゃないんだよなー、感が拭えない。

現行のスパイアクションの若者向けが"キングスマン"で、
大人向けが"ジョンウィック"
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.1

微笑みデブという秀逸なネーミング。
キューブリック監督の有り難みがいまいちわからんけど選曲のセンスは毎回ツボ。

普通の戦争モノって、戦場に出てからの方が映画として盛り上がる。
この作品は微笑みデブの
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

4.0

レンタルリリースされるや、気が狂ったように毎回レンタルして観まくった。
オープニングの音楽とトンボ・細いフォントを観るだけでゲップ出るくらい観た。
今回の5001回目くらいの観賞に併せてwiki見て知
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エリジウム(2013年製作の映画)

2.6

『ブロムカンプ監督作!』と勢い込んで観て肩透かし食った初見。
今回期待値下げて吹き替えで観たら『ガンダムブロムカンプ~スラムより愛を込めて~やん』てなった。
あと敵のボスの声が"アドベンチャータイム"
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

2.0

吹き替えで鑑賞。
主人公の声優さんがアニメと映画の良いとこ取りな感じでやってて良いと思った。
エンドロールで上白石萌音さんだと知ってびっくり。
多才。

大体ダサい。
物語の進行と盛り上がるのに反比例
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GHOSTBOOK おばけずかん(2022年製作の映画)

2.0

VFXがすごい。
日中の明るいシーンに馴染むように衣装の色味や実物のセットを組み合わせて違和感を消すセンスと技が凄すぎる。
図鑑坊が可愛い。
でも図鑑と名乗るにはページ数とこなす作業が少な過ぎ。
なに
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ゆれる(2006年製作の映画)

2.4

色彩はぼやっとしてるしセリフはぼそぼそ聞き取りづらい。
目からも耳からも何も入ってこなかった。
「兄弟なんだから仲良くしなさい」という常套句はあるけど、合わないモンは合わないっていう話?

口角泡を飛
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ジャッカス FOREVER(2022年製作の映画)

3.2

MTVがブイブイ言わせてた頃の当時のまま、な相変わらずなノリと作りを貫き通す姿勢が素晴らしい。
タイトルに冠した"FOREVER"がオツ。
当時10代20代の努力超人(頭は底抜けにおかしい)が今も相変
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.3

なんで2回目のゲボをちゃんと映したのか。
1回目はフレームから外してたのに。
近年の、きちゃないモノを真正面からちゃんと見せる謎のムーブは本当に謎。

「復讐してもしなくても大切な人は帰ってこない。で
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

1.9

小柄で動ける人が居たので思い付くままに小一時間でストーリー書き上げました、みたいなお話の質。
確かに動けるのだけど、人間ぽさがまったく消せて無いので『じゃあもう"ターミネーター"観たらいいやん』な気持
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

新年最初の1作目。
ストーリーが思いの外に骨太でいぶし銀。
ほぼ予備知識入れずに行ったらおぞましいやら涙腺に重めの一撃を何度か入れてくるやら。
予告を観てたから覚悟はしていたけど、ゴア表現よりも狭い世
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

4.0

YouTubeで限定公開中!
パキッとした画質で観られるのが嬉しい。
でも、ちょっぴり当時の劇場の雰囲気が薄れるやら。
CGはあくまで手段のひとつであって、演出の殆どが手作り感があって良い。
ビルの爆
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クナシリ(2019年製作の映画)

4.0

道路と家屋のガッタガタさが日本の高度経済成長とその後のそれ。
ゴタゴタの内に権利主張出来るようにしたからその後数世代に渡って立ち退きしなくていい・させられないという雰囲気。
日本も「国土狭い」と言う割
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ドリーム ホーム 99%を操る男たち(2014年製作の映画)

3.4

「つーか、借家でよくね?」
て話でも無いのがこの映画のキモ。
でも個人的には結局「借家でよくね?」
あと銃が簡単に手に入るのよくないと思う。
「言うて、最悪コロすorシネばいい」までの展開が早いもの。
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

罪を憎んで人を憎まず。
言葉の意味は美しいし、持っていたい感覚だと思う。
でも実際にこの主人公のような人がいると『関わらんとこ…』という気持ちの方が勝つ。
見限らずに声を掛け続けられる人の心の有り様が
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.0

子供の時に観て『なんかわからんが植木がすごい』と思い、
十代の時に観て『言う程名作なのか?』と思い、
中年の今観て『手仕事とメッセージがすごすぎ。何より若くて美しいジョニデとウィノナ・ライダーでGOし
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キャンディ・ケイン・レーン(2023年製作の映画)

3.0

山ちゃん×エディ・マーフィが生み出す安心安全の感。
コッテコテに90sな作りで、まさか新作でお目にかかれるとは、な嬉しさ。

でも、歳食った分だけ変に身に付いた知恵や理屈が上述の楽しさを削いでいく…。
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