土の中からこんにちは太郎さんさんの映画レビュー・感想・評価

土の中からこんにちは太郎さん

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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

脈絡のある"インランド・エンパイア"感。
再現度の高い悪夢。
さすがアリ・アスター。
恐怖はもちろん、笑ってしまうようなシチュエーションでも突き抜けて描く思い切りのよさで気持ち悪いシチュエーションに変
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渇水(2023年製作の映画)

2.2

柴田理恵さんのお節介おばさんっぷりが良い。
野生爆弾のくっきーさんの顔がちらつく。
面白い顔立ちと独善的な感じがたまらなく不快なキャラのコントラストが印象的。
低い画質と旧態依然とした登場人物やいかに
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あまろっく(2024年製作の映画)

3.8

既視感のあるシーンで構成されてるけど、そのチョイスとタイトルに掛かったテーマとの調和が上手で心地好かった。

アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

3.5

この監督の、やっちゃいけない事をわざわざやりにいってちゃんと面白くする手腕すごい。
この監督のお顔を見た時点ですでに笑う準備に入ってる自分がいる。
主要キャストがお馴染みだったり、毎回動物を登場させて
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ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

2.4

ネタ元の"ホーム・アローン"てご都合主義な展開をコメディで打ち消すのが超絶巧かったんやな、て。

かなり出オチ。
エンドロール後に追い打ち有るけど、それまでが雑過ぎなのでだからなんだの気持ち。
銃声2
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メビウス(2013年製作の映画)

2.7

セリフ無しでひたすら頭のおかしい展開。
にも関わらずちゃんと内容がわかる。
因果が捻れて巡る、という所がタイトル回収なんだろう。
チープな作りなのに変なところが親切設計。
終始狂ってるこんな話を丁寧に
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エイリアン2 完全版(1986年製作の映画)

4.5

"エイリアン ロムルス"鑑賞にあたってのおさらいとして。
アマプラでスペシャルエディションを購入して鑑賞(ロムルス公開記念価格なのか、500円だった。安い)
映像がすごく綺麗で驚いた。
植民地やニュー
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エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

3.5

"エイリアン ロムルス"鑑賞にあたっておさらいとして。
ノストロモ号の内装とか、ラストの宇宙服が無意味にゴシック調だったりとか、リドスコってスタンリー・キューブリック大好きだったんだな、と今更気付く。
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.3

大きなスクリーンで観るのにもってこいな一本。
"ドントブリーズ"の監督で、リドスコ御大が太鼓判押したという前情報で不安100だったけど杞憂だった。
むちゃくちゃ面白かった!
お金とこだわりだけが先走っ
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キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

3.0

雑ー。
ゆるー。
そこが良い。
ナマケモノの作りとか、展開とか、
とにかく小ボケを仕込みまくってる。
ツッコミ所のオンパレード。
小ボケと粗探しをしながら観ると60分くらいは楽しい。
良くも悪くも手数
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

1.3

むちゃくちゃ歌ありきらしいので観てみた。
特に変わった所は無かった。
四半世紀近く続いて良くなった点は作画がある程度整ったというその一点だけっぽい。
演出にヒネリは無く、歌唱シーンに併せたCG描画は安
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

"スラムドッグ$ミリオネア"でも出てたアミターブ・バッチャン再び。
インドは神々の序列がその時々で変わるらしいけど、アミターブ・バッチャンの人気は揺るがない。
神々よりもアミターブ・バッチャンの方が影
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.8

この監督さん、散骨好きだな。

鑑賞環境の音量大きめでの鑑賞がハードルではあるけど、その環境整えられるなら絶対観た方が良い。
邦画でよく揶揄される、大体のセリフはボソボソ喋って聞き取りづらく、感情的に
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Winny(2023年製作の映画)

3.3

実話を基にしていて、裁判の事務的な雰囲気と結局相も変わらずなこの国の風潮に、疑問を投げ掛けてくる地味だけどしっかりしたアツい作品。
これらを活かすために敢えて演出や演技を抑えているので派手さは無い。
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赦し(2022年製作の映画)

1.3

設定に対し、演出と演技がちぐはぐ。
悪い意味で。
忙しなく視点を次々変えるけどテンポも絵面もセンスが無いので観賞にあたっての妨げでしかなかった。
スキップして重要そうなシーンをかいつまんだけど悉く上記
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BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

1.4

YouTubeのゲームのプレイ動画とトントンな出来上がり。
なんなら作り込みしっかりしてるゲームの方が見応えある。
wikiでダーウィン賞読んだ方が望む効能が得られる。

生き方は雑だけど金銭的には恵
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空白(2021年製作の映画)

3.0

もっとぐちゃぐちゃのドロドロを想像してたけどコンパクト且つ綺麗なお話だった。
良いタイトル。
広義だけどその意味が作品の中でレパートリー豊かにしっかりと描かれていて、観賞後に改めてタイトル見てすっごく
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ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

2.0

ジブリのなりそこない。
なんだかんだやっぱり宮敷駿さん=ジブリ作品やったんやなぁ、感。
後発の発見も育成も出来なかったのは仕方ないけど残念過ぎる。
だから、AIに宮崎駿を学習させよう。
絶対怒るだろう
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.0

ロードショーが"男はつらいよ"は、ナイターで好きな番組が観れない時と同じくらい嫌だった。
そんな作品を面白いと思えるようになるなんて、自分も歳を取ったなあ。
昔の日本人て面白い顔の人多い。
出演陣のお
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.5

全体的に絵作りが格好良い。
思い出したように通しでもぶつ切りでも観るくらい好き。
冒頭の橋(ゴールデン・ゲート・ブリッジ?)を始めとする当時の町並みや装飾品、交差点で曲がる車に合わせてターンする空撮が
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.0

映画の尺と規模でやった分だけ微妙さに繋がってるように思う。
"世にも奇妙な物語"で45分で観たなら面白いと感じられそう。

幸・不幸のバランスがシーソーのような物だとして、非血縁者や三世代に渡る一族分
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

2.3

"イグジステンズ"に"千と千尋の神隠し"とか村上春樹とか色々混ぜたやつ。

設定(夢の世界)と、色調補正など加工のセンスとの調和がとても良い。
でもアングルが平凡で上記の秀逸さが強みになりきって無い感
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

ロン・パールマンの老け方面白い。
いつでもお顔に味わいがあってとても良い。

ボリュームのある"ギャグマンガ日和"の終末。
戦隊モノ観てて『なんでトイレに行かないんだろう?』という子供時代の個人的疑問
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.0

とにかくドニー・イェンの主張がすごくて圧倒的な『ジョンウィックじゃ無い』感。
好きな料理に嫌いな食材が入ってるくらいどうしても目立つし厭。
やるならスピンオフなり完全に別の流れでやって欲しかった。
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.5

2010年代前後に2ちゃんに乱立したスレッドのノリをそのまま映像にした感じ。
『嘘(の話)だろ?』と盛り下げるレスより、楽しんで先を促す人の方が多数派でその雰囲気込みで楽しいヤツ。
ハム速とかがまとめ
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

2.0

ホラーと言い張るアクションアドベンチャー。
カットがかかるまで演技を続ける気持ちをちょくちょく失くしてるので、ミュージカルみたいに演技を中断する場面がある。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

2.0

続きはWOWOWドラマという情報を知り、自分の感覚の間違い無さを確信。
つまんないしダサい。

コスプレと顔芸が見所っぽい。
でも動くか喋るかするとボロが出る。
牛山はコスプレですら無い。
ドラマ版幽
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.8

映画好きな知人からのおすすめの一本

薦められた事で上がったハードルを難なくクリアするレベルで面白かった。
設定や展開にわざとらしい誇張や歪曲が無く、面白くて爽やかで幸福なラスト、エンタメとして淀み
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

2.5

缶コーヒーのBOSSのCM(世界は誰かの仕事で出来ている)の劇場版といった感じ。
広告代理店の面々のキャスティングと朝も夜も無いブラックな感じが本物っぽい。
本物っぽ過ぎて観てるだけで疲労した。
ルー
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.0

最近までソフト化もされず幻の作品だったらしい。
別の目的で入会して思わず観られた。
ありがとうネトフリ。
ちびまる子ちゃんに劇場版があった事すら知らなかったけど、なんて良い映画。
冒頭のカスカスな踏み
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.0

演出によるドヤ感がすごい。
この時代の娯楽作品っぽいBGMとの相乗効果でダメ押しにダサい。
公開当時はすごく格好良い映画だと思ってたけど、今観るとシリーズが一端続かなくなった理由もわからないでもない。
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バービー(2023年製作の映画)

1.4

公開当時話題になっていたので期待して観たらあっさり裏切られた。
おそろしくつまらない。
エンタメとしての見所がドールハウス以外に無い。
ミュージカルもビルでのドタバタも、ショボくは無いってだけでごく普
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ULTRAMAN: RISING(2024年製作の映画)

3.2

赤ちゃん怪獣が可愛い。
怪獣という制約を破らずにちゃんと可愛いくなっててすごい。
怪獣をタイトルに冠した某漫画よりよっぽどちゃんとしてると思う。
戦闘シーンは夜間一辺倒なものの、光や水を上手く使って特
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.0

期待してたよりもずっと普通で肩透かし。
原作の方が心理描写と贅の凝らし様の描写が粒さで面白かった。
富裕層の贅を贅とも思わない様をもっと見せてほしかった。
厭らしく、これでもか!て。

作中では「この
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.0

つまんない。
タイトルの意味を回収するよりもシリアルキラーが被害者をどう手に掛けているかをグロテスクに見せる事ばかりに腐心
していて深みもコクも無い。

ポスタービジュアルが間抜け過ぎて敬遠してた。
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