キャットトレイ二ングさんの映画レビュー・感想・評価

キャットトレイ二ング

キャットトレイ二ング

映画(295)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

IMAXレーザーGT @グラシネ
予想以上の臨場感に一曲目から興奮が止まらない!あんなシーンもこんなシーンも面白いし、デヴィッド・バーンかっこよすぎだろ。鮮明なレストアでライティングや編集の凄さなど発
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

いや、切な過ぎて大人は泣いちゃう。幼馴染の二人が24年振りに再会。人生の選択により、変わりゆくアイデンティティ。前世の縁や巡り合わせについて考えてしまう。ビフォア三部作を彷彿とさせるが、ありがちな展開>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

2.9

ジェイソン・モモアが暴れまくりで辰年 映画初めにタリピツ。
アクアマンの王としての威厳、家族愛、コメディが満載。
ある食べ物が大変食べたくなりますね。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

さすがフィンチャー、面白かった。
自分語りのナルシスティックな殺し屋。
差し迫る緊迫感の中、だいぶしでかしていて笑っちゃいけないけどジワる。
中盤の格闘が物凄いし、クライマックスにかけてのあの俳優の見
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.2

じんわりあったかくて可愛らしいラブストーリー。

やはりバーのシーンがカッコいい。女性二人ユニットの曲、ギターで弾いてみたい。
ベージュ毛、赤眼、赤鼻のお利口ワンコかわゆすぎでしょ。

女性同士の連帯
>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.7

148分 二画面で夫婦の老いを見つめるかなりの気力を要する映画。悲しいやら情報量多いやらで凄すぎて頭痛…。

本棚でいっぱいのダリオ・アルジェントの部屋で撮影されており、同じような部屋に住む映画マニア
>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.1

少し乱暴な音の使い方が相まってA24で一番怖いような…。YouTuberの監督だけあってサクサク進む展開は飽きない。リスク管理の鬼としてはウェイってる若者が一番怖いわ。私があれだけやめとけと言ったのに>>続きを読む

彼方のうた(2023年製作の映画)

3.5

川の音、寄り添う会話に浄化される。
物語の余白が心地よい。
『春原さんのうた』の人々も生き続けていてよかった。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.9

西部開拓時代のオレゴン州。深い森、はみ出し者たちの緩やかな友情と会話が心地よく、豊かな時間が拡がっている。そしてケリー・ライカートらしい物語の展開。タイトルの牛さんがかなり美形。ドーナッツが食べたくな>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

トイレの清掃員として働く平山。早朝いつものルーティンを終えて仕事に向かう。鍵はかけずに家を出ていく。文学と音楽、写真。盗まれる物もない豊かな生活。東京の光の色彩が美しい。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

179分嫌〜な瞬間が途切れることなく続く。
壮大な悪夢を体現するホアキン・フェニックスと作り込まれた世界観に感激。
『ミッドサマー』がヒットした日本で本作もバカ売れして欲しい。

舞台挨拶で5秒だけ撮
>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.1

シリーズ未鑑賞でいきなり鑑賞したが、ジェイソン・ステイサムは安定のカッコよさで普通に楽しめた。

50 Centはベテラン俳優と一緒でも新入り役とは思えぬ圧倒的な存在感で映えてる。ファンサもあった。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

ランティモス成分 濃縮ファンタジー!
マッドサイエンティストにより命を与えられた美しき痴人ベラ。良識ある世界に自由を求め飛び出していく。お下品が過ぎるが不思議と感動してしまう大傑作。エマ・ストーンが素
>>続きを読む

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.3

身の回りの出来事、メシはよチャンネコ、家族から感じてしまう小さな妨害と創作活動のプレッシャー。何事も思い通りに、完璧にはいかない。
あんなクライマックスと開放があるなんて…。音楽、劇中のアートも良い。
>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.0

アニメファンには可もなく不可もなく、大人向けなのか子供向けなのかよくわからなかった。子供💩に喜びすぎだけど。
110分だったんだ、体感150分に感じたな〜。クルーズ船のエピソードの方が面白かった。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.8

冒頭からスコセッシの映画を観ている喜びと残酷な世界が途切れることなく続く。
当初は主人公にする予定ではなかった愚かな男を見事に演じるディカプリオの怪演っぷりが凄まじい。
欲に塗れた人間の悍ましさに震え
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.3

単なるパニック映画に留まらない、社会の分断や個人の葛藤などを入れ込んだ物語展開はよかったし、盛り込みまくりかつわかりやすいけど、何にせよ長い。
ちょっと飛行機恐くなった。
日本の描き方には思うところあ
>>続きを読む

ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

-

初映画は親に気を遣ってこれにした。
全部は見られなかったので、エピソード1、4をかいつまんで観た。
こんな風に曲が出来上がるんだ、さすが天才だなと思ったけど、特にビートルズに詳しいわけでもなく、バンド
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

179分間驚きが絶えない。艶やかな赤いサーブ900。禍々しくも美しいこの物語にずっと乗っていたい。演劇のテキスト、死者の語り、様々な言葉が重なり合い、心震える瞬間をもたらす。あまりにも多層的で普遍的な>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

太陽が燦々と輝くスウェーデンの夏至祭。異常なコミューンと同居するドラッギーな超絶体験。
大切な人の喪失と破滅寸前の恋愛。悲しみに同調する共同体により依存、恐怖から解放され、自我を取り戻す。
終盤のカタ
>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.9

パリ郊外 多様な移民と彼らを暴力で抑制する犯罪防止班。
同じ土地で生活しながら、お互いが一触即発の憎しみを抱えている。
後戻りのできない社会、それらを作った者達への怒りが爆発する。
壮絶な現実を突きつ
>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

2.8

キャッツの映画化の難しさを身をもって呈した作品。

舞台版を観ていると酷評されているほど酷くはない。

キャッツの舞台は、専用舞台を活かした演出、俳優の猫らしい動きと、推し猫を色々な視点から観る面白さ
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

めちゃ楽しみにしててノルつもりが、あまりノレなかった。
ジョーカーがホアキン・フェニックスじゃなければ駄作であっただろう。
ホアキンの完璧な演技だけで傑作に昇華してしまっている感が否めない。

だから
>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

2.0

自分の欲望のままに生き、身近な人に迷惑かけまくり、殺人しまくりのカルリートスが倫理的に無理。

深みのあるカラーリングが美しく、アーティーで印象的なシーンはあるものの、キャラクターの魅力が皆無で始終嫌
>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.9

宇宙という壮大なスケールの中で描かれる、父と子、愛と孤独。

圧倒的な映像美と質感、ロイの静かな感情に浸ってしまう。
宇宙服、火星の銃撃戦、無駄に凝った基地がめちゃくちゃカッコよかったなぁ。あの部屋の
>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.9

いつの時代もアメリカン・ティーンは大変だ。
ただ少年少女がハッチャけてるだけのプールパーティーのグロテスクさよ…。
やっぱり派手で社交的じゃないと生き残れないんだろうか…。

学校では無口なケイラはS
>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.5

人や出来事がどんどん繋がっていく作品の構造、好きな人を追いかける場面とボクシング試合の高揚感がリンクしてグッときた。

三浦春馬イケメンなのに、佐藤のナヨっとしたキャラがいい感じだし、多部ちゃんの凛と
>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

2.5

中盤爆睡しちゃったからなんとも言えないw
エミリー・ブラントの所作が完璧で綺麗すぎた。ラストはプーさん並みに大人狙いな気も。あとCGが凄くて、色々飛び出ててみすず学苑感あったかも。

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.7

民主主義を体現する開かれた図書館。
めちゃくちゃ通いたい。
あらゆる学びの場、充実したファシリティ、職業斡旋をを提供し、ビジネス的な発展を続けている。
ただ、面白かったけど205分は長いw。
ちょっと
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

フレディの人生、クイーンの音楽性どちらもざっくりとしか描かれていなくて入り込めなかった。音楽だけで感動できるのに、他の人が音に合わせて動く映像を見る必要はない。ライブ・エイドのシーンでは、さらにそれを>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.7

MCU全然制覇してないのに観た。ファン大感謝祭でしたな。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーって結構重要作なんだね。

バイス(2018年製作の映画)

3.0

俳優陣が無双過ぎる!って感想しか思い浮かばず…。笑えないけどシリアスすぎる訳でもなく、ちょっと困った。

何食わぬ顔(2003年製作の映画)

3.6

ザラついた質感 8mmフィルムに込められた夏の恋が甘酸っぱすぎる!真っ暗な夜の競馬場の光と若者たちの表情が印象的。人とのつながりや言葉の影響力など他作品に通じるルーツを感じる。空気読めないけどいいヤツ>>続きを読む

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

3.5

若き女性監督による“自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること” をテーマとした15篇のオムニバス。刺さる作品、刺さらぬ作品はあったものの映画の中の女の子達の圧倒的な煌め>>続きを読む

親密さ(2012年製作の映画)

5.0

自己と他者をつなぐ言葉。流動的な自己の想いを言語化する。それすら困難なことなのに他者に自分を理解して愛してもらうことはもっと難しい。誰もが無意識のうちに諦めて見ないようにしてしまう感情や関係性を解体し>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

アニメーションの進化を感じさせる傑作!3Dなのにコミックの中に入ったような質感、ビビットな色彩と迫力あるアクション。随所にHIPHOP愛が散りばめられていて、ヤバい。スパイダーマンってあんなにキャラい>>続きを読む

>|