輪さんの映画レビュー・感想・評価

輪

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トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

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原作は1冊読んだ。
中高生女子の妄想ストーリーを
真面目に演じているシリーズ
という認識。

女性の憧れを
詰め込んでいるのだろうけど、
大人が冷静に観ると
お尻がモゾモゾして来るだろう。
小っ恥ずか
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

予備知識なしで鑑賞。
何でこれを選んだのだろう。

人間の集団狂気は
こんなもんだろうな
ということで、面白くもなく…
神の目線で、あっさりと撮っている雰囲気。

神様って、こうした争いに関して
水槽
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

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フィクションの世界を
こんなに華麗に表現出来るなんて……
流石だよハリウッド。

身体的な鍛錬なしでは、
こんなに美しく動けないだろうし。

アンジェリーナ・ジョリーの
ちょっとした切ない表情
(夫婦
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ある程度、子供が大きくなった主婦の立場で観たものの。
仮に今、独身だとしても
結婚を焦るという感情は無いだろうから、
全く響かず。

生きる道・自分の軸がはっきりしていると
理解しづらい内容だと思う。
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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評価が基本的に高い作品だけれど、
冷静な鑑賞者もいらっしゃる。

私も、やや共感出来なかった。
ちなみにPMSより症状が酷いPMDD +
子宮内膜症もパニック障害も経験している。


PMSだから人を
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

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シュヴァンクマイエルも好きだし、
チェコも好き。ヨーロッパの民話も大好き。
狂った想念も興味深い。

ということで、映画記録文100本目は
オテサーネクに決定。

不妊からリボーンドール(赤ちゃん人形
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群青の夜の羽毛布(2002年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

普通に見える家も
蓋を開ければ少し変わった部分がある。
この家は、闇がちょっと濃いめだけど。

それにしても、なぜ鉄男は
彼女の母親といきなり一線を越えるんだ??
さとるの堪忍袋の緒が切れる為の
材料
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

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お家のインテリアや、
夫婦の掛け合いが面白くて
安らぎながら観ることが出来る。
体調が悪い時に、ゆっくり横になりながら。

それこそ鬱の回復期の鑑賞に、
良い映画だと思う。

結婚5年目で、伴侶が病気
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娼年(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これを演じた俳優さんは凄いのだけど、
リアリティがない上に
原作が粗い設定で…。

作者の石田衣良さんが男性なので
仕方ないけれど、
娘に性的な仕事をさせる母親なんて
存在しない。まともな人なら。
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

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精神世界のループに陥っている人は、
実際に凄く多い。
妄想に逃げ込んでいる人も。

自分で乗り越えるしかないのだけど、
作中の「カントク」のような
さりげない助けや支えがあると、
生きるか死ぬかのスレ
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サーミの血(2016年製作の映画)

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貴重な記録。

日本にもアイヌの人々への差別がある。
人間という生き物の性質上、差別を
無くすことは難しい。
心のどこかで、差別でなくても区別を
していたりする。

知性があるから差別は起きる。
それ
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

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精神的に不安定な時代に
何度も何度も繰り返し観ていた。

病んだ者に何かしら惹かれる要素があり、
暗い精神状態を晴らす力がある。
病みは病みに吸い寄せられ、
闇は更に深い闇で癒される。

社会の病巣を
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CURE キュア(1997年製作の映画)

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役所広司さんの演技力が重々しく、
全編に流れる陰鬱さにマッチしている。

1997年辺りは一見、明るくて
現代より景気も良かったけれど
精神的に病んだ人々の間では
ネットが普及しつつあって、
人の心の
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

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ヴィオレッタが退行して
子供らしい遊びを求めたり、
「私は毛むくじゃらになりたい」と泣き叫ぶシーンが、あまりにもかわいそうで
涙が出た。

子供の人権をめちゃくちゃにする作品は、
芸術ではなく暴力。
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グレタ GRETA(2018年製作の映画)

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ユペールさんの得意ジャンルな役。
そりゃ監督、彼女にオファーを出すよね。

こんな入り組んだ精神の人が実在したら、
どう対応しようか考えながら鑑賞。

とりあえず日常生活では
近づかないようにするのが
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PicNic(1996年製作の映画)

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救いは無いが愛は有る。
と、10代で観て思った。

自分が知ることの出来る範囲の「世界」は、
とても狭い。
ほとんどの人が
この映画くらいに限られた場所でしか
動けない。生きる世界が小さい。

その中
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天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

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教育って何だ?ってのがわかる。
人を導くには、心が入っていないとダメ。

良い教育者を数える程しか知らないので、
教職にある人は一度は観たほうが
良い作品。
名作なので、だいたいの人が
観ているだろう
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

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デロリスは、ある意味で真のシスター。

私はカトリック教徒なのだけど、
単に洗礼を受けただけで
「一般人より偉い」と思っている人がいたり
自分の信仰(解釈)を押し付けて来る人が
いたり、今の日本の教会
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

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マクマーフィーは
時代の犠牲者のようでもあり、
自ら不運を招いた(脇が甘い)ようでも
ある。

精一杯やれることをして、
結果的にあの姿になり…

チーフの優しさ、人としての賢さに
少しだけ救いがある
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

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ストーリーはストーリーとして
面白いのだけど、
何で上の子が育児に手のかかる、
集中すべき性質を持っているのに
次々に無計画に産むのか⁇
と、イライラする。

100歩譲って2人目までだろう…。
しか
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エンドレス・エクソシズム(2018年製作の映画)

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怖がらせ方が計算されている。
人間が怖がるはずだよな〜…という急所を
チョイチョイと突いて来る感じ。

何はともあれ、こうした夜勤に興味がある。
縁があれば勤務先にしたい。

主人公は元警官ということ
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ガール・イン・ザ・ミラー(2018年製作の映画)

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こんな美少女が
学校で微妙な位置に立たされている場合、
同性からの嫉妬・異性からの興味が原因。


ジェイソン・アイザックスは
こんな役柄が似合うな…

主人公マリアの容姿と、
豪邸の素晴らしさが楽し
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コンセント(2002年製作の映画)

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小説を読んでからの鑑賞がお勧め。

兄の変わり者な感じが、
上手く実写化している。

主人公は色々と悟りを開いたはずが、
ラストでチープな性の権化に
なっている気もする。
小説だと、もう少し高尚な描か
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ミラーズ 呪怨鏡(2015年製作の映画)

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このおまじない、実際に在る。
何が起こるかわからないらしい。
興味本位で行っては駄目。

ロシアの雪景色、街の様子があって
嬉しい。
ロシアの風景を描いている作品って
意外と珍しい気がする。

飽きず
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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アイスランドの原風景。
とても落ち着く。

キマイラめいた子供を育てる、
静かで不気味な暮らし。

女性性の身勝手な側面、強靭な本質が
表されている物語でもある。

つつがなく日常を送っているようで
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ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

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1より激しいプレイが繰り広げられる。
確実にレンガの時点で死ぬだろう。

ケビンの合唱のソロ、
ウィーン少年合唱団ぽくて好き。

ニューヨークで豪遊するケビン。
末恐ろしい。

トランプさんの場面、
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

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クリスマスシーズンに毎年観る。
家族でも観る。
2までは観る。
3からは1回しか観たことがない。

観る、その度に思う。
ADHD一族なのだなあ… …と。

てんやわんや。
時間に遅れる。
子供を忘れ
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

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ホラーの元祖と云われている通り、
人が怖がる要素が所々に
散りばめられている。

家族が豹変したら怖いのは、
いつの時代も同じ。
狐憑き、認知症、統合失調症、
解離性同一性障害(多重人格)など。

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Room for Rent(原題)(2019年製作の映画)

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こういう人(おばあちゃんに限らず)
大好き。
言動の不一致があり、
ギクシャクしている人を
見つけると物凄く観察してしまう。

フランス版でイザベル・ユペールに
演じて欲しい。
更にキレた演技を魅せて
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

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1と同じく、突っ込みどころは
多いけれど楽しく鑑賞。
day 1の描写があり、嬉しい。

ああ、でもなぜ赤ちゃんを連れて
産後の体で移動するんだ……?

時系列がわからないけれど、
まだ4人目は赤ちゃ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大まかな設定や雰囲気は大好きなのだけど、
ヒヤヒヤさせようという魂胆が見え見えで
ちょっと興醒め…。
突っ込みどころが多い。

・チビちゃんが、なぜ最後尾?

・わりと聡明なはずの女の子が、
こんな環
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

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おばあちゃんが、主人公まいの頬を
両手のひらで包んで「来ましたね」と
囁くシーンだけで涙。
深い愛情を感じさせる。

イギリスの田舎暮らしとか、
「猫のしっぽ カエルの手」が
好きな人には垂涎もの。
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DRUG GARDEN ドラッグ・ガーデン(2000年製作の映画)

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色彩がフランスっぽい。
でも時々、イギリスっぽい。

ドラッグ、または向精神薬(安定剤含む)に
依存する人々の気持ちや背景が、少しだけ
描かれている。

ドラッグに関しては社会的にもアウトだし、
心身
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サウンド・オブ・サイレンス(2001年製作の映画)

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ネイサンが、途中から精神科医というより
父性を発揮してエリザベスを守るのが好き。

もちろん自分の娘の命が懸かっているから
だけど、ひとりの父として人間として
行動する熱意が伝わって来る。

ジェシー
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

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子供を活かすも殺すも、親次第。
ギフテッドだろうが凡人だろうが、
伸びのびと正しく楽しく
自立できるように育てるのが親の使命。

作中で、失敗例が出てくる。
(主人公メアリーの母ダイアン)

子供を束
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

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原作も読んだのだけど、
当時は若かったせいか
現実がこの物語より悲惨だったせいか
全く画が浮かんで来なかった。

現実が酷すぎると、
フィクションにすら逃げ込めない。


この映画で、ようやく原作に
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