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死刑にいたる病の輪のレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
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サダヲさんの演技力で保っている映画。
登場シーンで紅茶を淹れている時の、
落ち着かない手の動きだけで「狂人」を
表現していた。

爪を撒くシーンは、恐いというより
何だか納得した。
やりそう。

残虐なシーンがポンッと出て来るので
苦手な方々は注意。
どう考えてもR-18だと思うのだけど…

*こうした描写に、胸が痛む人へ。
人間は強くないので、
身体に大きなダメージがあると
痛覚が鈍り、徐々に意識が変容して
鮮明な苦しみは無く緩やかに亡くなります。
サディスト側は想像だけで悦んでいると
思ってください。

それにしても
現実的に考えると、あんな田舎で
なぜ早期に捕まらないのかが不思議。
警察の機能を無視しているようなストーリー。

サイコパスのお話としては、説得力が
薄かった。
自尊心が弱い人を心理的に支配することは
割と簡単だと思うけど、あのくらいの話術
だと通用しない場合が多々あるから。
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