リチャード・マシスンの短編小説を原作とした3話構成のオムニバス・ホラー。アマゾンプライムの定額配信にて鑑賞。
作品背景をよく知らずに観始めたので、2話が始まったとき「この女優、1話にも出ていなかった>>続きを読む
チェコ・アニメ界の重鎮、ヤン・シュヴァンクマイエルの2000年作をアマプラにて(約20年ぶりの)再見! 餡子がみっちり詰まったたい焼きのような作品。
不妊に悩む夫婦が主人公。療養で訪れた別荘の庭で、>>続きを読む
タイ産ホラー映画の傑作『女神の継承』のバンジョン・ピサンタナクーン監督の過去作をアマプラで。
病気の母親を訪ねて、恋⼈のウィーと共に韓国からタイへと戻ったピム。彼⼥にはかつて、結合双⽣児で分離⼿術後>>続きを読む
イーライ・ロス監督による大ヒット・ホラーの正統続編!(えっ「正統じゃない続編」もあるの?)というわけで、今をときめくタイ・ウェストの初期監督作をアマプラで。
前作(覚えている人にしかわからない!)で>>続きを読む
「シリーズ10作目がアマプラに!」えっ? という勢いで鑑賞。
しかしてこれは、かの『ヘルレイザー』シリーズのリブートなのだろうか?(たしかに魔導士チームもパズルボックスも出てはくるのだが)
街を恐>>続きを読む
『イレイザーヘッド』や『エレファント・マン』でのカルト的評価が『デューン/砂の惑星』の大失敗でご破算になってしまったミッド80sのリンチが飛ばした、起死回生のスマッシュヒット! のはずが、約40年後の>>続きを読む
題名からしてパチモン紛いなので仕方ないかもしれないが……『ベイビー・ドライバー』や『ドライヴ』のような敏腕ドライバーものと『レオン』や『グロリア』といった〝大人が子供に絆される〟ヒューマンドラマの合体>>続きを読む
イタロ・ホラー黄金時代の名匠、マリオ・バーヴァ監督の初期作。のちに追加撮影と編集が加えられ、『新エクソシスト/死肉のダンス』として公開されたフィルムのオリジナル版……みたいな話は、さて置くとして。>>続きを読む
仕事で点検中の古いフィルムに自分の住む屋敷が写っており、しかも陰惨な殺人事件が記録されていた! 自分んちが事故物件だった衝撃も止まぬうち、ある晩イケイケな格好をした妻の跡をつけてみたら、不倫相手と火が>>続きを読む
レナード・バーンスタインとその妻の伝記映画にして、アカデミー賞に多数ノミネートされたという触れ込みからNetflixにて鑑賞。いざ蓋をあけてみたら、監督・主演・共同脚本・共同制作を一手に引き受けたブラ>>続きを読む
実話をもとにした「突然誘拐+精神病院に監禁」もの…という触れ込みだけど、あまりにもリアリティなさすぎ。
日本映画『月』に出てくる重度障害者施設もアレだったが、あんなの比べ物にならないくらいのキテレツ>>続きを読む
この手の「カルト映画を嘯(うそぶ)くZ級ムーヴィー」にろくなものがあった試しはない……のだが(逆説的に/1周回って)珍味を味わえた。あくまでも珍味。
声優地下アイドルグループのセンターを務める〝優花>>続きを読む
朝井リョウの原作小説は未読、「特殊性癖や多様性をめぐる映画」という前評判だけ頭に入れ、Netflixにて鑑賞。
前評判だけ聞いたとき(引き合いに出すのもの何だけど)是枝監督の『怪物』みたいな映画だっ>>続きを読む
たとえば『哭声 コクソン』や『ヘレディタリー 継承』のように、話題の現代ホラー映画のに、土着的な「悪霊」や「呪い」や「祟り」が盛り込まれている趨勢に対する、日本映画からの回答なのかと、最初は思ったの、>>続きを読む
(全くの偶然だが)数日前に観た、石川慶監督の『ある男』にも相通じる「現代日本社会の制度的なバグ」をめぐる逸話であることに途中で気づき〝ウッ…〟となった。
同棲生活を3年ほど続けてきた恋人の長谷川義則>>続きを読む
「Amazonプライム・ビデオの定額見放題に!」という触れ込みで検索したが、出てこない。ところが〝Images〟と入力したら…出てきた。なんでやねん!😠
名匠アルトマンが1972年に手がけた、ニュー>>続きを読む
《世紀の非道者ナチスは、どんな目に遭わせてもOK!》という、ナチスプロイテーション原理主義に則って……でも、あまりにも安易な抹殺ではアレなので、反撃側にもハンディを負わせ《武器はツルハシ1本の老兵が》>>続きを読む
いくら何でも「『レオン』を彷彿と…」は盛りすぎかもしれないが、日陰者の憂愁や愛慕の情からの衝動的アクションへの飛躍など、全盛期のリュック・ベッソンを想起させなくもない最新作。
父兄からの暴力に支配さ>>続きを読む
『ねほりんぱほりん』の「戸籍のない人」の回を事前に観ていたせいか……なんとなく真相の〝察し〟はついたものの、本作の要点はそこではない。(窪田正孝演じる)身元不明の「男」の素性を探る過程で、調査者の弁護>>続きを読む
DV亭主に別れを切り出したら(あてつけがましく?)目の前で死なれてしまった主人公(ジェシー・バックリー)が心の傷を癒すため、瀟洒な田舎の別荘を借りるのだが、謎の管理人 (ロリー・キニア)以下、村の男た>>続きを読む
親の介護や家族の不和に悩む、売れない黒人の中年作家の主人公が(鬱憤晴らしに)暴力や差別に苛まれてやさぐれる〝ステレオタイプ〟の黒人小説を変名発表したところ、これが全米を揺るがす大ベストセラーに! たち>>続きを読む
「伊藤沙莉の主演映画にハズレなし」という(自分の中の)勝手なジンクスが、脆くも崩れてしまった……一作。
『くれなずめ』(2021)における、男子グループのワチャワチャ感、そして、作劇における時制の操>>続きを読む
同性カップルの二人のパパと養子の娘のところに突然四人の男女の訪問者が押しかけて来て「家族の誰かを殺さないと、世界が終わる」とか言い出して決断を迫るが、いきなりそんな乱暴な話をされても……と当惑する話。>>続きを読む
韓国版リメイクの日本公開前に、配信で駆け込み鑑賞。それはそうと、ネット小説って中国でも流行ってたんですね。
巷で話題のネット小説『七月(チーユエ)と安生(アンシェン)』の作者・チーユエの行方探し……>>続きを読む
昨年12月の配信スタート直後に聞こえてきた評判が……「ラストにオチがない」とか「匂わせやほのめかしだらけ」とかだったので、つい後回しにしていた本作。
ロングアイランドの貸し別荘にバカンスに来た、父母>>続きを読む
「ちょっと風変わりな女の子」と惹句にはあるけれど…まあ、そうでも言い繕わないと世間体がアレな少女・あみ子の数年間を描く劇映画(今村夏子の原作は未読)。
「年相応に他人の気持ちを察せられない」という(>>続きを読む
高名な検死医の娘が突然誘拐され、その手掛かりを得るために、偶々離島に滞在中のマンガ家女性に(携帯電話の遠隔指示で)遺体解剖を依頼する話……とだけ聞いても「何が何やら?」かもしれないが。
日本にも根強>>続きを読む
韓国版鑑賞後なので、どうしてもオリジナル版との比較になるのだが……そういう意味では「残念!」な仕上がり。岡田准一の汚職ダメ刑事役はまずまず健闘していたとして、綾野剛演じる冷血エリート警官役が、なんか〝>>続きを読む
映画美学校試写室でのマスコミ試写にて鑑賞。
幼年期のトラウマから極度の癇癪持ちになった9歳の少女が、里親やグループホーム、特別支援学校などに馴染めず、一連の福祉施設から見放され、ついにはドイツ社会に>>続きを読む
低予算版『悪魔のいけにえ』あるいは『13日の金曜日』あるいは『ミッドサマー 』あるいは『哭声/コクソン』みたいな〝田舎ホラー〟のトレンドを狙った志の低いダメ邦画かと思いきや……どちらかと言うと令和版『>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
うわあ、『クライモリ』がAmazonプライムビデオで観れる! アメリカの山奥に侵入した若者たちがキモい人食い族に捕まえられてひどい目に…って、どこまで行っても人食い族、出てこないぞ! って、まさか…と>>続きを読む
「認知症でもの忘れが激しくなった元殺人鬼と現役の若手殺人鬼が、互いに相手の正体を悟り、しのぎを削り合う」……この基本設定自体はとてもユニークなのだけど「おのれの記憶の曖昧さに翻弄される」くだりは、ノー>>続きを読む
いやはや、久しぶりに〝カルトムービー〟然とした怪作にお目にかかれました。
20世紀アメリカのジャズ史にて、あまりにも異質な存在である〝サン・ラ〟。そんな彼の思想と音楽性と活動形態を喧伝する、ある意味>>続きを読む
「敗者三部作」って(最新作の『枯れ葉』あたりと比べて)随分とミザリーな物語なんですね。
いつも一人ぼっちの冴えない警備員男性が、カフェで声をかけてきた女性に騙されて、しかも濡れ衣の罪を押し付けられて>>続きを読む
BSプレミアムでの放送を機に、劇場公開時/レンタルビデオ/実にそれから20余年を経た令和の世に、通算3度目の鑑賞!
結末はわかっていても、FBI訓練生のクラリス(ジョディ・フォスター、めっちゃ若い!>>続きを読む
80年代後期の人気シリーズ〝労働者3部作〟に連なるモチーフとはいえ、30年以上の歳月が経過しているわけで、起用される俳優たちも当然新顔。でも、かつての「カウリスマキ映画」の常連キャストに連なる、味わい>>続きを読む