中高生の時に見ればよかった。「俺だけの世界認識」の蓄積、積み重ねによって「俺」が形成されるというふわふわとしたアイデンティティの美しさと、脆さと、不可能性と、それを超克した先の実は同じように美しい世界>>続きを読む
男として死ぬが確実に下敷きにありそうで、関係性の変容を丁寧に追う中で少し説明過多気味だが、男として死ぬファンとしては結構震えるものがあった
ただ一々Netflixで流すことを見越してエンタメっぽく作っ>>続きを読む
画質が低い時代に絵画というのは今にはない役割を担ってたんだというしょうもない感想しか出ないが、ちょっと面白かった
もはや作品をより良くするための演技など観念し得ない最悪な舞台装置、脚本の中で一つ一つの感情にどこまで深みを持たせられるか。作品とは完全に別のベクトルで、独自の物語の中で演じることに杉咲花は成功している>>続きを読む
ガストラックのカットとか当然倍賞千恵子の顔とか一々すごい良いんだけど何故か感情が断続的にしか揺さぶられることがなかった、結局プロットの問題という気がする
ここまで誠実に社会とstruggleした作品だと思ってなかったので完全に打ちのめされた
俺もあらゆる交換に贈与の夢を見がちだがSMAPたいせつの歌詞の「ささやかでもそれぞれに暮らしなのねとjustホロ>>続きを読む
ヘルすぎるシステムからの救いがあったかエレクトロニカである可能性についての確信が少し高まった
最初、音でカマしまくる映画なんじゃないかという懸念がよぎったが、そんなことすぐに忘れていた。ラストのケイコが坂道を駆け上がるシーンで自分の体に感じた浮揚感が全てだと思うわ。歴史は見る事によって運動を通>>続きを読む
普通に完全感動して落涙してしまった。あの人は確かにここに存在したと信じることが出来る、そして私も確かにここに存在する、という世界認識の根幹をなす奇跡であり、大豆田とわ子でいう「今も一緒に生きてると思っ>>続きを読む
filmarksのレビュー欄を見ると日本がもう完全に終わってしまっていてこの場で為してやる善なんて何一つないという思いだけが強くなる
つーか日本人に一番足りないのこの感じなんだろうな
複数のいかれた親殺しが交錯する中で記憶の共有可能性と国家の共栄可能性についても考えさせられる、謎の作品。永井均ばりのトンデモ設定が効いている