kuritaさんの映画レビュー・感想・評価

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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.0

ヴェノムちゃん、かわいいよ…なんでそんなにピュアでイイやつなんだよ、ずるい。
リス・エヴァンスも裏切らねぇな〜、イイよね!そーゆーアンタを観たいんだよ!
と、終始そんな感じで楽しめました。
しかし、後
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.0

やはり池松壮亮に触れないわけにはいかない、そのくらい素晴らしかった。
あの血みどろ加減はインドネシア映画を彷彿とさせる…イコ・ウワイスと戦って欲しいしヤヤン・ルヒアンと戦って欲しいよ。ザ・レイド3に出
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絶好調(1965年製作の映画)

2.5

デジタル修復、めちゃくちゃ綺麗でびっくりした。
内容はまた風刺が効いてるけれども、編集が独特だな。元のバージョンみないと何とも…でも入りとしてはこのくらいのボリュームがいいかも。他の作品も観てみたくな
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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

4.0

ドゥニ、やはり好きかも知れないな、どれも面白い。閉鎖的で余所者で、相淹れない人間を描かせたらもう…
ドゥニ自身がそう感じているのだろうな、どこへ行っても自分が異物だという感覚。それは、ドゥニの個人的な
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ポーラX(1999年製作の映画)

3.0

カラックスはやはり、クライマックスだよな、と。全てを覆す衝撃をラストに持ってくる。良いと思う。
しかしこんな話だったっけ?

Bico(2004年製作の映画)

3.0

知らずに観てしまったがカウリスマキだったのか…カメラと被写体の距離感が心地よい。こんな村は世界中にどのくらいあるだろう。知らないうちになくなってしまう小さく美しく、寂しい村。誰にも顧みられず、なくなっ>>続きを読む

がんばれよんぺーくん(2018年製作の映画)

1.5

あまりにもMADな世界観で若干心配にもなるが、観た端から記憶が消えていくのでその心配も記憶から流れ落ちていった。
でも、よくこれを作ろうと思ったな、と思うと同時に、よく作り切ったなと感心すらした。心意
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くみかえの日(2003年製作の映画)

2.5

思ったより悪くない。後半からの展開が良かった。というか、ロケーションのなせる技だとは思う。海辺はイイな、一気に映画的なニュアンスが強まる。
「夜の話」「水路の兄弟」でもそうだったが、この監督は日常風景
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夜の話(2000年製作の映画)

2.5

夜を計測し、夜を採取する2人。それに同行する男。
抽象的で実験映画っぽいニュアンスだが雰囲気だけとも言える…嫌いじゃないけど。

水路の兄弟(2002年製作の映画)

1.5

日本のどこにでもありそうな水路、というかドブみてぇな川を舞台に、独特な理屈が罷り通る独自の世界観が繰り広げられる。
面白いかと言えばそうでもないが(ほんの15分がめちゃくちゃ長く感じた)、チャレンジン
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.0

とてつもなく画面がゴージャス。凝りに凝った部屋と衣装、しかし少し歩けば書割のような開けた場所をウロついてみたりとおかしなセット。舞台っぽい見せ方。
部屋にはアルテミジア・ジェンティレスキ「眠れるヴィー
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.5

黒沢清の作品は常に「他人が考えていることはわからない」に尽きる。そして相手はサイコパンやもしれぬ、という感覚。人間を信用してない感じがとても面白い。
また吉岡睦雄さん、めちゃくちゃいいな、合うね。も
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リリー・マルレーン 4K デジタルリマスター版(1980年製作の映画)

4.0

とんでもない女の叙事詩。
あの曲がいつまでも耳から離れない。何度も繰り返し劇中で掛かる「リリー・マルレーン」。同じ曲であるにも関わらず、聞く度にその意味が変わり、時に涙が溢れ、時に気が遠くなるほどゾッ
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ヒューマン・ポジション(2022年製作の映画)

3.5

画面構成がめちゃくちゃ綺麗。スローで静かで言葉少なく、余白が多い。それが心地良い。
この丁寧な映画作りは主人公の真摯な取材姿勢と繋がる。何か大きな出来事が起こるわけではないが、日々の見落とされがちな悲
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Chime(2024年製作の映画)

4.0

黒沢清が凝縮されていた…凄まじい密度の清で息苦しいほど。ガラス越しに人通りが見えるだけで怖い。光が部屋に差し込むだけでも、空き缶をガラガラと捨てるだけでも、日常のふとした瞬間がずっと怖い。
自分が普段
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映画検閲(2021年製作の映画)

4.0

好きな映画だった。虚実入り乱れる作りの映画が好みだから、ということもある。
後半特にスクリーンサイズと画質の組み合わせがぐちゃぐちゃに入れ替わる感じ、若干ノイズになるけど好きだな、居心地が悪くて面白い
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.0

全体的に古くさいガジェットデザインがめちゃくちゃイケとる。今の「エモい」という感覚を上手いこと取り入れつつ、翻ってそれが1作目と呼応していて旧作ファン(もとい中高年)にもブッ刺さる。オープニングのタイ>>続きを読む

アニエス V. によるジェーン B. デジタルレストア版(1988年製作の映画)

3.5

今は亡きジェーン・バーキン、と思うと、感慨深さしかない。彼女は、シャイでありながら目立ちたがり、秘密主義かと思えばオープンなマインド。美しく、しかし女性的すぎない格好よさは中性的で、捉えどこらがない、>>続きを読む

モンキーマン(2024年製作の映画)

2.5

後半(残り5/1くらい)からの展開がアツかった。キレキレのアクションで申し分ない。ある方々との突然の共闘シーンも良かった。もっと見せてくれても良いくらいには素晴らしかった。
だが前振りが長い。そして回
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

2.5

監督ミナリの人か…ジャンルがかなり違うのにすごいな。4Dが良いと聞いたが時間合わず2Dで鑑賞。
みんな牛が飛ぶのを期待していたよね、わかる。ロデオシーンとかのサービスショットくれたから「今度は馬か」と
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密輸 1970(2023年製作の映画)

3.5

こういうエンタメ作らせたらやはり強いなぁ、韓国…少々尺が長いのと、序盤が怠いのは気になるが、展開が変わりブーストがかかってから魅せる。
中盤のわかりやすく泣かせにかかった箇所も「さもありなん」という流
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

2.0

鏡越しの演出は面白かったな。どうやって撮ったんだろうなー。特に1番最初の、森へ入る前の、家での鏡越しシーンが1番さり気なくて良かったな。
映画全体を通して鏡の境界線がないところも意図的なのだろうけど、
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蛇の道(1998年製作の映画)

3.0

仏版鑑賞後の復習として再見。
雰囲気が重くていいし、香川照之はやはり黒沢清作品にすんごい合うよな…ちょいやりすぎ感あるかもだけど映画館とかで観るとこの塩梅が丁度よくも感じる。
またクライマックスの流血
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.5

主人公の職業周りのアレコレは勝手が違うくらいで、元の作品とほぼ同じ展開、セリフ、カット割りだが画面がゴージャスになっており、かつ無駄がない。ロケ地やセットの見せ方も旧作にかなり近い。逆に言えば元の作品>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.0

普通に観ればこれは傑作なんだろうと思う。が、やっぱな〜〜〜、前作が異常すぎた。フュリオサ、アニャテイラージョイも良かったと思うが、行儀の良さが出てしまった感がある。シャーリーズセロンの獰猛さは彼女自身>>続きを読む

ブラジャーねこ(2020年製作の映画)

2.5

何とも言えない筆致、展開、語り…何だったんだ…ねこちゃんかわいーとか思ったが、下半身は?いいのか、ねこだし。バクさんの奥さんはクマさんだし。色々とどうでもよくなる。それでいい。

夜を越える旅(2021年製作の映画)

2.5

スロースタートながら独特なテンポが面白い。中盤からの展開は引き込まれるしちょっとびっくりした。見せ方も気持ち悪いし、サヤ役の女性の目のデカさが際立ってるのも絶妙な加減。キャスティングも良かったかも知れ>>続きを読む

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

4.0

今この作品を観た感想が、単に怖い・怖くない、の話に終始しているのは少々勿体無い。
(世界一怖いとか怖すぎて上映禁止になったとかの触れ込みが良くないんだとは思うが…)
ストーリーも面白いが、撮影がかなり
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

2.0

あれ、これチェックしてなかったのか…?書いた気がするのになー。また書く気になれん…

クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

3.0

カジノのシーンの長さに気が遠くなるっていうか、正直うんざりしてしまった。
しかし画的にめちゃくちゃかっこいいカットがたくさんある。木が燃えるところとか。とりあえず何かが燃えてるとめちゃくちゃテンション
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マグダレーナ・ヴィラガ(1986年製作の映画)

3.0

アケルマンの『ジャンヌ・ディエルマン〜』のイメージが強い。それよりも単調さが強く、またポエティック。
挑戦的な作風だが、アケルマンの方が好きだなと。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

Maustetytötという女性二人組のアーティストがすんごい面白い曲で印象深いし、カウリスマキの世界観にしっくりくる。
あと犬。北欧の作品に出てくる犬はみんな雑種っぽいのがいい。バチっと作られた世界
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ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

4.5

これは映像制作関係者やフェミニズムに興味がある人は観た方がいいと思う。カメラ(男性としての視線)を通してみた客体化された「女性」がどういうものか、それが観客に与える影響、その視線を内在化した女性のメン>>続きを読む

煩頭(2010年製作の映画)

2.5

何かを判断できるほどではなかった(自分自身が)。
色調含め、絵面は良かった。セリフがないのもいい。螺髪に留まるのは、そのままの意味なのだろうか。なんか、意外と着地は普通なのかな。落とし所ももっとめちゃ
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深海の光(2017年製作の映画)

2.0

ガラクタで表現された生き物の食物連鎖。ガチャガチャとしたフォルム(と音)で奇妙な形をしていながら何の動物(魚)かは分かる程度のトランスフォーム。
面白いとは思うが、これは皮肉なのだろうか…何とも言えな
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