kuritaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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華麗なる晩餐(2008年製作の映画)

2.5

ヴィルヌーヴ初期短編。
人間がどんどん堕ちていく様をそのまま表している。むっしゃむっしゃと食いまくる様が嫌悪感と同時に見ずにはいられない気持ちにさせられる。ぐっちゃぐちゃに食べまくる様子ずっと見ていら
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.0

チンピラ青年のキャラが何とも…そんなバカな子いる?とか、CGの粗さがまた味わい深いが、予算なかったんかなぁ。ないでしょうねぇ。
それでもストーリーの工夫があって面白いと思ったが、しかし主人公の心情がど
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ちゃんと面白かったです、面白かったのだが、ただ一点許せなすぎて全てを覆してしまうほどに無理だった(すみません)。
それはなぜあのタイミングでイルサを退場させたのか?ものすごく中途半端で雑なのが納得いか
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失われた朝食(2015年製作の映画)

2.5

「鴨が好き」もそうだが、平衡感覚がなくなるようなグニャグニャ加減。そこに本人のこだわりがあるのかな。

鴨が好き(2018年製作の映画)

3.0

線や動きもそうだが、世界観がグニャグニャで奇妙。メガネが割れてからの方が世界観がハッキリするんだな。
もう死んでたってこと?

HIDARI(2023年製作の映画)

4.5

以前アフター6ジャンクションに川村真司監督がゲスト出演されていたのをきっかけに拝見。
もうさ、これはめちゃくちゃにカッケェ…としか言えない。木彫り人形のストップモーションで魅せるアクションのアヴァンギ
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.5

この感想、上手いこと言語化できないと思っていた。アリシアがジンに惹かれる理由は分かる気がするが唐突に感じていた。
しかし「語るほどのこともない」と自分自身の人生を矮小化していたアリシアが最後、ジンから
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MOON CHILD(2003年製作の映画)

1.0

学生時代、HYDEファンの友人宅で観させられた記憶。観させられた筈だが内容は全く覚えていない(主演2人の演技が観ていてしんどかった気持ちが何と無く残っているくらい)。主演の方々のファンではない人間はど>>続きを読む

ハーピア(1979年製作の映画)

3.0

気持ち悪くて面白い。
ギリシャ神話の女怪ハルピュイアは常に空腹で目にした食べ物全てを食い尽くす、下品で不潔な怪物とされる。
実写のストップモーションという手法がより気持ち悪さを助長しており効果的。

ホワイト・マテリアル(2009年製作の映画)

5.0

2023年に観た映画の中で1番面白かった。観れて良かった。
また上映後の大寺眞輔さんによる解説がめちゃくちゃ良かったので以下メモ。

①本作は撮影がしやすいカメルーンで撮られた(ドゥニ自身が幼少期にカ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.5

これはめちゃくちゃ好きなやつだった。
童夢にインスパイアされたという話だったが、割合そのままなイメージもあって興奮する。しかし序盤の猫のくだりは正直ふざけんなよ、とは思った。思ったけどな〜…反面、それ
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.0

この時からあの独特な不穏さを感じさせる嫌な演出の片鱗が見える。
日々のちょっとした気持ち悪さ、居心地の悪さ、言葉にできない不愉快さが積み重なっていく様子が丁寧に描かれていてめちゃくちゃ感じ悪い。まさに
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大菩薩峠(1957年製作の映画)

2.0

見始めてから「あれ、なんか違う。」ってなったけれどそうか、三隅研次&市川雷蔵の方を観ようとしていたのだった。というか、大菩薩峠が2つあると言うことを知らなんだ。
それにしてもこの主人公だいぶサイコ野郎
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ファンタズム(1979年製作の映画)

3.5

この年代のホラーは揃いも揃ってみな音楽が凝っており素晴らしく、悪夢的な心地よさ。
それに反して本作のストーリー展開は非常に落ち着きがない。しかし美しい霊園、ボロいアイスクリームトラック、不思議な雑貨店
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

2.5

本作を見て「怖いか怖くないか」の話は至極どうでも良いことと思う。やはり、面白いか面白くないか、それしかない。
それでいえば本作は面白い。チャッキー進化版みたいなニュアンス。
言ってしまえば序盤から分か
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アメリカの影(1959年製作の映画)

2.0

ガチャガチャした変な映画だな〜と思っていたら即興だったのか…観やすいとは言えなかったし面白いかと言われると、微妙なところ。テーマは良いけどもっとやり方なかったのかと思ってしまう。
しかし、やはりと言う
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ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

4.0

本作もまた「こわれゆく女」だが、しかし軽やかで観やすい、というか、あの犬ギャグなんだったんだ。思い出しても意味わからなすぎて腹が痛い。
全体的には目も当てられないほどに痛々しく、けれど笑える要素もあり
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チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

2.5

やはり、カサヴェテス作品はジーナ・ローランズが出てこないとイマイチ乗れない。
悪くはないはずだが。程よい長さの割に体感が長尺に思えた。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.0

他者の意見と自分の感じ方を考えすぎてまとまらなかった

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

2.0

そういえば観てた、というくらいの感想。
あまり好きではなかったな。
何しろ撮りたい絵面が決まっていて、これ見よがしに凝ったカットを見せられる感じ、これはストーリーをカットで語るというより、キメキメの絵
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.0

序盤はサイコホラーな展開を見せているので「そういうテイストで行くのか?」と思いきや、あんま関係なかったね。最後まで血みどろホラーで見せてくれても良かったよ、個人的には。
とはいえ、複数の組織の三つ巴の
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炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

3.0

想像していたより面白かった。
若干の80年後半〜90年代ホラーテイストで丁度いい。音楽もジョン・カーペンターやゴブリンみがあってアガるなー。やはりサイキックバトルおもしろい。

イン・アブセンティア(2000年製作の映画)

3.5

どのカットも靄か霧がかかったように見せており、またフォーカスがずれていたり一部分しか見えないような、判然としないカットが多い。その為、他の作品に比べて圧倒的に抽象度が高くなっていてイメージの断片をつな>>続きを読む

スティル・ナハト4 お前がいなければ間違えようがない(1993年製作の映画)

3.5

スティル・ナハト2と連動したイメージ。
そこに更に、他作品にもあるような覗く動作が加わり、かつ初潮のようなニュアンスも追加されより変態性が強い印象に。
やはり、分かりやすい部分もあるので悪くはない。

スティル・ナハト3 ウィーンの森の物語(1992年製作の映画)

2.0

途中ドイツ語での朗読が入っていたが、何言ってるかわからん…字幕くれ…サイレントナイトがどうのこうの言ってたので本題と関係ありそうに思ったのだが…

スティル・ナハト2 私たちはまだ結婚しているのか?(1992年製作の映画)

4.0

面白かった。
シュヴァンクマイエル的なニュアンスがより近いイメージで分かりやすくもある。また音楽も歌詞付き(字幕出して欲しかった)のものになっていてMVっぽさもある。最も観やすい。

スティル・ナハト 寸劇(1988年製作の映画)

2.5

そもそも「stille nacht」って何?と思ったらドイツ語で「静かな夜」とのこと。キリスト教的なニュアンスがあるのだろうか?
しかし作品自体はざわざわと砂鉄が集まってくる映像…どゆこと…

失われた解剖模型のリハーサル(1987年製作の映画)

3.0

行ったり来たりするカメラワークも痙攣的な細かな動きの数々も振り子のようだと思っていたら、まさにそのものだった。
カメラの動きに関しては左右だけでなく、今回は奥行きも見せていたし、フォーカスによる動きの
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

2.5

アクションは相変わらず良かった。最高。
しかし肝心のアクション構成が前作と似ていたのは気になる。最後の決着の付け方とかも「今回もそれなのか…」と少し残念に思った。
またアクション以外の部分が全て蛇足に
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ストリート・オブ・クロコダイル(1986年製作の映画)

3.0

ブルーノ・シュルツの短編『大鰐通り』を基に作られた短編。
使われているモチーフや、小窓を覗くような動作は過去作と共通しているが、より不気味な方向へブラッシュアップされているし、カメラに動きが出てきてい
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ギルガメッシュ/小さなほうき(1985年製作の映画)

4.0

キャラクター造形のデザイン性、アヴァンギャルドさは加速している。ビジュ爆発。
悪夢的ピタゴラスイッチも良い(後半のシンプル暴力とクライマックスの煽り運転には爆笑した)。

ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋(1984年製作の映画)

3.0

『人工の夜景』に比べるとだいぶポップな印象だし、わかりやすくバカかわいい。途中、箱の中身は何だろなゲームしてますか?バカかわいい。