nobu0326Jさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.8

砂上の楼閣の住人ジャスミン( ケイト・ブランシェット)が青くなってしまうお話。
うまい話には背を向けろとは言うもののなかなかできない残酷な現実。
多かれ少なかれ現代人が陥っている身の丈より上の生活にど
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嘘八百 京町ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.8

騙し騙されの現の世のお話。
軽〜く観れるかなーと思って鑑賞開始。
前作よりも振り幅が膨らんでいる感じでしたがやはり軽〜く観れました。
中井貴一と佐々木蔵之介のこの二人のコンビがなかなか良くてしばらく続
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透明人間(2019年製作の映画)

3.7

怯えるセシリアが逃げ、エイドリアンが追いかけるお話。
朝の3時41分重低音が響き渡り何かとても気持ちの悪い始まり方。
今までにない粘着質の透明人間に驚いたのもさることながら重低音の音楽と見えない透明人
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.9

様々のことは横に置いといて純粋に鑑賞。
二人でいちゃいちゃと週末を過ごすはずのニューヨークであれやこれや起こってしまうお話。
オールドジャズボーカルでゆっくりスタート。
雨に煙るニューヨーク。
これは
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鉄砲玉の美学(1973年製作の映画)

3.7

この頃の日本映画を見ると歴史検証的に見てしまう。例えば当時の酒・煙草の値段レッド500円。ホワイト1000円、ジョニ赤5,000円、ジョニ黒10,000円。ハイライト80円、セブンスター100円、ケン>>続きを読む

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.8

悪事を成して良い目を見るという事は長くは続かないというお話。
いくらリーマンショックとはいえこれはひどい。
スケベ根性丸出しの男どもと虎視眈々とお金を狙う女狐達との騙し騙され振り振られのどっちもどっち
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.0

ゆったりとして不思議な時間の流れに満たされるお話。
ガッチャマンの歌を歌える人に悪い人はいない。正解!
幸恵さんのいらっしゃいは見応えがある。正解!
エンディングは井上陽水Crazy Loveこれまた
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マーシャル・ロー(1998年製作の映画)

4.0

アメリカ国内において軍隊が動き出し、戦車が街を駆け回りミサイルがビルに放たれるお話。
2021年の今、アメリカは大きな分岐点に立たされ映画の世界ではなく現実の世界で民主主義の存亡が問われ、先人が勝ち取
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.9

3人の大人と3人の高校時代と2人の娘達のお話。
とても面白かったです。
スタートからいきなりこれはないだろと思いながらの鑑賞開始。
中山美穂と豊川悦司が出てきた時にはラブレターの続編かと一瞬戸惑い、
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.8

園子(蒼井優)と哲雄(高橋一生)の愛の物語。
哲雄を演ずる高橋一生の見事さ。
きたろう、渡辺えり、ピエール瀧の面々のピタリとはまる演技の素晴らしさ。
蒼井優の瞳の儚げな美しさ。
哲雄のラストの台詞がと
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.7

顔面白塗り、口紅がド派手で何だか知らないけどやたら強いジョーカーの元カノのお話。
ゴッサムシティーだと思うのだがやたら明るい色調で目がチカチカしてくる。
ペットは可愛いいハイエナのブルース? 
どこま
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メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

3.6

男たちが女に吸い寄せられドタバタするお話。
主人公はずーっと前髪が立っているのかと思っていましたがさにあらず。
その理由が分かり唖然。
キュートで細くてマイケルジョーダン並みに手が長いとにもかくにもキ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

高校生活最後の一夜の出来事。
どこかで聞いたことのあるフレーズ。
真面目一辺倒で高校生活を送ってきた二人の女の子、もっと早く気づけよと思いますが卒業式の前日にやり残し感いっぱいになってしまい卒業パーテ
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.8

暗く寂しい日本海のような孤独で散々な人たちが分断されて堕ちて堕ちて光が見えず、もう何とかしてやれよ、と思いながらの鑑賞。
普通の生活が一番、普通の生活って何なのかと思うがつまりは飯を食って時に泣き時に
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AI崩壊(2020年製作の映画)

3.6

2030年の日本、AIのぞみによる監視社会の恐ろしいお話。
来るべきというべきかもうすでにかかる状況にあるのではないかと背筋が寒くなりながらの鑑賞ではありましたがなかなかに見ごたえがありました。
我々
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天空の蜂(2015年製作の映画)

3.7

父と子と原発のお話。
どちらも重要なテーマ。
父と子はラストショットを見る限り充分満たされてきたというのが伺えたのではないかと思います。
さてもう一つの問題、本日現在日本の原発54機中玄海3号・4号機
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.8

なんかふわっと騒々しい学園モノが始まってしまった感じであっちこっちいっちゃってるような噛み合わない会話で何をどうしたいんだろうなとぼーっと見ておりましたところ、鹿野役の桜井日奈子のドタドタドタドタ走る>>続きを読む

ビートルズと私(2011年製作の映画)

3.9

ビートルマニアによるビートルマニアのためのビデオムービー。
All You Need Is Loveの衛星放送の時のスタジオに集まったメンバーのなんと素敵な事。
60年代は薬をやって女の子に囲まれてい
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コンドル(1975年製作の映画)

4.0

闇に蠢くCIAのお話。
今も昔もやっていることは同じなのかCIA。
利権に群がるハイエナのようなCIA。
謎に包まれながら事態の本質を見極めようとしているロバート・レッドフォードとフェイ・ダナウェイ。
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.3

脳のお話。
大好きなスカーレット・ヨハンソンの作品なので鑑賞。
脳活用率30%あたりでちょっと辛くなり始め80%越えあたりからはただただ呆然と画面を見続けるしかなかった映画「ルーシー/LUCY」(20
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.0

賞金稼ぎのジャック(ロバート・デ・ニーロ)がマフィアの金をすくめてしまった賞金のかかった男を護送するドタバタ珍道中のお話。
アメリカではこういう賞金稼ぎが存在するのですかね。
タバコをとにかく吸いまく
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パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

3.9

四話一気に見てしまいました。
肩肘張らない、でも背筋はピンと伸びている小林聡美さんはいつ見ても本当に気持ちいいです。
いつもながらの出演陣が付かず離れずのなんとも絶妙な距離感を保ちつつ普通の日常と思い
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

2.9

潔癖症の強迫性障害の殺人鬼のお話。
光の反対側の闇に導かれ破壊されゆく脳細胞を持つ男ジャック。
ピアノ演奏とデヴィッドボウイの Fameにノッて救いを求めるでもなく、めったやたらとくどくどしい説明を繰
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.8

世のため人の為になっていないと考えた青年がやっぱり生きることにしたお話。
自殺を試みるも十回も失敗を繰り返し英国暗殺者組合に殺しの契約を交わすのですが暗殺を頼む方も頼まれた方もなにやかにやのしがらみま
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.9

アイネクライネナハトムジークはモーツアルトの小さな夜の曲。
ということで本作、仙台での人と人との出会いのお話。
ボクシングの試合でウィンストン小野が勝った。
その時から勇気と希望と元気の波が皆をつつみ
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.7

ひとよの出来事によって罪人を持つ家族になってしまったお話。
ひとよは人よではなく一夜なのですね。
峠を越えたらまた峠。人生山あり谷あり。とかなんとかの軽口はさすがに言えないどんよりと胃に違和感がつもっ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.9

頭の先からつま先までなんともおしゃれ感満載なパリのお話。
唖然、呆然、無感覚、生気なしといきなりキャシーベイツに言われる主人公のギル(オーウェン・ウィルソン)がオールドプジョーに乗せられて夜のパリの街
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

孤独な愛を貫こうとした数学者石神(堤真一)と友達思いの物理学者湯川(福山雅治)との実に人間臭い静かな頭脳バトルのお話。
石神を演じる堤真一の抑えに抑えた見事なまでの怪演は流石。
謎解きを進めるにしたが
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FLOWERS フラワーズ(2010年製作の映画)

3.9

命を繋ぐ女性たちのお話。
昭和11年、薫ってくるようで優美な精神美の象徴、桜の花の蒼井優。
平成21年.変節、移り気、家族団欒の象徴、雨に煙る紫陽花の鈴木京香。
気取らない優美さの象徴、椿の花の広末涼
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.3

嗅覚が優れているので税関で働く異種異相の主人公ティーナと異種異相の旅行者ヴォレのお話。
北欧の謎めいた民話のような展開にかなり気持ちがわるくなりました。
お二人の絡みがザ・本能的でただただ凄まじ。
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

なんかゆる〜くて乾いてガサガサで我儘なのにゆらめき感が羨ましくもあるテルコ(岸井ゆきの)とマモル(成田凌)とお友達のどうするんだい君達的お話。
物理的要因でもなく時間的要因でもなく自らすれ違いさせてこ
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.9

閉店と光のお話。
最後に銭湯に行ったのはかれこれ43年前になります。
初めから何か声が小さくぼそぼそしていて人物の姿も少し遠く全体にぼーっとしているなと思いながらぼーっと見ていました。
エチオピアあた
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

これは今まで見た映画とは違うような感じがする韓国の3組の家族のお話。
コミカルでありミステリアスでありヒューマンチックでありそして残酷なまでに格差社会がリアルに描かれている。
とにかく目が離せない展開
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.0

家庭教師吉本勝(松田優作)と生徒沼田茂之(宮川一朗太)とのバトル十番勝負と家族の揺らめきのお話。
二人の会話するときの距離が近すぎて非常に良い。
家族の表情が見て取れて非常に合理的な横一列の家族の食事
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.8

原題ENTER NOWHER(どこにも行けない)出口なしの世界に引き込まれるお話。
森に迷い込んでしまった男女2人。
なんとかしようとしているのだがだんだんと何かおかしい雰囲気に包まれる。
さらにどん
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.9

殺人犯などの悪人を科学的治療で善人へ矯正してしまおうというお話。
何やかにやで45年ぶりの鑑賞です。
当時はモザイクだらけの画面を目を細めて(当時は目を細めるとモザイクが消えると信じられていた)想像力
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