西部・ワイオミングの片田舎のカウボーイ同士の同性愛を描く今作が、保守的な価値観に対する相当にチャレンジングな作品だったことは間違いない。カウボーイの登場する西部劇というフォーマットはその歴史を通して、>>続きを読む
ルート66にまつわる映画の中でも1番好き。
アメリカンノスタルジー大爆発で見ていて気持ちがいい。
アクションはしょぼいし、デッカルドは頼りないけど、原作でも映画でも1ジャンルを築き上げた新古典的な作品だけあって、設定や世界観、どれを取っても引き込まれる。
パンデミック系はこれが初めてだったけど、楽しめた。特にジュード・ロウの胡散臭さが秀逸で、いざこうした状況が現実になった場合この手の人間が現れる可能性は気に留めておかないといけないよな、と。
21世紀前半のAI革命後の設定という公開当時の気分を反映した世紀末感だったり、数多のサイバーパンク作品からの引用などストーリーを支える世界観が強固で、どっぷりと浸れる。SFが好きなら何度でも見返したく>>続きを読む
か弱いホビットと見掛け倒しのドワーフが常にオークに追跡されてるという設定で、ロード・オブ・ザ・リングよりスリリングだった。
こんな世界の運命を全て託されるようなミッションが、すべてアメリカ人によって、アメリカの設備を使って遂行される理由がわからん。
世界を守るのはこのアメリカだ、とでも言わんばかりの自意識が見え隠れしすぎて>>続きを読む