nさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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スタア誕生(1937年製作の映画)

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面白いのが、ヴィッキーについては映画の撮影シーンとかはほとんど用意していないんだよね。
特に後半はほとんどノーマン・メインがいかに落ちていくかを扱う。ヴィッキーが「いま現在いかにスターか」については描
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戦慄の絆(1988年製作の映画)

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いやぁ、ほんとうにクローネンバーグの映画は美しいですね。
画面の美しさだけで観れてしまう。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

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予告ではほとんどあの世界の静止場面が使われてたので、けっこうファンタジーな話かと思ってたら、実際は気をてらわない、真っ当なドラマだったので驚いた。

お互いのおしっこ見合うとことか普通に良いよね。

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

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これはイイ...!!

チョン・ジョンソの力の抜けたナチュラルな佇まいがもうチョー魅力的(これがイ・チャンドンに見出された実力か)。
シンプルに惚れてまうやろっていう。

セリフもすごい聞いてられるし
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TELL ME hideと見た景色(2022年製作の映画)

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ああ、『ボヘミアン・ラプソディ』ありきの企画なのね...っていう。

X エックス(2022年製作の映画)

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ババアの性欲が物語のドライブになるっていうのは新しいのだが、新しいのはそこだけで他はわりと普通のスラッシャーで、それなら90分くらいでやってくんねぇ?って思っちゃった。
面白いことは面白いのだが、10
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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もう最の高だった。
長いことは長いが、圧倒的に観てられる。

こうやってちゃんと「顔」を捉えられる人がいかに少ないか。同時に引きの画もあり。その引きと寄りのバランス。

冒頭、体育館に入ってから写真撮
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初仕事(2020年製作の映画)

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いや、才気よ。
なにより、もうスタイルが出来上がっている。

今年観た中では1番か2番かって感じで良い。
平日昼の14時回とはいえ、これが観客4人でいいのか。ダメだろ。もっと才能について騒がれていい作
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大日本人(2007年製作の映画)

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15年経ってめちゃめちゃ観れる映画になってるという。面白かった。さすがやな。(凡庸な方向に行ったしんぼるとR100は見直してもたぶんダメな映画っていうのは変わらないと思うのだが)

当時、やっぱ所詮コ
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イントロダクション(2020年製作の映画)

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いいのか悪いのか、正直なところよくわかりません。というかいい悪いから離れたところにあるっていうか。それこそがオリジナリティってやつなんだろう。

あなたとのキスまでの距離(2013年製作の映画)

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中身は邦題が指すようなラブリーな感じではない。

大好きなマッケンジー・デイビス目当てに。

バチバチ割るドキュメンタリー的な捉え方の撮影方法とかは悪くない。ゆえにけっこう観れるんだが。

劇伴の音楽
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さすらい(1957年製作の映画)

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やっぱりアントニオーニはたまらんねぇ。

多用される「奥に人ポツン」のショットは、最後の最後、物語の終わりとともにもやはり用いられ、その最後のショットにおいて一番効果を発揮する。さすがや。

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

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最近こういう「"リアル"の名のもとのただの下品」が増えてないか?
すごくよくない風潮だと思う。
(これはおそらく10年前くらいに『恋の渦』を観て影響受けた人間たちが、時間が経っていま自分で映画を作れる
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

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基本的に「映画作り楽しい」って話はそれだけで観れてしまうのだが。

小栗旬のキャラクターが最後までよくわからない。なんであんなに虚無ってるのか。最初は無理矢理なんらかの理由で監督を「やらされて」いる人
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踊ってみせろ(2013年製作の映画)

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これは良い。

よくあるっちゃよくある、ミドルで淡々と見せる系。このタイプの演出、特に自主では単なる間延びに陥りがちなんだが、この映画ではそこも抑制されていて、素人っぽい俳優ながら、かなり演技も馴染ん
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峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

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なんとなく良さげと思って行ったらまぁなんとなく悪くはなかったという。ミドルショットで役所広司がじっくりしゃべるとこがほとんどだが、すごい観てられる。

長岡城奪還シーンはさすがにアガる。

ただ、それ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

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これは久しぶりの脳汁映画。観終わったあと、優れた映画を見た時に起こるあのジュワーっと気持ちの良い感覚に満たされる。

とはいえ中身はまったくそういう雰囲気の映画ではない。

相変わらず「シンプルで強烈
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怒りの日(1943年製作の映画)

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ここでもやっぱり男はいらんことしている。
ドライヤー特集、これで4本コンプリートしたのだが、その中では一番好きかも。

なにより脚本もわかりやすい展開で、しっかり構成されている。つまり前半で魔女裁判の
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奇跡(1954年製作の映画)

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かなり正面から神への信仰についてが描かれるので少し面食らうのだが。

パン+カメラ自体の移動で画面を作っていく(そう考えるとバチバチ割ってカットも凝った『裁かるるジャンヌ』とはかなり大きくスタイルが異
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歩道の終わる所(1950年製作の映画)

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意外とそこまで"黒い"方面には行かないんだなっていう印象。

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

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『ゲアトルーズ』でもそうだが、男どもが徹底的に愚かで醜く描かれていて、このドライヤーの男性像にはけっこう共感する。男は基本的に余計なことしかしないものだ。

ラストの焼かれるジャンヌと民衆の暴動とのカ
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ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

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ミニマルなシーン数とカメラワークで展開していく。
結局こういう地に足ついたシンプルな恋愛関係をもとに人生哲学展開していくタイプのが一番観れる。「関係」だけがあって「哲学」の部分がなってない作品がほとん
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プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

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『デスプルーフ 』観てからこれを観ると、ロドリゲスの才能の無さが...。

辻占恋慕(2020年製作の映画)

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結局、愛している、離したくないという感情によって自分たちが積み上げてきたものを自らぶち壊してしまう男の感情についての映画、つまり恋愛の話がやりたいのか、それともアーティスト残酷物語がやりたいのか、けっ>>続きを読む

街の灯(1931年製作の映画)

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初めて観た。
有名なラストだが、どっちとも取れない微妙な落とし方なことに驚いた。なんか、心温まるヒューマニズムな感じだと勝手に思ってたのだが、違った。
調べたら、解釈が真っ二つに別れるようだが、個人的
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

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題材的にいけるかなと思ったが、やっぱこういうハイコンセプトっぽい邦画、ダメだ。どっかで嘘っぽさを感じてしまう...実体験が元になってるこの映画はまだマシな方だが。それでも笑いの取り方とか、キャクターで>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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面白かった〜。
なんかもう普通のものに飽きてしまった人が作るものはやっぱり観てて飽きないやね。観てて飽きないってけっこう全てだったりするからね。

沈黙(1962年製作の映画)

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なんというか、人はやっぱり一人で死んでいくんだっていうことを考えさせられるというね...。たとえ家族が近くにいてもね。ツライね。

ベロニカ・フォスのあこがれ(1982年製作の映画)

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小津みたいなローアングルでの移動&パンが印象的。
カットバックも、相手の人物の体をナメての下からの画が多い。

残酷だ。