にしやんさんの映画レビュー・感想・評価

にしやん

にしやん

あんのこと(2023年製作の映画)

4.1

非常に重たい内容なだけに、面白かったとはいえないけど、このような現状が日本にあることを知っておくという意味で、みんなに見て欲しい映画。
こんな状況で自己肯定感なんて持てるはずが無く、、
やっと光が見え
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息もできない(2008年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

SNS上でおすすめに出てたので鑑賞。
これは2度と見たくない、、
なんて辛く重い話なのだろう。
殴られるやつは殴られる痛みを知らない、まさに因果応報な結果だったな。
こういう方たちは小さい時に愛情を受
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.1

なんだかんだ初めて鑑賞。
時代を超えても名作と言われてる作品はやはりいい。
人の優しさや温かみを感じるし、最後の歌唱シーン良かった。
新しく何かをするときは異端なんだけど、それで評価された時の喜びは半
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関心領域(2023年製作の映画)

3.7

気になっていて鑑賞。
平凡な日常の隣には残虐な恐怖。
黒い煙が上がっている横で何事も無く暮らしている様がゾッとする。
個人的にはホラー映画より不気味でゾッとした。
直接的なシーンは一切描かれてないが、
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

前から気になっていてやっと鑑賞。
これアカデミー賞なのすごいな。
ホラー映画初のアカデミー賞とのこと。
凶悪事件を前に視野が狭くなる若手FBIの練習生に対し、対話を用いて解決に導いてくれるレクター。
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.8

漫画で先に読んでたこともあって、大筋は把握してたけど、絵が綺麗すぎて驚いた。
あの時部屋から出さなければ、という後悔が主人公自身にあるとは言え、間違いなく一緒に漫画を描いていた、あの時間や情景はとても
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オットーという男(2022年製作の映画)

5.0

タイトルから嫌煙してたけど大きな勘違いだった。
人間関係において不器用で心を閉ざした男と、それぞれ何かが欠けてる住人たち。
ある住人の引っ越しが転機となり、徐々に閉ざしていた心の雪解けが始まる。
不器
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.2

前評判もかなり高かったので、楽しみに鑑賞。
タイトル通り解剖云々かと思いきや、かなりリアルな描写が多く、驚いたが生々しくて良かった。
空想を事実とでっち上げて裁判するところとか、ニュースでの伝え方、人
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.4

最近ドラマばっかだったので、久々に映画を。
綾野剛にハマっていることもあり鑑賞。
正直に言うと前半はかなり面白かったが、後半にかけて尻窄んだ感が自分はある。
出てくる役者の演技力はものすごく高いんだけ
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

2.5

ずっと都合良すぎない??て思ってしまった。
やはりこの手のSFと自分との相性が良くない気がしてる。
あとカメラワーク酔いそうになるな。

市子(2023年製作の映画)

3.9

やっと見れた。
これは切なすぎる。
本人は1ミリも悪くないんだけどとんでもない十字架を背負った感じ。
それでも逞しく生きる姿がそこにあったと感じる。
なぜ最初失踪することになったのか、最終的に点と点が
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

4.0

お勧めされて鑑賞。
日本版は見たことないので、比べようないけど、これめちゃくちゃ面白い。
単純なストーリーかと思いきや、意外とどんでん返し的な要素やサスペンス要素、伏線があって楽しめる。
タイトルで嫌
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.8

テンポもいいしストーリーもいい。
コメディタッチなんだけど、くどさもないしとても見やすかった。
愛は与えるもの。
不器用な少年と優しいヤクザの関係性が見てて心地いい。
最後の「紅」が響いたし、劇中の選
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パレード(2024年製作の映画)

3.0

暖かいいい映画だった。
難しいかもだけど、後悔なく1日1日を生きたいなと感じさせる作品。
死んだ後にあんな世界が広がってたら、良いのか悪いのか分からないけど、後悔無くあっちへ行けるという点では幸せかも
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正欲(2023年製作の映画)

2.5

見る前からハードルを上げてしまっていたが為に、個人的には期待外れだった。
普通とは何か、性癖等のフィルターを通して描かれており斬新な切り口。
普通とは何か、何が普通なのかテーマがテーマなだけになかなか
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

この手の映画はあまり見てこなかったけど、アメリカらしさ全開のカーアクションと、選曲が良くてしっかり見てしまった。
現実離れしてるけど、やりすぎてない感じでその塩梅も見事。
ストーリーも良かったし、アク
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.8

正月にWOWOWにて放送していたので、録画視聴。
初めて見たけど、見た方がいいなこれは。
3時間半があっという間。
それに1997年制作なのに、現代でもここまで色褪せず圧倒されるのすごい。
そしてこれ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

暖かい、生きづらい、世知辛い、この映画に全て詰まっている。

人間全てに関われるほど器用じゃない。
逃げることも大事
勇気ある撤退という言葉があるように、逃げてこそ次に挑戦できる。
立ち向かうことだけ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

今年もあと1ヶ月と言うタイミングで、今年1の映画に出会った。
なんなら今まで見た中でもかなり上位に喰い込む良さ。

①自分も不完全で、相手も完璧なんかじゃない。
お互いの存在価値だ。
それを受け入れる
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

阿部サダヲがハマり役すぎた。
残虐性を持ち合わせてる人って、よくインタビューでそんなふうに見えなかったっていうのを聞くけど、実際そうなんだろうなって。
殺人してるのに、真っ当な感じで話しかけてくる阿部
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.0

有頂天ホテルみがあるストーリーで伏線回収のオンパレード。
何も考えずに見れる点やハラハラせずに見れる点はとても良かった。
結婚式までのリアルなところまで映してるのがバカリズムっぽい。

怪物(2023年製作の映画)

4.8

そもそも関わっている人が豪華すぎる。
そして後半にいくにつれて伏線が回収されていく様がすごい。
内なる思いなのか色々考えられるけど、怪物とは周りの人間につねに仕立て上げられてるものだなと感じる。
みん
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

映画を見ながらこのシーンはこういうことだったのかな、とか考察を張り巡らして見てた。
言語化するのが非常に難しい映画だけど、感じることは何かあるはずなのでまずは見て欲しい映画。
いい映画は見終わった後に
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罪の声(2020年製作の映画)

3.5

とてもハードな内容だった。
とはいえ実際にもこういった事件で明るみになっていないのがあるはずで、これを映像にしただけでもかなり勇気のあることだったのでは。
出演者全員の演技も上手く、あっという間の2時
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.5

事実は小説より奇なり
これに尽きる映画だった。
バラバラの出来事が点と点で繋がっていく様子が痛快。
出てくる演者たちも演技派が多く、あっという間に感じる2時間だった。

母性(2022年製作の映画)

3.0

この世には2種類の女がいる。
『母』と『娘』。
まさにこの映画はこれが全て。
非常に重たい内容だったし、題材だった。
母性とは後から学習してついてくるもの、だとなんと無く思う、そんな映画だった。
しか
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

なかなか面白い映画だった。
ほろ酔いぐらいが何も恐れず行動できるのは分かるけど、それをじゃあやってみようっていうことで実験するの最高にくだらなくて好き。
まぁ何事もやりすぎは良くないってことよね。
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.9

全てが暖かい。
お互いがお互いに人に対して期待してないから、この距離感なんだろうなって。
それが心地よく見れる。
いい意味でハラハラしないで見れるので
やはりこの人の作品はいい。
あと有村架純はやはり
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.0

出てくる人みんな美で画になる映画。
ただ解説見ないとちょっと??てなることが多かった。
あと劇中で夫婦を演じるこの主演2人は、実際の夫婦というところがすごいし、キューブリック監督の遺作だったりと話題性
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さがす(2022年製作の映画)

4.5

本当によくできた作品。
出てる人みんな演技が素晴らしくて、久々にのめり込んだ。
もう一度見たいかと言われたら、内容が重いので見れないけど、見た後の衝撃が途轍もない。
誰も救われないし、見るには勇気が必
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

2.5

共感出来るところもあれば、そうじゃ無いところもあるけど、共感できない部分の方が多い気がした。
うまく生きていけない、生きるのが下手でも懸命に生きる。
そして生活は続くって感じの映画だった。

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.8

2022年最高の一本と言うべき映画。
とても心暖かくなるし、トムハンクスの演技が素晴らしすぎる。
大事なのは会話。
面と面向かって腹を割って話すことの大変さや小っ恥ずかしさゆえに、ついつい会話を省いち
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街の上で(2019年製作の映画)

3.8

いい意味でハラハラしない、いい映画でした。
日常と非日常の狭間のようなストーリーだった。
こういう世界もあるんだろうな〜と思える妙なリアルさが良かった。
出てくる人みんな綺麗だった。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

やっと見れた。
ずっと続いていた気持ち悪い違和感。
伏線が随所に散りばめられており、鑑賞後はスッキリ?とまではいかなくても納得はする。
サイコサスペンスというべき作品。
序盤の曲とタイトルロゴが活かし
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

前向きになれるホラー映画というある意味奇妙なストーリーだった。
監督はパノラーマルアクティビティを撮影した監督らしいけど、作風の変わり具合に度肝抜かれる笑
とてもいいストーリーだったし、ホラーだと思っ
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レイディオ(2020年製作の映画)

3.0

電車男のラジオ版ではないんだけど、すごいニッチな層だけにハマる人とそうでない人の差は激しそう。
深夜ラジオは学生の頃から聴くことあるけど、ありがちな設定と掛け合わせて、映画にしようっていうのは斬新だと
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