Hachiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020年製作の映画)

3.8

ファッション写真の力は女性像を提示すること。時代の気分をキャッチして新しい価値を作ること。ストーリーを語ること。
センセーショナルな表現に至る背景や作家の人となりを知ることができて、学びがありました。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

一度に全て理解するのは難しかったけれど、映像も俳優陣もとにかく格好良かった。
時間の話は哲学の話にもなってくるから面白い。壮大な時間軸が繋がったときの感動といったら。
ストーリーを筋道立てて説明しろと
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.5

あのキザなセリフ回しが似合ってしまう若き松山ケンイチが魅力的すぎた。
一部はもう無くなってしまった早稲田文学部キャンパスのノスタルジックさよ。

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.0

久しぶりに。
ずっと怖い夢見てるみたいな映画。不気味できれい。ワンシーンワンシーンが印象深い。
スチールはアラーキーだったんだな…。

来る(2018年製作の映画)

3.0

ほかの中島哲也作品に比べると感動が薄かったけど、俳優陣はさすがだった。
ただ怖いだけなら良いのだけど、お祓いとか出てくると興ざめしちゃうのはなぜだろう…

劇場(2020年製作の映画)

2.8

主人公が完全に又吉。

男女どちらの気持ちもわかってつらい…。
こんなに深く全力で人と関わることってこれから自分にはあるのだろうかと思ってしまう。

ナルシスティックなモノローグには始めこそ違和感を感
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.2

貧困と共依存。出口のない狭い世界。しんどかった…。

キャッチコピーの、「すべてを狂わせるこの女」って言葉にクエスチョンマーク。
ファムファタールがテーマじゃないと思ったし、「この女」が全ての元凶かと
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.0

キャストがすごい豪華だったし演技も良かった。

英語の発音がちょっと気になったし海外のシーンがちょっとチープだったけど、生徒が次々追い詰められてくシーンはさすが三池崇史。こういうのって死に方のバリエー
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

本が売れるためには主人公を結婚させざるを得なかった、っていう気の利いた結末、良かったな。

現代っぽいフェミニズムといえばそれまでだけど、女性のどんな生き方も考え方も肯定してくれる映画だった。

最後
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.5

ミア・ファローの魅力全開。ファッションもいちいち可愛いし喋り方も少女っぽくていい…。ベリーショート似合う。60年代の雰囲気も最高。
ザ・ホラーな展開を予想して見てたらそうでなくて、何が現実で誰を信用す
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.5

あとからじわじわと胸が締め付けられました。
平凡で飾らない姿でいることのすばらしさ…

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

西川美和は、劣等感とか人間の弱い部分を描くのがうまいなあ。
ダメな大人たちが愛おしく見える。少し心が洗われた気持ちになる。
「人生は、他者だ」ってどういう意味かな。

永い言い訳というタイトルをつけた
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.8

最後の面会室、役所広司の顔とガラスに映る福山の顔が重なり合いながらの会話シーンすごく強かった。役所広司に同化していく福山。
そして極めつけの台詞が、
あなたは、ただの、器。

三度目というのは、自分を
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.4

用例採集という考え方がとても面白かった。
言葉の意味を考えるというのは、そのことについて深く知り体験すること。生きた言葉を知ることは、その時代を生きる人のマインドを知ること。言葉について考えると、体験
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.0

出てくるキャラクターの性格がどれもあまり好きじゃなかった。
ウエディングドレス着てはしゃぎながら飲み食いしたり一緒に寝たりする女子2人というのが、いかにも岩井俊二〜好きそ〜と思った。

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.0

インタビューシーンは、映像でしかできないことをやって原作の破壊力に対抗したかったのかな。

蟹工船(2009年製作の映画)

2.8

好きな人沢山出てたのに残念な仕上がりだった。

もっと時代背景とか労働環境の醜悪さをリアルに描いて欲しかった。
エンターテイメントにしようとしすぎなのか大事な場面の大事な台詞が安っぽかった。

エンド
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.9

壮大すぎて気が遠くなったから、もう一回スクリーンで見たいな。
次元を超えた世界を映像化したのがすごい。

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.1

サイコサスペンス的なのを見たくて鑑賞。

とにかく暗い。暗くてじめ〜っとしている。
のに、見入ってしまうし、進むにつれどんどん引き込まれたし、最後の公開精神鑑定シーンはスタンディングオベーションしたい
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自殺サークル(2002年製作の映画)

2.2

なぜ見てしまったのだろうか…わかっちゃいるのに見たくなる園子温作品…
もう園子温の好きなもの詰め込みまくった感じで園子温だなとしか言えない…

冒頭のシーン撮りたかっただけでしょってレビューがあったけ
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

田舎町の閉塞感とか、貧困とか、そういう背景も母の心情の描き方もすごく丁寧で素晴らしいし、サスペンスとしても見応えあるし、さすが。

あれがウォンビンだって知らずに見てたけど、無垢で綺麗な目とかその中に
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(2016年製作の映画)

2.2

全体的にずっと不穏だった。
音楽の違和感がすごくてこわかった。どういう気持ちでこの曲を聞けばいいのかという感じだった。音楽だけじゃなく、色んなものをわざと散らかして、どうだ!って言ってる感じ。

演技
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.4

安定感のある大人は何歳になってもかっこいいなあ。ロバートデニーロ素敵な歳の取り方してるな。

快盗ルビイ(1988年製作の映画)

3.6

とにかくかわいい。
キョンキョンかわいい。仕草もかわいいし、ファッションがかわいい。チャーミングという言葉がぴったり。この歳で表現できる自分の魅力を全部詰め込んだって言ってた。
キョンキョンの部屋のセ
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.5

もう初めから終わりまでずっと泣いてたし、クライマックスは嗚咽するくらい号泣したし、今思い出しても胸がくるしい。最高。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかくすごい!すごい!というレビューばかりだったので、とても期待して観ましたが本当にその通り。

まずカメラワークがすごい。不安になるのを超えて気持ち悪くなる。(車酔い的な意味でも)
序盤、車を後ろ
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